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キングダム 最新 第845話 ネタバレ&感想 趙攻略に向けて

2025年7月31日発売の

週刊ヤングジャンプ 35号に掲載されている

キングダム 第845話

ネタバレ&感想になります。

 

第845話 閼与の軍勢

内容ネタバレ

 

三十日前、韓が無条件降伏したとの報が届き

咸陽では歓声が上がっていた。

 

今までの苦労からか昌文君は涙を流し

政におめでとうございますと伝え

政もまたぐっと拳を握っていた。

 

そして現在政は新鄭から送られてくる

報告書を前に政務に勤しんでいた。

 

昌文君は何度も言いますが全てに

目を通されなくても大丈夫ですと伝えるが

政はそうはいかんと返す。

 

一つ一つが皆が命をかけて手にした大切な成果だ。

王の俺が読まずして誰が読むと。

 

それでも昌文君は王の身体を心配するが

政から喜んだのは報告を受けた

あの一日だけだったなと言われ

共に報告書を持ってきた馮劫ふうきょうと共に

あの夜の酒は格別だったと笑みを浮かべていた。


しかし李斯から送られてくる報告書は

かなり多いようで李斯がいなくて

静かになると思っていたのに

その報告の量で逆にうるさくなったと愚痴を零す。

 

そんな二人を宥めるように

政は報告の多さは得ているもの・・・・・・の多さだと語る。

 

まだ糾合を始めたばかりだが

その恩恵は予想をはるかに上回っていると。

 

昌文君は韓王室が協力的なことも

大きいと報告があったことから

やはり残して正解だったということでしょうかと

口にするが反対していた馮劫は

表情固く今はよいと口を開く。

 

儂が言っていたのは一年後・二年後の話だ。

秦人帰化に順応できぬ反乱者は必ず出てくる。

 

そ奴らの拠り所・・・を残すのは

決して得策ではないと儂は今でも思っている。

 

・・・いえ大王様の決定に

不満があるというわけではありません。もちろん。

 

だがあの時、あそこまで昌平君が

譲らなかったため議論は紛糾した。

 

なぜあそこまで昌平君は

王宮残しに固執したのか今でも・・・

もしや自身の出自の・・・

 

そう口にしたところで

政は無責任な勘ぐりはするな

丞相に礼を失するぞと窘め

それより俺はいつ新鄭に行けるのだと訊ねる。

 

昌平君は李斯から治安が完全に安定せねばと

もう少しお待ちくださいと言われていると話し

政は忙しいのは分かるが

あまり後回しにすると勝手に発つと

伝えよと笑みを浮かべていた。


そして馮劫から新鄭に行って何をされますと聞かれ

とにかく韓王と会って手を取って話がしたいと語る。

向こうは大いに迷惑だろうがと。

 

その言葉に馮劫は勝者の王が

敗者の王に何を話されるのかと訊ねるが

政はまずは労いだと語る。

 

お互い王にしか分からぬ辛さを抱えている。

あとは信にも会いたいなと。

 

政の口から信の名を聞いた昌文君は

飛信隊を含め軍はまだ新鄭を

離れられぬそうですと報告する。

今韓人を秦兵として練兵していると。

 

政は・・・そっちも急いでいるのだなと返し

昌文君は昌平君が新鄭に発つ時

こう言い残していきましたと

昌平君が言った言葉を明かす。

趙との”決戦”は来年すぐだと。

 

玉鳳・楽華もそれぞれの地で兵を動員し

立て直しを進めているようです。

 

昌平君より再び五万の軍勢を

作るよう指令が出ています。

 

騰将軍は新鄭の平定に残るという報告もありますが

そこにいる軍は韓兵をも吸収して超大軍・・・となり

来年趙攻めに北上する予定ですと。


それにもう二つ大きな軍勢がと

さらに言葉を続ける。

 

平陽に入っている楊端和軍も橑陽の犬戎軍を

全て・・招集し大軍となって激しい演習を始めております。

 

楊端和はいつでも北上して

邯鄲を落とすと申していますと。

 

馮却は橑陽の軍を加えた?聞いておらぬぞと

口を挟むが昌文君は時々楊端和はそういうことをする。

”私は六将”とか言ってなと青筋を立てており

政は彼女らしいと笑みを浮かべていた。

 

