ヤングアニマルで連載している3月のライオン第2巻の
あらすじネタバレ&感想になります。
あらすじネタバレ
川本家での団欒中、零はどこかに行きたいと
思わず口にこぼしていた。
その言葉を聞いたひなた達がそれぞれ行きたいところについて話す中
相米二からお前はどこに行きたいんだ?と問いかけられ
自分は”どこかに行きたかった”のではなく”どこかへ行ってしまいたかった”のだと気づく・・・。
あくる日、担任である林田に順位戦のために移動教室を休み事を伝えにいくが
林田から行かずに済むことにホッとした表情を見抜かれ
ため息をつかれながら何のために学校に入りなおしたのかと言われてしまうことに。
「アナタの居場所なんてこの世のどこにも無いじゃない?」という義姉・香子の言葉は
心の真ん中に飛び込んできたが怒りも悲しみも湧きおこらずただその通りであると。
だからこそプロになって自分の力だけで生活することが出来れば
そこが自分の居場所になるんじゃないかと思い必死に喰らいつき
その夢は叶って現実となった。
そして引っ越しして一年目はこれまで積み上げてきたものの貯金で前に進めたが
二年目となる今年、初めて二連敗を屈し呆然としている間に昇級の目を失った零は
現在の状況に停滞してしまい次へ進む意欲が無くなっていた・・・。
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頭では分かっているのに動けず勝つ理由がないとしながらも負けると苦しいという
何もかもが中途半端になってしまっていた。
そんな折、学校からの帰り道にひなたと出会った零は
ひょんなことからファーストフード店で彼女にシェイクをおごることに。
そしてその店で偶然出会ったひなたの片思いしている男の子・高橋と話すことになり
零は自分がなんのために学校に行こうと思ったかを改めて思い出し・・・。
あくる日、零は高橋君から連絡をもらい気を利かせたのか
川本家で夕食を一緒に取ることになるが彼に好意を寄せるひなたは
突然のことにかなり動揺していた。
その日はあかりが用事があって留守にするらしく
話し合いの結果温めるだけで食べられるカレーに唐揚げと温泉タマゴをつけることに決まるが
ひなたはかなり不安らしく・・・。
そして当日になり本当にこれでいいのかと不安な様子のひなただったが
高橋君にとって豪勢したカレーは好評だったようで
その様子にひなたも一安心していた。
そうした中、高橋君から零に聞きたいことがあるとして
持ってきたビデオを再生するとそこには対局中の零の姿が映っていた。
ひなたとモモは零がプロ棋士であることを知らなかったことから驚きを見せる中
ビデオには解説役の二海堂が零に対してアツいメッセージを語る様子が映し出されていた。
それを聞くうちに言っていることが上から目線である二海堂に対しムカついたのか
大声を出して反論する零だったがひなたはそんな風に大声を出す零をみて
楽しそうに思えたのかいいなぁと告げると自分に将棋を教えて欲しいと言い出し・・・!?
生まれて初めてそんなことを言われた零はあくる日
誰かに自分の世界のことについて興味を持ってもらえることがこんなにも嬉しいものなんだと
感じながら書店でひなたのための本を選んでいるとそこに二海堂が現れ
何故か一緒に川本家へと向かうことになるが・・・!?
この巻に収録されているChapter11からChapter21のうち
Chapter11からChapter15までの簡易あらすじになります。
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感想
のっけから明るい話ではなかったですが
色々新キャラが登場しましたね。
私的に零と対局した松永さんはかなり良いキャラクターだったのではないかと(笑)
面白いキャラとしてもそうですが棋士生活40年という
先人の人生は零にとってもためになったのではないかと思いますしね。
ああいう良キャラクターは今回だけじゃなく
いずれ何らかの形でまた零と絡んでほしいものです。
もう一人の安井さんについては正直なんとも言えない形での
終わりだったのでなんと言っていいのか分かりませんが
まあ、ああいうプロ棋士もいるんだなという印象ですかね。
彼の前に出た松永さんが良キャラ過ぎたのもあるのかもしれませんが
せっかくプロ棋士にまでなれたんだからもうちょっと頑張ろうぜって感じでしょうか。
彼としては余計なお世話かもしれませんけどね。
それとなにより忘れてはいけないのが義姉である香子登場ですね。
一巻では回想くらいしか出番のなかった彼女がついに登場しましたが
あれは怖い女ですね・・・。
なんていうか一言で言ったら毒婦とか魔女っていう印象が強すぎますし。
ただ、なんていったらいいか難しいんですが零に対して
歪んだ愛情のようなものを向けているような気が・・・。
好きの反対は無関心であると誰かが言っていましたが
香子が零に向けている感情は憎しみや愛情などごちゃまぜな感じで
おそらく香子本人もどういった感情を持っているのかわかっていない気がします。
どちらにしてもどう見ても義理とはいえ姉弟には見えませんので
家族にはまずなれないだろうなと。
だから零はあの家を出たのかもしれませんね。
まあ、そんなかなりワケアリキャラですので
今後も登場するのは間違いないでしょうし
今回のように意味深な言葉を残して零を困惑させるんだろうなと。
ある意味川本三姉妹とは対極な人物だけに今後の登場が楽しみではありますが・・・。
第3巻へ
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