魔法使いの嫁 銀糸篇の内容ネタバレ&感想になります。
ちなみに金糸篇についてはこちら→魔法使いの嫁 金糸篇の内容ネタバレ&感想
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Contents
内容ネタバレ&感想
今回発売された銀糸篇は金糸篇と同じくノベル化されていることもあって
あまり内容を明らかにするわけにはいかないので
かなり制限したものになります。
ただそれでもせめてさわりだけでもという形で
感想を踏まえて紹介していきたいと思います。
ウォルシュ家攻防戦 著:東出 祐一郎
いつものように唐突に講義を受けることになった智世はエリアスから
家というものについて説明を受けることに。
家は外と内を区分けする、一種の結界であると語るエリアスは
智世を連れかつて家があったという草むらへ訪れる。
今でこそ姿形もなくなっているが
その家には家事妖精ブラウニーが住んでいたと聞かされた智世は
自分達の家にも一人のブラウニーがいることから気になったようで
エリアスの導きによりこの土地で何があったのかを見ることに。
ーそれは遠い遠い、彼方の記憶。
ー大地に染み込んだ、あるブラウニーたちの話。
といったところで感想に移りますが
今回最初と最後に智世とエリアスこそ出てくるものの
メインとなるのは過去にこの家に住んでいたブラウニーの話になります。
まほよめにはメインキャラクターの一人であるシルキーがいますので
家事妖精ブラウニーもそれなりに親しんでいる妖精ではありますが
今回はブラウニーの中でもちょっと変わった個体がメインとなるだけに
色々な意味で考えさせられる物語でした。
以前原作の中でエリアスが妖精は幸運と不幸をもたらすとかなんてか言っていましたが
それが顕著に顕れていたのではないかと。
まあ、シルキーは幸運しかもたらしていないと思いますが
そういう妖精もいるんだという感じです。
東出 祐一郎:代表作 ゲーム「Fate/Grand Order(シナリオ)」、
TYPE-MOON BOOKS「Fate/Apocrypha」シリーズ、ほか
ナチュラル・カラーズ 著:真園 めぐみ
魔法機構の技師として、自分の工房を構えてからもうすぐ二年になる
キリドは師匠であるカイにある相談を持ち掛ける。
それは自分もそろそろオリジナルの道具を完成させて
名を上げたいため協力してほしいというものだった。
しかしカイは僕よりも、もっと適任な人がいるとして
エルダという師匠の知り合いの魔法使いを紹介されることに。
そんな師匠の言葉を無視するわけにはいかず
いやいやエルダの元へ訪れるキリドだったが
そこでの生活はいつも通りとはいかないようで・・・。
といったところで感想に移りますが
今回はアンジェリカこそ出てきませんが
同じ魔法機構の技師がメインとなる話になります。
途中シリアスな展開も出てきますが
基本的には日常とでも言えばいいのか
ゆっくりとした時間が流れているのでかなり楽に読めるのではないかと。
師匠によって紹介されたエルダがかなりの良キャラクターというのもありますが
私的に今回掲載されている中で一、二を争う良作品だったと思います。
エルダの魔法はかなり綺麗なものらしいので
是非とも原作に登場してその魔法をアニメでも見たいものです。
真園 めぐみ:代表作「玉妖綺譚」シリーズ
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戦場の赤子 著:吉田 親司
1940年、夏。
歴史ある大英帝国はナチス・ドイツの侵攻により
窮地に立たされていた。
しかしもはや風前の灯であるイギリスは
藁にもすがる思いで霊的防衛という禁じ手に着手しようとしていた。
その頃、イギリスには東洋からの観戦武官として
魔法使いG中佐とその使い魔であるフクロウの霧島軍曹が着任していた。
戦場にて魔力で国家間の戦争に加担している禁忌を見た
G中佐は魔力を使用したと見られる人物の元へ
地ならしをして来いと霧島軍曹を送り出すが・・・!?