その上で昌文君が二つ・・と口にしていたことを思い出し

もう一つはどこだと訊ねると

昌文君はこちらはさらに我々も

把握できていなかったのですが・・・と

表情を固くしつつ報告する。閼与の軍ですと。

 

閼与の名を聞き政が・・・ということはと口にすると

報告を受けていたのか馮却が説明する。

 

閼与も自分から報告して来ぬため

気づいていなかったのですが・・・

ここも独断で周囲の城々から

兵を動員・練兵を繰り返し

どうやら元の軍ほどの規模に・・・と。

 

元の規模にと聞いた政が驚きを見せる中

昌文君は言葉を引き継ぎ語る。

 

はい・・・つまり・・・一度大敗・崩壊した・・・

あの男の軍が復活してきているそうですと。


一方その頃、練兵する様子を見ていた王翦は

”五将”を呼び寄せる。

 

王翦軍には軍を束ねる将として

新たに”五将”と呼ばれる者達がいた。

 

第一将 奈落ならく 第二将 妟戒あんかい 第三将 辛勝しんしょう

第四将 倉央 第五将 李寿りじゅ

 

彼の者達が王翦の前に膝をつくと

王翦はよい 立って聞けと

今回呼んだ理由について語る。

 

新鄭の昌平君より報告があり騰が六将を辞した。

だがそれは大した話ではない。

 

来年 再び趙攻めに出る。

平陽からは楊端和軍。

新鄭からは将代わりする騰軍と飛信隊。

楽華 玉鳳も北上。

 

そして王翦軍我らも東進し邯鄲攻略に出る。

即ち李牧を倒すと。

 

その上で程なくして韓の地から

閼与へ韓人の軍が送られてくると言い

死なせて構わぬ軍勢だと。

 

そう割り切れる特殊な駒が入るということは

大胆な手が使えるようになるということだと

辛勝と李寿にその戦術を

まずは十通り作って報告せよと命じる。

 

他三将は練兵を模擬戦に移行し

今日から実践に近づけていけと。

 

命を受けた五将が王翦の前を辞する際に

王翦は倉央を呼び止め

今の”五将”についてどう思うか訊ねる。

 

そんな王翦の問いに対し

倉央は自分の思うところを語る。

才能は前と遜色ないかと。

 

軍内にこんなに逸材が

眠っていたのかと驚かされます。

常日頃人材雇用に目を光らせ続けてきた

殿の努力の賜物です。

・・・立ち直りの早さにも驚いていますがと。

 

そう語った倉央に対し

王翦は窘めるように告げる。

 

皮肉口だな そろそろ以前の軽口屋に戻れ倉央。

立ち止まっていてあ奴ら・・・

喜ぶとでも思っているのか貴様はと。

 

その言葉に倉央は目を閉じ

・・・いえ・・・と返し

王翦はさらに言葉を続ける。

 

こちらの全面攻撃は

李牧は当然すでに読み取っている。

 

宜安・番吾の二戦とは

比べものにならぬ規模の戦いとなる。

倉央 次が李牧との最終決戦だと。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

韓での話から咸陽の政視点での話となりましたが

因縁深い趙攻めに向けて

着々と準備が進んでいるみたいですね。

 

韓との併合も順調みたいですし

王翦の言うようにこれまでにない規模の

戦いになるのは間違いなさそうです。

 

それにしてもこれまで動きがなかった

楊端和と王翦が揃って軍を整えているのは

流石六将と言うべきか大したものだなと。

 

特に王翦は腹心ともいえる将を失い

軍としての形も崩壊していたわけで

この短期間で復活しつつあるのは

脅威以外の何者でもないでしょうね。

 

それに失った将を補う”五将”の存在は

実力が未知数なだけに怖い所です。

 

それはそれとして第五将の李寿って

もしかして女性だったりするんですかね?

 

この作品で女性キャラは珍しくなく

楊端和を筆頭にとんでもない将もいますので

いてもおかしくはないんですが

もしそうならばそれだけの実力者なわけで

それはそれで怖い存在だなと。

 

ともあれ各軍趙攻めに向けて

着々と準備が整いつつあるようですし

王翦の読み通りならば

来年初めに決戦となりそうです。

 

二連敗を喫した秦軍は雪辱に燃え

対する趙もまた滅亡がかかっている以上

これまでにない程の戦いになるでしょうし

どんな戦いになるのか楽しみです。

 

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