2026年2月12日発売の
週刊ヤングジャンプ 11号に掲載されている
キングダム 第866話の
ネタバレ&感想になります。
第866話 諸刃の策
内容ネタバレ
動き出した司馬尚軍に対し王翦軍は
第一将・奈烙と第五将・李寿を当て対応していた。
右翼にてドン・サリと相対していた
第三将・辛勝は中央の様子を見て笑みを浮かべる。
上出来だな奈烙 李寿。
あの司馬尚軍を相手に同等に戦っていると。
配下の一人がその言葉に同意し
王翦様が中央の二枚を
ぶ厚くした甲斐がありましたなと話すが
辛勝はそれだけではないと語る。
司馬尚軍が手を抜いているからだと。
それを聞いた配下の者が驚きを見せる中
辛勝は言葉を続ける。
最も手を抜いているのは
我らと相対しているドン・サリだがな。
故にこの辛勝軍も半分以下の力で戦っていると。
またしても驚く配下達を前に
辛勝は笑みを浮かべながら言い直す。
手を抜いているというのは少々語弊があるな。
余力を残していると言おうかと。
配下の者達はそれが本当であれば
司馬将軍は愚かではと声をあげる。
力を抜いたがためにこの三日
ことごとく我らに押し込まれる羽目にと。
そんな配下の声に対し辛勝は
そういう”作戦”なのだろうと語る。
戦いながら退がり、我らを引き込んでおいて
宜安・番吾の大軍が北から南下し
”挟撃”の形にして一気にカタをつけると。
その大一番が控えているから
全力で戦っていないのだ。
作戦の規模としては大きすぎる。
恐らく出所は、いや間違いなく李牧の策だと。
それを聞いた配下の者達は慌てた様子で
王翦様にそのことを・・・と声をあげると
辛勝は当然気づいてらっしゃると笑う。
だからいかなる事態にも
対処が出来る俺を右に配置された。
左が北部軍に喰われても
右から立て直すようにな。
李寿も鋭いが奴は中距離に強い。
大きな展開ではこの辛勝が圧倒的だと。
その言葉を受け配下の者達は
このままここで戦い続けるのは
李牧の術中にはまるだけかと具申するも
辛勝はいや・・・実はそうとも限らぬと語る。
これは挟撃を作る北部軍がもし来なかった場合
司馬将軍はただ三日も後退し
たとえ余力があるとしても
簡単には押し戻せぬ事態に陥るという
――諸刃の策でもある。
理解出来ているか?
この戦場の勝敗の行方は奇しくも
その北部軍と最初に戦うであろう
若君 王賁様にかかっているのだと。
最北部の戦場では
玉鳳軍が霊咒公軍と相対しており
互角といった様相を見せていた。
本陣を離れていた王賁が
今の状況を側近達から聞いていると
王賁が戻ったとの報告を受けた
関常が急ぎ本陣へと訪れる。
関常は開口一番に総大将が軽々しく
本陣を離れて局地戦に入るなと怒鳴りつけるも
王賁は右の亜花錦軍を助けただけだとして
一顧だにしなかった。
そんな王賁に関常は他の奴にいかせろと言い
しかもそもそもこの布陣がおかしすぎると具申する。
いくら何でも左軍に兵力を集中し過ぎだ。
案の定左軍のほとんどが手が余り
遊軍になる一方で中央と右はカスカスだ。
とくに右の亜花錦は下手したら死ぬぞと。
王賁はだから先程亜花錦を
助けて来たと言ったろうと返すが
関常は左軍に行かせろと告げる。
とにかく左に偏重が酷すぎる。
今すぐ右に左から一万送ってやれ。
中央にも五千をと。
しかし王賁は即座に却下した上で語る。
北の配置に就くと同時に諜報部隊を散らした。
結果宜安・番吾にはこちらの予想以上の
兵が入っているようだと。
想定外の情報に関常は狼狽えながらも
信じられないようで声をあげる。
予想以上の・・・大軍だと!?
