魔法使いの嫁 41話のネタバレ&感想になります。
第41篇 As you sow, so shall you reap.
内容ネタバレ
カルタフィルスと共に目の前から姿を消したチセを
追いかけようとしたエリアスだったが
丘の防人であるスプリガン達によって行く手を遮られていた。
怪物のようなおぞましい姿へと変貌しながらも先へ進もうとするエリアスと
スプリガンは相容れずスプリガンもまた巨大化して押さえつけようとした次の瞬間
ここにはいないはずのティターニアが姿を現していた。
スポンサーリンク
ティターニアはチセが彼の元から去った事を知っているようで
エリアスにお前は人間によく寄っているのに
愛し方は私たちのそれなのねと哀れむような表情を見せていた。
そこへさらにオベロンまでもが姿を現し
追いかけるなら力を貸そうと声をかける。
そして次はもう逃げないように外に出してはいけないよ?と告げる二人に対し
エリアスは自分の考えが彼らと同じである事に気づく。
あの子は僕のどんな姿を見ても怯えなかったが
僕の考えは彼女にとって許しきれないことだったんだと。
その上で怪物のままじゃあの子が戻ってこないなら
僕はもう怪物になってはいけないんだと語る。
ティターニアとしてはそれがどうしてダメなのか理解できず
貴方だけが愛し方を変えることに首をひねっていた。
エリアスもそれについてはわからないと応えつつも
チセがまた僕に触れてくれるためには
僕は僕のやり方を見直さなきゃいけないだということは理解していた。
ルツもチセに拒否されているのか傍にいけず居場所が分からない状況の中
ティターニアは憐れみをやめることのできない償いにと力を貸し
お前の番を迎えに行きなさいと告げるのだった・・・。
アンジェリカやサイモンが何か見られているような寒気を感じた頃
アリスにもまた同じような現象が起きていたが
そこへヒト使いが荒いと文句を言いつつウィル・オー・ウィスプが姿を見せ・・・!?
スポンサーリンク
一仕事を終えたマリエルが同様に寒気を感じた次の瞬間
彼女の後ろにピュリスが姿を見せていた。
影を飛ばしていると告げたピュリスはあの客人に何を教えたのかと詰め寄り
我々は決して人に仇なしてはならないという掟を忘れたかと問いかける。
私は何もしていないというマリエルにさらにお前の見知らぬところで
失われる命があると知っていてそういうのかと更に詰め寄るピュリスだったが
マリエルはだだをこねるかのようにいつだって誰かを助けて貧乏くじを引くのは貴方で
心配する私たちのことなんておかまいなしだと言い放つ。
そして私は貴方が嫌がるからやらないだけだとして
見ず知らずの人間なんて心配しないで
もっと自分を思いやってと涙を流していた。
そんなマリエルに対し思うところがあったのかピュリスは
己のみが寂しいと思っているならまだ子供だと話し
きちんとやるべきことをしてきなさいと告げその場を後にするのだった。
スポンサーリンク
一方、カルタフィルスと共に消えたチセが目を覚ますと
そこはどこかの建物の中だった。
傍に倒れていたステラの無事を確認したチセは
カルタフィルスからの呼びかけに従いステラを連れ彼のもとへ。
久しぶりだと声をかけるカルタフィルスはチセと会うのが墓場以来だと思っているらしく
チセと夢の中であったことは覚えていないようだった。
そんな彼についていくチセは部屋の中にもう一匹の竜の雛の姿を発見し
生きているかどうかを確認するがカルタフィルス曰く
また使う時のために生かしておいたとのことだった。
もう一匹の竜についてチセが関わっている事を思い出し
本当に余計なことばっかりしてくれると皮肉るがまあ、いいやと呟き
君は取引に応じてくれたんだからとチセの顔を手を寄せていた。
しかしその手はみるみるうちに崩れてしまい
カルタフィルスは培養した竜の細胞でもダメだったと言いながら
君の事は保険ぐらいに思っていたけどタイミングが良かったと笑みを見せていた。
そして君と僕は同じくらい強い呪いを受けているとして
君のその人の体と呪いが融合している腕を僕に移植したら
