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キングダム 最新 769話 ネタバレ&感想 第二次趙北部攻略戦開始!70巻続き

2023年9月7日発売の

週刊ヤングジャンプ 41号に掲載されている

キングダム 第769話

ネタバレ&感想になります。

 

第769話 新生飛信隊

内容ネタバレ

 

前年に大敗した事で

新兵を補充した飛信隊。

 

その隊長である信の前に

三人の男が立っていた。

 

貂によるとふるいにかけた分

入ってきた新兵の中でも

特に優秀とのことで

顔合わせにやってきていた。

 

剣使いの士桃、力自慢の巨漢衛斗

そして槍使いの松魁。

 

いずれも一癖ありそうな人材だが

すでに戦場は何度も経験しているらしく

衛斗は什長、士桃は五十長とのことだった。


そんな士桃に歩兵長である

崇原が声をかける。

 

どうやら互いに田舎剣流として

有名らしく互いにその実力を認め

崇原はそんな士桃に期待をかけていた。

 

自分よりも若い連中の台頭に

面白くない干斗だが

そんな彼に松魁は思うところがあるようで

冷たい視線を送っていた。

 

さらに騎馬隊である飛麃にも

新たに新参が加入したらしく

我呂が報告に訪れる。

 

新たに入ってきたのは

我呂の元上官の満童と言い

岳雷の後を継いで黒飛麃の隊長に。

 

そして入ってきた新参もまた

麃公将軍亡き後散っていた兵団が

今回加入してくれたとのことだった。

 

そしてさらに那貴が抜けた穴には

久しぶりに下山して来てくれた

”青石族”で補填することになり

斥候部隊に配属が決まっていた。

 

そしてさらにあの戦で別れた

砂鬼一族が姿を見せる。

 

どうやら貂が医術班として

加わってくれるように頼んでいたようで

一団の長である琳を含め十人が

とりあえず一戦だけ同行するとのことだった。

 

さらに羌瘣隊にも新たに副官として

山能が入ることに決まっていた。

 

報告を受けた信は

これで新生飛信隊整ったとして

皆にまずはメシだー!と

新たな隊員らと親交を深めるのだった。


全軍趙北部攻略に向けて出陣!

昨年の雪辱に燃える秦が

再び趙北部の地へと大軍を発した。

 

しかしその進軍はいつもと違い

南の”列尾”経由ではなく

北の”太原”を通るとのことで

疑問に思う者達がいた。

 

前年に戦に出た飛信隊の中にも

疑問に思っている者達がおり

その者達に貂は告げる。

昨年の失敗を繰り返さないためだと。

 

失敗と言われどれの事だかわからず

困惑する者達もいたが

そこへ渕が信達の元に訪れる。

 

今回の戦 飛信隊も

さらに増強されると聞いていましたが

結局練兵していた五千のまま。

 

羌瘣対も今は三千

合わせて八千。

 

これでは昨年の宜安攻めの

一万五千のおよそ半分ほどしかいないと。

 

その疑問に貂は

この先の太原で兵は

増強されることになっていると話し・・・。

 

秦北東部前線都市—太原—に

到着した飛信隊が目にしたのは

夥しい数の軍勢だった。

 

その数に驚愕する者達に

貂は改めて説明する。

 

これは秦の北東部軍であり

趙北部攻略に向けて

太原に再結集したのだと。

 

去年この北東部軍二十万が

東に通過していれば

宜安攻めは成功していたはずだ・・・。

 

だけど太原を出陣したところを

狼孟軍に奇襲され混乱した北東部軍は

ほとんど西へ逃げ戻ってしまった。

 

その責任を感じて

今回の北東部軍の士気は高いと

昌平君は言っていたと。

 

渕はあそこから我らに

いかほどの兵が参入するのか尋ねるが

それを答えるより先に

信の元へ騎馬の兵が姿を見せる。

 

そして告げる。

お待ちしておりました。

我々が今日から飛信隊所属になります。

 

その背後には一万を優に超える兵がおり

戸惑う者達に信は語る。

 

ここで補充されるのは

うちに一万五千、羌瘣のところに七千

つまり今回飛信隊は

三万の軍になって戦うと。

 

飛信隊の者達はあまりの事に

開いた口が塞がらない様子だったが

去年の倍の軍容だとして

歓喜の声をあげていた。

 

貂は信に忠告する。

本当にもう大軍の一つだが

浮かれてはいられない。

 

それだけ戦争において重責を担うし

相手にも狙われるということだと。

 

しかし信はそんな貂の心配を

鼻で笑い改めて宣言する。

 

