2019年6月8日発売の別冊少年マガジン 2019年7月号に連載されている
進撃の巨人 118話のネタバレ&感想になります。
第118話 騙し討ち
内容ネタバレ
獣の巨人となって姿を見せたジークが参戦したことにより
戦況は一気にエレンたちの優勢へと傾きつつあった。
そしてエレンがジークの元へ動き出す中、
牢に閉じ込められた者たちも
外で何か起きていることに気づき慌ただしくなっていた。
マーレの襲撃だろうとあたりをつけているナイルは
同じく閉じ込められていたファルコのことが気に掛かっているようで
君の帰りを待つ家族はいるんだろう?とこの機を逃しては一生帰れないぞと
声をかけながらも自分はもう妻や娘たちには会えないことを覚悟しており
それはジークの一声で化け物になってしまう為だった・・・。
一方、牢に閉じ込められていたジャン達のもとに
オニャンコポンが姿をみせていた。
どうやら彼はジャン達をここから出そうと考えているらしく
今マーレ軍に襲撃されていることを説明しつつ
持ってきた鍵で牢を開けようとしていた。
オニャンコポンはこのままでは
エレンが始祖が奪われてしまうことを危惧しており
手を貸してくれと懇願するものの
コニーはこの裏切り者!と罵り聞く耳を持たなかった。
それでもアルミンが間に入ったことで
オニャンコポンは俺は本当に何も知らなかったんだと語る。
ワインのことも安楽死計画のことも
他の義勇兵と同じように知らなかったと話し
何よりエルディア人の安楽死になんて協力したくない!と。
俺達はパラディ島を発展させて一緒にマーレを倒して欲しかったのであって
この島に未来があると信じていたからやれたことであり
子供は未来だ!安楽死計画が実現してしまったら
俺達がやってきたことは何になるんだと叫んでいた。
言葉もないコニーたちだがアルミンは彼を信じることを決め
ジャンもそれに同意する中、
今後のことを話し合うことに。
オニャンコポンはエレンとジークに手を貸しながらも
計画自体は阻止しようと考えていたが
二人を失ったらこの島を世界の軍から守ることは出来ないことも理解していた。
少なくとも一度は地鳴らしの威力を世界に見せつけてやらないといけないと語る中
アルミンは改めてミカサにエレンを助けたいのか尋ねていた。
ミカサは助けたいと話しながらも
それはアッカーマンだからでありこれは自分の意志ではないと語る。
アルミンはそれはエレンの嘘だと思うと告げるも
ミカサは私が時々頭痛を起こすことは本当だとして
なんで嘘だと思うのかと。
アルミンは何故ミカサがわかっていないのかと困惑しつつも
皆に本当にエレンがエルディア人が子供を一切作れなくなることを
望んでいるって本当に思ったのかと問いかける。
その問いに対し皆は困惑しつつも
エレンらしくないとは思ったが
あり得ない事だとまでは考えていなかったようで・・・。
アルミンは改めてあのエレンがあり得ないと断言した上で
なんでジークやイェレナに逆らわないのかと問われると
逆らわなくていいからだとして
それは最終的に始祖の力をどう使うのかはエレン次第だからだと語る。
その上でエレンはイェレナに話を持ち掛けられた時から
そうするしかなくだが承諾したと見せて
自分を味方だと思い込ませることが出来たなら
地鳴らしでこの島を守ることが出来るのだと。
そして地鳴らしを発動させるときには
世界主要各国の主力軍が一堂に会する今で
予定通りシガンシナ区の壁、数百体の巨人を呼び起こすだけでいいとして
世界最強の軍事力を壊滅させれば