といったところで感想に移りますが
今回は魔法使いであるG中佐ではなく
その使い魔である霧島軍曹がメインとなります。
使い魔が主役というのはあまり見ないので
なかなかに興味深いものはあるんですが
ジャンルとしては正直分類が難しい。
戦争中ということでミリタリー系なのは間違いないですが
魔法使いというファンタジーな部分が介入したことによって
なかなかに混沌としていますしね。
とりあえず軽くネタバレになりますが
禁忌を破った結果なのかどうにも救いがない結末になりますので
ハッピーエンドが好きな方にはあんまりオススメ出来ないかなと。
まあ、それでもグレムリンやゴーレムと言った
存在が結構登場するのでそれなりに面白かったですけどね。
吉田 親司:代表作「女皇の帝国 内親王那子様の聖戦」シリーズ
「突撃彗少女マリア」ほか
ウォールド・アビーの階下で 著:相沢 沙呼
かつて務めていたお屋敷を
同僚のミスを庇ったことで解雇されたケイティ。
紹介状もなく途方に暮れかけた彼女は
母が以前話してくれたことを思い出す。
もし職場を失うなどして困ったことがあれば
かつて自分が働いていたウォールド・アビーを頼ってみなさいと。
手紙を出すと丁度、使用人の一人が病にかかり親元へ帰っていたことで
空きができているらしく幸運にも雇われることになるケイティだが
ウォールド・アビーのお屋敷には妖精が出るとの噂が・・・!?
といったところで感想に移りますが
今回は妖精などを多少見る力を持つ一般人の女性が
主役となります。
簡単なあらすじでも触れた通りそんな彼女が妖精が出るという
お屋敷で何も起きないなんてことはなく色々なことに巻き込まれるというものでしたが
基本明るい雰囲気で進むので読み進めるのもかなり楽でした。
妖精が見える少女と妖精との心温まるというか
友情?絆?は読んでいてほっこりしますし
最後のほうで分かる衝撃的な事実はなかなかに見所でしたので
是非とも最後まで読んでほしい作品ですね。
ジャンルとしてはミステリー?
相沢 沙呼:代表作「小説の神様」、
「酉乃初の事件簿」シリーズ、ほか
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愛は厄介な尻尾 著:秋田 禎信
多くの猫たちが住む村ウルタール。
いくつもの命を経て知恵を身に着けた猫パルロは
ある時猫嫌いの少年と出会う。
その少年から何故か人間の匂いがしないことに気付いた
パルロはその少年のことが気になり毎日のように様子を窺っていた。
その気がかりもジャスパーからの助言によって解消され
少年を追う理由もなくなってもなお
それでもやはり少年を探してしまうパルロは
ある時少年を巡るトラブルに巻き込まれてしまい・・・!?
といったところで感想に移りますが
今回は原作でも登場した猫の国ウルタールを舞台に
そこで暮らす猫と少年の話になります。
話の中に出てくる猫は基本何回か命を経ているものばかりなので
猫っぽくない部分もありますが
知恵を持った猫がどんな事を考えているのかなど色々な生態が
明らかになるので結構面白かったです。
途中、少年の周りにトラブルが起きてシリアスな展開もありますが
結末も明るいですし気軽に読めるのではないかと。
原作に登場した猫も一部出てきますしね。
秋田 禎信:代表作「魔術師オーフェンはぐれ旅」シリーズ、
「血界戦線 オンリー・ア・ペイバームーン」
アニェラのうた。 著:大槻 涼樹
世界のどこかで快適な寝床で飢えず渇かず安らかに眠る子供たちがいるのだというが
11歳の少女アニェラにはあらかじめそのどれもがなかった。
数日後には生誕祭を迎えるという世の折
ボロボロの厩で生まれ落ちたアニェラは
その厩の持ち主であり発見者でもある、
貧しい農家に命を拾われることに。
しかし何年か過ぎたある日飼っていた家畜が死んだことで
養えなくなりアーカム・ホームという孤児院へと売られてしまう。
孤児院での日々は楽なものではなかったが
冬になると毎年移動式遊園地がやってくる。
その最終日にお小遣いが支給されることで
孤児院の子供たちは毎年それを楽しみにしていたが
ある年の冬、皆が楽しい時間を送るはずのその日に
あるトラブルが発生し・・・!?