もしかしたらうまく均衡が保てるかもしれないと語る。
チセが改めて欲しいのは私の腕でいいのかと問いかけると
カルタフィルスは自分も君に自分の一部を差し出すとして
そうすれば僕の呪いが移って同じようになるかもしれないとのとことだった。
竜も解放するというカルタフィルスの言葉を信用できないチセだったが
信用するしないじゃなくてやるんだよと告げられ
他にどうする事も出来ず彼の言う通りにすることに。
カルタフィルスは拒絶反応が怖いからと先に目玉を交換するとして
徐に自分の眼球を取り出していた。
あまりにもあっさりそれを行なう彼に戸惑いを隠せないチセだったが
生きていないとできないことをやるためならと麻酔もなしに
彼の眼と自分の眼を交換することに。
あまりの痛みに声にならない声を上げるチセだったが
カルタフィルスはチセの眼で見るキラキラした世界に見とれながら
僕らはこの世界で唯一同じものが見えているんだと語る。
そして呪いが馴染んだら腕をもらうと告げたカルタフィルスは
突然君の目に残っている力を借りるねと言い出し・・・!?
カルタフィルスによるものなのかチセは一人
テレビの前にいた。
テレビにはビデオデッキが備え付けられており
近くにある空のケースを見て何のビデオテープなのかと考えていた
次の瞬間ガショという音と共にカーテンが捲り上がり部屋の全貌が明らかに。
その部屋は彼女にとって懐かしく知ってる部屋だったらしく
戸惑うチセだったがそこへさらに買い物から帰って来たのか
買い物袋を携えた母親が・・・!?
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
あまりにも突然の別離からの今回ですが
とりあえず最悪の事態にはなっていないみたいですね。
まずエリアスについてですが動揺からか怪物の姿になってしまっているものの
何が悪かったのか自分で気付いたみたいですし
何とか立ち直ることが出来そうです。
さらにティターニアに力を貸してもらって
チセの居場所も判明しそうですし
こちらについては何も問題はないかなと。
今の状態でチセとあってもお互い微妙な感じになりそうではありますが
それは色々話して相互理解に努めるしかないでしょうしね。
チセの前にマリエルについてですが
なんていうかめっちゃ駄々こねてましたね(苦笑)
それだけピュリスが大事なんでしょうけど
なんていうかああいう子だから可愛がっているんだろうなと。
そんな彼女もピュリスに諭されエリアスとチセの助けになってくれそうですし
とりあえず彼女もまたエリアス達の手助けになってくれそうです。
そしてカルタフィルスのもとへ行ったチセについてですが
なんていうかまさにマッドな感じでしたね・・・。
まあ、死ねない体を持っているわけですから
痛みさえ我慢出来ればいいというのも分からないでもありませんが
いきなり眼球を取り出すとかないわ~。
チセも同じように眼球を取り出して交換しましたが
正直我慢するとかしないとかそういう次元の話じゃない気がします・・・。
とりあえず腕に関しては呪いが馴染んでからということで
次回以降になりそうですが結局
それで解決するのか正直微妙なところ。
どちらにしてもチセは自らの腕を失うことになるわけですが
その辺りはどう考えているのかも気になりますし・・・。
そんな感じで色々気になるところがある中での
母の記憶との対峙になるわけですが
正直カルタフィルスが何を思ってそんな事したのかわからない。
僕は君が嫌いだと言っていることから普通に考えたら
チセにとって一番嫌な記憶を見せる嫌がらせかなと思いますが
どうも違うような気も・・・。
いずれにしてもこれまで作中でちょこちょこ語られてきた
チセの母親が記憶とはいえ本格的に登場するわけですから
どうなるのか色々楽しみです。
私としてはこれを機にチセの過去に関わる呪いが解ければいいなと思っていますが
一足飛びに解決するようなことではないとも思いますので
解決への糸口だけでも解ればいいなと。
第40話へ