望むところだ飛信隊(俺達)が

李牧をぶっ倒す!と。


その後信達は北東部軍の天幕を訪れ

総大将 黒修馬と副将 田隼に

狼孟攻めの指揮を飛信隊が

執ることを伝えていた。

 

貂はこの太原北東部軍が東へ通るには

先に狼孟を落とす必要があると語る。

 

その上で狼孟攻めの指揮権を

軍総司令から授かって

飛信隊は太原に来ていると。

 

昌平君の命令書を渡した信は

本当は飛信隊だけで

狼孟を落としたいところだと語る。

 

しかしさすがに兵力が足りず

少しは他の軍の力を借りることになると。

 

軍総司令の命ということもあり

反対することもなく受け入れる黒修馬達。

 

しかし彼らは飛信隊の力こそ

むしろ趙北東部攻略のために温存して

北東部軍だけで狼孟攻めを

やるつもりだったらしく

困惑を隠しきれずにいた。

 

そんな彼らに信は告げる。

新生飛信隊の練兵に丁度いいのだと。

 

捕捉する形で貂は語る。

一気に三万になったのはありがたいが

飛信隊という一つの軍でどう戦えるのかは

やってみないと分からない。

 

本番の前に狼孟攻めで

実戦をこなして感覚をつかみたいと。


黒修馬には他にも

危惧していることがあるようで

狼孟にはあの青歌から来た

強軍が入っていると話すが

貂はその事についても触れる。

 

その軍について本当は

この狼孟で討ち取っておきたかったが

向こうもこちらの狙いを読んで

もう狼孟には居ないみたいだと。

 

信は狼孟を見張っていた

王翦将軍から本営に報告があったと話し

貂はさらに補足する形で語る。

 

狼孟に入っていたのは青歌軍の中でも

最強軍だったという報告もある。

 

それを戻したってことは・・・

向こうも”本番”に備えてるってことだと。

 

この年秦軍は趙国攻めのために

二つの大きな動きをしている。

 

太原に大軍を集結させる一方で

南側の要所「鄴」にも軍増強を行っている。

 

李牧が城主となった

武安の軍を警戒してと

南側からの魏・楚の侵攻に

目を光らせるためだ。

 

【十五年、大興兵】

【一軍至鄴。一軍至太原、取狼孟】

(始皇十五年秦は大いに兵を興し)

(一軍は鄴に至り、一軍は太原に至り)

(太原軍は狼孟を取った)

—「史記」秦始皇本紀より—

 

そして狼孟攻城戦が

血の「第二次趙北部攻略戦」

の口火を切るのだった。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

ついに第二次趙北部攻略戦が

始まったわけですが

まさか信が三万もの兵を動かすとは・・・。

 

それだけ秦国としても

信と飛信隊を高く評価しているんでしょうけど

正直かなり賭けに出たなという感じ。

 

信がかなり優秀な将軍で

戦果も凄まじいのは理解しますが

まだ早いかなと。

 

それだけ李牧に対して

脅威を感じているのかもしれませんが

それぐらいしないと

勝てないと考えているのかも。

 

それはそれとして

飛信隊にもニューカマーが登場しましたが

なんとも癖がありそうな連中でしたね。

 

飛麃については麃公兵が加入したことで

元通りかそれ以上になりそう。

 

医療班として砂鬼一家から

派遣があるとは予想外でしたが

その医療技術は確かですので

これもかなり大きいかと。

 

那貴一家が抜けた穴に

異能もちの青石族が来てくれましたが

これに関しては異能次第ですが

戦力という意味ではちょっと下がる?

 

そして気になるのが

開始に出てきた新たな三人の男。

 

力自慢の巨漢については

まあ、他にも同じようなのがいるので

その延長線上。

 

剣使いの生意気そうな士桃は

崇原が気にかけているようですし

中々に期待できそうな感じ。

 

三人の中でも一番気になるのが

槍使いの松魁。

 

なんとなくではありますが

干斗に対して思うところがありそうなので

前に亡くなった松佐に

関りがありそうな気がします。

 

松佐の槍を受け継いだのが干斗ですし

そのあたりが関わってくるのかなと。

 

という感じで様々な人材が

新たに加わったことで

一層面白くなりそうな感じですね。

 

ただ今回の戦いは作中でも

何度も言われているように

前年以上に秦が大敗するみたいなので

そこのところどうなのかが気になるところ。

 

加わったばかりの人材ですが

最悪この戦いで何人かいなくなることも

十分にあり得ることなのかも・・・。

 

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