といったところで感想に移りますが
今回は全てオリジナルキャラクターによる話がメインになります。
内容についてですが結局最後まで読まないと分かりませんでしたが
ジャンルとしてはホラーになるんじゃないかなと。
のっけからあまりに不幸というか恵まれないアニェラでしたが
この物語はぶっちゃけ最後の最後まで読まないと理解できない難解なものになっていますので
後半の怒涛の展開に頭を抱える人も多いんじゃないかなと。
私自身何回も読まないと伏線やらなにやら理解できませんでしたし
さらっと読むにはちょっとオススメ出来ない物語ですね。
まあ、ジャンルもホラーと言う事で万人に薦められるものではないので
好きな人は好きなんだろうなという感じです。
私的には可もなく不可もなくと言ったところでしょうか。
大槻 涼樹:代表作 ゲーム「黒の断章(企画構成シナリオ)」、
ゲーム「蠅声の王(シナリオ)」ほか
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稲妻ジャックと虹の卵 <後篇> 著:五代 ゆう
修羅場となった劇場から竜の卵をなんとか持ち出したジャックは
その際にあの場から連れ出したジェフリーから
詳しい事情を聞き出すことに。
粗方の背景を聞いたジャックは
仲介人であるデインに竜の卵をすぐに渡すことはせず
ジェフリーとローラを自由にするために動き出す。
再びバロンに手助けを頼み
ローラを監禁していたディーフェンベイカーとの対面を果たし
どうにか解決へとこじつけることに成功するが
突如バロンからきみの事務所が荒らされたとの情報が・・・!?
といったところで感想に移りますが
今回後編ということで銀糸篇にて掲載された前編の続きとなります。
前編の時と同様に主人公である稲妻ジャックが
事態を収拾するためにうごくわけですが
正直この前編後編合わせて映画化したほうがいいんじゃないかと
思う位に良い出来だったと思います。
最後らへんには探偵ものとして王道とも言える
真犯人が明らかになるんですが
正直まさかあの人物が!?という感じでした。
元々そういうミステリー関係の物語をあまり見ないので
その手のものが好きな方には犯人が誰か途中でわかっていたかもしれませんが
少なくとも私は全く考えていなかっただけにいい意味で驚かせてもらいました。
正直後編と言う事で前篇を読んでいないと物語が理解できないと思いますが
読むだけの価値はあると思いますので是非読んでもらいたいですね。
五代 ゆう:代表作「グイン・サーガ」シリーズ、
「パラケルススの娘」シリーズ、ほか
羽ばたかぬ星 著:ヤマザキ コレ
魔法使いや魔術師に特製の布を売りつける仕事をしている
ジョナサンはある時友人でもあるユージンから
五つの蚕の繭を渡されることに。
その繭はユージン曰く何か月か前に宿で一緒になったアジア人にもらったらしく
紡げば銀色の輝く、珍しい繭とのことだった。
ジョナサンは自分はその手のことを生業としていたものの
繭なんて紡いだことはなかったが
くれるというならということで受け取ることに。
ユージンと別れたジョナサンは街中から少し離れた夜の森で
寝袋に横になり明日にでも繭の紡ぎ方を調べようと思いながら
目を閉じるが次の瞬間受け取った五つの繭から声が・・・!?
といったところで感想に移りますが
正直言って私にはこの物語がよくわからなかったです。
話の流れや蚕の生態については色々興味深く
読み進めるのも簡単でしたが
何故にこれを題材に選んだんだろうなと思ってしまいます。
魔力を乗せて声を届けてくる繭ですから
この蚕もまた妖精の種類の一つなのかもしれませんが
私的にはもっと大きな題材を選んでほしかったなと。
色々興味深いことなども出てきますので
さらっと読むにはちょうどいいのかもしれませんが
何度も読み直そうとはあんまり思えなかったのがちょっと残念。
まあ、ライトノベルというくくりの中では
このくらいあっさりとしたものの悪くないとは思いますけどね。
ヤマザキ コレ:言わずと知れた魔法使いの嫁の作者
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