2021年2月26日発売の
ヤングアニマル 2021年5号に
連載されている3月のライオン 179話の
ネタバレ&感想になります。
第179話 冬の匂い④
内容ネタバレ
零は先程行われた
二海堂と重田の棋譜を並べ
思わず楽しいと零していた。
奇妙な形ではあるものの
王道を通っていたら
まず見ない展開に
素直に楽しいと感じていた。
不思議な事に今年に入って
あのまっくらな闇の足音が消え
身体のこわばりが解け
またブレずに盤が
見られるようになった。
無責任に楽しいと思いつつ
さらに続けていたが
食事を摂る事を
忘れていたことに気づく。
そして冷蔵庫を開けるも
ひなちゃんの作ったおにぎりは
もう全部食べてしまったのか
すでに無く残念に思いながら
ふと思った。
あれ今日は何日だ?
ひなちゃん家に最後に行ったのは
いつだった?
そう思った零はひなたの顔が
すごく見たくなり
その欲求を抑えきれず
川本家へと走り出す。
そして挨拶もそこそこに
中に入るとそこには
ペッタンペッタンと
一心不乱に作業するひなたの姿が。
ひなたも零の声に気づいたようで
慌てた様子で謝りながら
キリのいいところまで押しちゃうので
少々お待ちを!と再び作業へ。
零は困惑しつつも急に来てごめんと
声をかけようとするが
あかりに腕をとられ
台所で彼女を手伝うことに。
あかりはひなたが今やっているのは
春のお菓子のかけ紙だと説明する。
ひなたのイモ板かけ紙は
素朴で愛らしいと人気があるのだと。
その上でひなたが零に
すっごく会いたかったみたいと言い
でも将棋の邪魔をしちゃいけないから
って言えなかったようで・・・。
ひなたはクリスマスもお正月も
いっぱい遊んでもらったせいで
将棋の勉強きっと出来ないでいたと言い
だから私も自分で出来る事やらなきゃ!
と春と初夏のかけ紙を印紙すると決意。
ではりきってイモ板を彫って押し始めて
昨日からずっとあの調子で
多分この先の5年分くらい
彫ってくれているのだと。
でも多分もうヘトヘトというか
ちょっと誤作動を
起こしちゃっているというか・・・。
そう口ごもったあかりの話を聞き
零はひなたにすごく申し訳ない
事をしたと気づいた。
その上でどうしたらいいかと
あかりに相談したところ
こういう時はこれ!と
ココアの缶とミルクパンが。
純ココアをティースプーン山盛り2杯
お砂糖が同じく山盛り1杯。
あとないしょのバターちょびっとと
かくし味にお塩パラリ・・・。
お鍋を趙弱火にかけて
木のスプーンでこがさないように
ねってねって・・・。
そして牛乳を小さいマグカップで1杯
ちょっとずつ入れてまぜて
で最後にひなの好きなママレードを
ほんの少し。
教えられるままに入れたココアは
あかり曰くひなと私の
冬のお楽しみとのことだった。
零は出来上がったココアを手に
ひなたのもとへ。
零が作ってくれたと知り
嬉しそうな表情を浮かべながら
ココアをひと口飲み
一息つくひなた。
あかりはかけ紙について
仲良さげに話す二人の
邪魔をしないように
中には入らず・・・。
零はさくらとちょうちょの
かけ紙を見て春の色だねと言い
きっとみんなこの包みを見て
”春が来たんだ”って思うと思う・・・
と語るのだった。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
今回は特に話が進むわけでもなく
ほんわかした回でしたね。
零が将棋に集中していたことで
何日か会えなかったひなちゃんが
少し暴走した一幕もありましたが
特に問題はなさそうですし。
零が将棋に集中した結果
ひなちゃんが寂しがるのは
これからもあるでしょうしね。
何にしても今回の事で
二人の仲はさらに深まったでしょうし
零も思うところがあったようなので
これはこれで良かったのではないかと。
それにしても川本家のココアですが
少し手間はかかりそうですが
めっちゃおいしそうですね~。
ココアを鍋で練って
牛乳で割るのは分かりますが
バターと塩、最後にママレードとは
色々興味深いなと。
基本的に量は少ないみたいですので
かくし味みたいなもの
なんでしょうけど
どれくらい違うのか気になるところ。
冬もそろそろ終わりですので
春が訪れる前に一度
近いうちに試してみたいものです。
気になる続きに関してですが
巻末予告になかったので
おそらく次号は休載になるかと。