パラディ島は今後50年は誰にも手出しされないのだと。
話を聞いた誰もが頭を抱える中
ジャンは俺は訓練兵の時からエレンは危険だと言ってきたと語る。
エレンは皆を地獄に導くクソ野郎だが
俺はそんなクソ野郎を妬んだ、カッコよかったから・・・。と。
それでも死ぬほどムカツクことだが
俺はまだ奴に死んでほしくないと話し
コニーもまたこのまま死なれたらアイツをぶん殴れないとして
助けに向かうことを決意する。
すぐさま彼らは捕らえられている兵士を全員解放させるために
動き出す中、ミカサはアルミンにエレンが真意を隠しているとして
私達を突き放すのは何故かと尋ねていた。
アルミンは脳裏にエレンが以前海を指さして話してくれた時のことを
思い浮かべたもののそれを口には出来なかったが
少なくともミカサがよく頭を痛そうにしてたことなんて
エレンも僕も知ってたと語る。
その上で無理矢理ついた嘘だからエレンに
全て終わったら聞いてみたらいいと話すと
ミカサはアルミンを少し訝し気に窺いながらも
「うん」と言葉を返すのだった。
ジャン達により閉じ込められていたもの達が解放されたことで
司令であるピクシスは皆に侵略者を迎え撃つのだと命令を下す。
そして戦闘準備を整え屋上へとやってきたジャン達は
イェレナと再び顔を合わせながらも
飛行船が炎上し墜落する様子を目の当たりにすることに。
シガンシナ区の門を塞ぐように墜落した飛行船を見ながら
イェレナはジークが船を落としたとして
歴史が変わる瞬間は間もなくだと告げるのだった。
エレンがジークの元へ向かおうとするのを
食い止めようとするライナーがジークの投石によって阻まれる様子に
コニーが思わず俺達の助け必要あるかと漏らす中
ジャンはどうしてジークがここにいるんだと驚きを隠せずにいた。
リヴァイがジークに自由を与えるはずもなく
それはリヴァイが敗れたことを示しており
その事実にジャン達は動揺を隠せずにいた。
しかしアルミンはそんな皆に残念だけど仕方ない、
ジークとエレンが世界を救うためだとして
まるでイェーガー派に傾倒しているかのように振舞っていた。
そんなアルミンの背後には物凄い表情でアルミンを睨みつけるイェレナがおり
アルミンと目を合わせたイェレナは先程の表情とは打って変わって
目に涙をためて嬉しそうにエレンとジークを助けてください、
信じてますよアルミンと笑みを浮かべるのだった。
飛行船が墜落した一方、コルトはガビと共に
隠れながら辺りの様子を窺っていた。
そうした中、ナイルと共に行動するファルコと目が遭い
ファルコから兄がいたと聞かされたナイルは一計を講じ
俺はこの捕虜を民家に拘束してくるとして
他の兵士たちと離れコルトたちがいる場所へと向かう。
コルトは相手を悪魔だとして銃を構えるが
ガビに待ってと言われ銃を取り合っていた中
そこにファルコを連れたナイルが姿を見せる。
そしてナイルはファルコに子供が来る場所じゃないと告げ
コルトに引き渡すのだった。
ファルコを連れ三人で逃げる中
コルトから何故敵を信じたのかと言われたガビは
自分でもなんと言葉にしていいのかわからずにいた。
そうした中、何者かの声に気づき
三人は近くの建物に逃げ込むが
そこへ姿を見せたのはニコロに先導されるブラウス家の面々だった。
彼らが逃げ込んだ建物の前を通り過ぎる際に
ブラウス夫妻がガビ達を心配している声を聞き
ガビは思わず立ち上がってしまうが続いて聞こえた
カヤのどうしてサシャを殺した奴のことなんか心配するの?