バカな 今この南から北まで延びる大戦に
趙がどれだけ兵を出したと思っている。
邯鄲を除いてもう趙にこちらを驚かすような
兵力は残っていないはずだと。
そんな関常の声に対し王賁は今我々と
相対している敵将についても調べさせたと語る。
今までの秦趙戦で一度も耳にしなかった
霊咒公という謎の武将は
趙北部に現存する小国”代”の第一将だと。
話を聞いた関常は王賁の危惧していることが
現実味を帯びていることを理解し
総動員・・・と零すと王賁も同意する。
李牧はこの戦いで本気で秦軍を沈める気だと。
関常が北へと目を向け歯噛みする中
北の物見から急報が入る。
王賁が場所と数はと声をあげると伝者は報告する。
山二つ向こうの志馬平原です。
森林地帯から突然現れたようですと。
そしてさらに王賁から規模はどうかと問われた
伝者はまだ物見の予測の範囲ですが・・・
五万から六万と・・・!返すのだった。
六万と聞き関常を含め側近達もまた
あまりの事に戸惑いを隠せずにいた。
関常は・・・どうすると王賁に訊ねるが
王賁は笑みを浮かべながら語る。
北への布陣は何とか間に合う。
幸い左軍をぶ厚くしていたからなと。
先程の意趣返しなのか関常はくっと零しながらも
そうじゃないと声をあげる。
六万の大軍をどう止めるかと言っているのだ。
我々は北部から多くて二万が来る想定で・・・
そんな関常の言葉に対し
王賁は二万も六万も変わらぬ
ただ止めるだけだと告げる。
その上で正面の霊咒公との戦いを関常に任せると
自ら左軍に入り指揮を執るとして
本陣を離れ左軍へと向かうのだった。
北からの軍勢六万を率いる
将軍・袁環の元へ斥候から報告が入る。
前方玉鳳軍がこちらに対し布陣を始めています。
こちらを警戒して左軍を三万五千としていましたが
正面 霊咒公軍もあるため、こちら向きに布陣出来るのは
多くて二万五千が限界かと。
報告を聞いた袁環は踏みしだくと声をあげ
兵士達に檄を飛ばす。
正面玉鳳を滅し!その先で
死に損ないの王翦軍に今度こそとどめを刺し!
秦の毒牙をこの中華から消し去るぞォ!と。
一方その頃、王賁は左軍と共に
袁環を待ち構えるように布陣していた。
王賁の周囲の者達は歴戦の者達が多く
3倍の兵力差を前にしても
誰一人として怯むことなく笑っていた。
実質二万対六万痺れますね。
関常が外れくじだと騒いでいたのは
本当でしたかと。
その声に王賁は俺達で
当たりくじに変えれば良いと返し
兵達が見渡せる丘へと登る。
それに気づいた兵達が賁様!と声をあげる中
王賁は聞けィ玉鳳と檄を飛ばす。
目の前に迫る敵軍は
此度の大戦に勝つために
李牧が準備した切り札だ。
我らを突破した後
南で戦う王翦軍の戦場へ乱入し
司馬尚軍と共に王翦を討つ!
それが李牧の”秘策”だ。
敵は数の多さで凌駕するつもりでいる。
だがそんなものは玉鳳には通じぬ。
趙北部軍は我らが止める。
李牧の策を玉鳳の力が上回るのだ。
南へは歩兵一人とて通さぬ。
よいか この秦趙総力戦の中で
玉鳳が最強であることをここで知らしめるぞ!
そう告げ槍を掲げた王賁に呼応するかのように
兵達は地が揺れるかの如く
大きな喚声を上げるのだった。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
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感想
新生王翦軍の将たちが
揃ってかなりの実力者なのは
ある程度予想していましたが
今の所、予想以上とまではいかない感じ。
あの王翦が任命したわけですから
無能であるはずがないのは明白ですが
相手が相手ということもありますし
さらに言ってしまえばまだ序盤ですので
これからその真価が明らかになるのかも。
それにしても趙側も総力戦だとは知っていたものの
まさか小国とはいえ別の国から
援軍を参戦させているとは驚きました。
それも小国とはいえ第一将を参戦させるわけですから
正直凄いというより恐ろしさを感じます。
別の国の将軍と言えば顔聚達も斉国ですが
彼らは国の意向に反して参戦しているので
また違う話だと思いますし。
まあ、それでも録嗚未軍に対し
優勢に進められるほど
優秀な将軍を引き入れたのは
素直に凄いと思いますが。
それにしても飛信隊もそうですが
この大戦においてかなり重要な役目を
務めることになるとは
玉鳳も大きくなったと改めて思います。
彼らの活躍如何でこの大戦の趨勢が
決まると言っても過言ではないですからね。
そうなると続いて蒙恬の活躍が
期待されるところではありますが
彼は楊端和軍をどうにかしないといけないので
ある意味もう動いていると思っていいのかも。
なんにしても今は玉鳳が李牧の秘策を
打ち破れるかどうかにかかっていますので
王賁がどんな戦いを魅せてくれるのか楽しみです。
気になる続きについてですが
次回は休載で2/26発売の13号に掲載とのこと。
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