3月のライオン 雑誌掲載最新話

3月のライオン最新 第213話 ネタバレ&感想 圧倒的な厳しさ

2025年2月28日発売の

ヤングアニマル 5号に連載されている

3月のライオン 213話

ネタバレ&感想になります。

 

第213話 タイトル不明

内容ネタバレ

 

”――彼女が去ったあと”

”オレは連勝を続けた。”

 

”胃痛で のたうち”

”水も喰いものも喉を通らず”

”文字通りガイコツのようになったが”

 

”眼と脳と手が”

”ギラギラと繋がって行くのがわかった”

 

”別れて良かったと思った”

”心から そう思った”

 

”彼女が こんな人間から”

”逃げ切ってくれた事に”


雰囲気を一変させ

詰めろをかけてきた島田に対し

零は内心戸惑っていた。

 

――この圧は何だ?

ぎちぎちに主導権を握られて

粘りに粘ってようやく

すり抜けたと思ったのに・・・

 

一体 何なんだ!?

押し寄せてくるこの圧は!!

 

そんな島田が指した手を見て

零はみぞおちを「ぐい」と

握られた気がして息が漏れた。

 

たくさんの事を教えてもらった。

たくさん あたたかいものを食べさせてもらった。

 

なのに彼の棋譜を並べれば並べる程

追って来るのは彼の自分に対する

圧倒的な厳しさだった。

 

この静かな諦めと怒りのようなものが

果てしなく降り積もった

言葉にできないもの すべてが

厳しさとなって終わりなく押し寄せてくる。

 

――今、痛い程感じている。

己の不運にも、間違いにも

――そして幸運にさえも

彼は流される事を良しとしない。

それがこの圧の正体なのだと。

 

――そして、そうか オレはこの人の事を

ほんとに何もわかってなかったんだなと。


そんな事を考えていた零に

誰かが少し窓を開けたのか

ふと冷たい空気が触れた。

 

見上げると白い影が

空を覆い始めていた。ひらひらと・・・

 

それを見て零の脳裏に浮かんだのは

ひなたが嬉しそうに屋台をする姿と

それをじっと見守る自分の姿だった。

 

”――本当のところ”

”ブレーキを踏もうがアクセルを噴かそうが”

”辿り着く先は そう変わらないと思っている”

 

”――ただ「命が惜しい」と思っているうちは”

”開かない扉があるのだとしたら”

”何ひとつ迷わず オレは開けたいのだ”

 

そんな思いを抱きながら

今にも走り出そうとしている電車へと

必死に手を伸ばす島田だが・・・

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

今回のあらすじのラストの部分ですが

正直どう説明したらいいのかわからないので

あんな表現になってしまいました。

 

島田さんが何とか追いすがろうと

懸命に走って手を伸ばしているんでしょうけど

あの電車に乗らなくては

上には行けないみたいな?

 

あくまでも私見ですので

実際にあのシーンを読んだ人それぞれ

意見は異なるだろうなと。

 

あくまでも島田さんのイメージで

抽象的なものだと思いますし。

 

それにしても結局電車には

乗れなかったような描写でしたが

あれってもしかして零が勝ったんですかね?

 

必死に手を伸ばしたものの

零が指した瞬間に島田さんと電車の間に

溝のようなものができたのか

結局届かなかったわけですし。

 

島田さんが詰めろをかけたものの

詰め切れなかったみたいな?

 

まあ、あくまでもあの描写が

零との対局を表しているのだとしたらですけどね。

 

それはそれとして島田さんの生き方は

本当に厳しいものだなと。

 

元々結婚してもおかしくない彼女と別れて

将棋に邁進してきたのは知ってましたが

自分に才能がないと思っているからか

あまりにもストイックな生き方だと思います。

 

ただそれが悪いというわけではなく

結果として色々なものを振り払って

今の島田さんがあるわけですからね。

 

結局のところ女がいようといまいと

いるからこそ強くなるタイプもいれば

逆もあるっていう事なのかも。

 

そこにちゃんとした正解はないでしょうし

最終的に自分が納得できれば

それでいいんだろうなと。

 

ただまあ、単純にどっちが幸せかといわれれば

いるにこしたことはないとも思いますが。

 

ともあれ今回の話を読む限り

二人の対局もそろそろ決着がつきそうですね。

 

流れ的に私は零が勝ったのでは?

と思ってはいますが

本当のところどうなのか続きが楽しみです。

 

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