私は許せないという声を聞き再び座り込んでしまっていた。
ブラウス家の面々が通り過ぎた後
ガビはこの島には悪魔なんていなかったのだと
涙ながらに語っていた。
やっとライナーの気持ちがわかったとして
私達は見たわけでもない人達を全員悪魔だと決めつけて
飛行船に乗り込んでずっと同じことを繰り返していると頭を抱えていた。
ガビは改めてあんたはわかっていたのに巻き込んでとファルコに謝るが
ファルコは自分がレベリオ区の襲撃に加担していること、
彼の手紙を彼の仲間に送り続けて・・・レベリオ区で大勢殺され
ウドもぞふぃあもオレのせいで死んだのだと語る。
その言葉を聞き言葉がないガビに
ファルコは唐突にお前が好きだと打ち明けていた。
お前に鎧の巨人を継承してほしくないから戦士候補生になったこと
オレと結婚してずっと幸せでいるために
お前に長生きしてほしかったと顔を真っ赤にしていた。
思わずコルトと顔を見合わせたガビは
ようやく何を言われたのか理解したようで
同じように顔を真っ赤にしていたが
ファルコは俺は巨人になっちまうかもしれないからと話し
もう言い残すことはないと告げる。
涙ながらにそんなことを口にしたファルコに対し
コルトはお前が脊髄液を飲んだことをジークが知れば
叫びを阻止できるかもしれないと話し
三人は再び動き出すのだった。
一方、戦いが激しさを増す中
ジークのいる壁の下までやってきたエレン。
ジークはあと少しで俺達の夢が叶うのだとその時を待ち望んでいたところ
離れた壁の上で車力の巨人が倒れているのに気づく。
ジークがそんなところでやられたのかピークちゃん・・・思っていた頃
その車力の巨人の近くに追ってきた兵士たちの姿があり
車力を仕留めたと喜んでいたが
誰が仕留めたのかわからずにいた。
そうした中、車力の巨人の蒸気に隠れるように
こちらへ銃を放つマーレ兵の姿もあり
事態が混沌とする中、ジークが何か起きたのかと目を向けると
車力の巨人の対巨人砲がジークへと狙いを定めていた。
その下にはピークの姿もあり
一発限りの騙し討ちですよ、マガト元帥と呟いた瞬間
マガトの放った砲撃がジークを貫いていた。
あまりの事態に皆が呆然とする中
撃たれたジークは地面へと落下。
止めを刺そうとするマガトだが射線が取れないらしく
奴に少しでも命があるなら叫ぶはずだと
落下地点に向け移動するようにと指示するのだった。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
色々書いている内に過去にないくらい
長いあらすじになってしまいましたが
重要そうな部分も多かったので仕方ないかなと。
それはそれとして次から次へと
事態が推移するのが早すぎ!
とりあえずまとめると
ジークが参戦したことでエレン優勢から
ジークが車力(ピーク&マガト)の騙し討ちによって撃たれ
事態は最悪の状況に・・・という感じでしょうか。
それにしてもここ最近、ジークにとっては厄日といえるくらい
瀕死の状況が続いていますね。
少し前にリヴァイごと自爆したと思いきや
今度は対巨人砲に撃ち抜かれるとか
いつ死んでもおかしくない感じです。
とりあえず今回については
まだ生死が明らかになっていないので
おそらく今の段階ではまだ命があるのではないかと。
ただ、次回も同じように命があるかどうかは
正直なんともいえないので
最悪ジークは次回辺りに亡くなる可能性も十分にあり得そうです。
というよりもあくまでも私の予想ですが
エレンがジークを喰らうという展開もあるのではないかと。
前に戦槌の巨人をエレンが喰らった時に思ったんですが
九つの巨人全部一人の人間に宿した時どうなるのかなと。
もちろんアルミンもそれを宿している以上
それが達成されることはないのかもしれませんが
もしかしたら王家の血がなくても始祖の力を使えるようになるかも。
まあ、あくまでも可能性の話ではありますが
そういう展開も面白いかなと。
一番楽な展開としてはジークをエレンが喰らった場合に
上手い事王家の血をエレンが宿すことが出来れば簡単なんですが
そうもいかないでしょうしね。
なんにしても事態の展開が追い付かないほど早いので
次回もまた一気に事態が進展することになるかなと。
正直もうちょっと落ち着いてほしいところではありますが
これはこれで面白いのも事実なので難しいところです。