アルスラーン戦記 51話のネタバレ&感想になります。
第51章 神々の裁き
内容ネタバレ
バハードゥルの攻撃を間一髪躱したかに見えたダリューンだったが
ギリギリのところでよけきれていなかったらしく
頭から血を流しつつ倒れ込んだ瞬間、観客から歓声が上がっていた。
決した勝敗に歓喜を上げるガーデーヴィをよそに
必死に呼びかけるアルスラーンの声に応えるかのように
立ち上がるダリューン。
皆がダリューンが立ち上がったことに驚愕する中
ガーデーヴィの命令に従い動き出したバハードゥルによって
ダリューンは壁へと追い詰められつつあった。
しかしダリューンは、纏っていた外套に闘技場を囲む火種を利用して火をつけ
それをバハードゥルの顔に投げつけその視界を閉ざすと
次の瞬間にはその背後から持っていたナイフで首を斬りつけていた。
そして首を斬られたバハードゥルが多量の血を吹き出しながら倒れこみ
ダリューンがアルスラーンに向けて一礼した瞬間
闘技場には割れんばかりの歓声が巻き起こるのだった。
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皆がダリューンの勇士を称える中、
カリカーラは次の国王はラジェンドラに決まったと宣言し歓声が上がるが
負けたガーデーヴィはその結果を認めないと叫んでいた。
自身の負けを見苦しくも認めないガーデーヴィは
神々が間違っていると言い出し喚き散らすと
狂った表情を浮かべ王であるカリカーラに剣を抜いていた。
そんな暴挙をラジェンドラが許すはずもなく
お互い兵を繰り出す中、アルスラーン達もまたガーデーヴィの兵達と相対していた。
迫りくる敵にバフマンの剣が冴えわたる中
ガーデーヴィはアルスラーンの後姿を見て
あやつのせいだと兵士から奪った槍を投擲しようとしていた。
それにいち早く気づいたバフマンはここでアルスラーン殿下が身罷られれば
”あのお方”の名の元にパルスは一つにまとまり何の問題も無くなるのではないかと
頭によぎったものの次の瞬間にはアルスラーンを庇いその身に槍を受けていた。
倒れ伏すバフマンに駆け寄るアルスラーンをよそに
敵将を倒したことに歓喜を挙げていたガーデーヴィ達だったが
次の瞬間、頭上からダリューンが降り立ったことで
恐怖からか逃げだす兵が続出していた。
戦いにおいて群れることを必要とせず
たった一人で狩り場に飛び込んできたダリューンに対し
兵士達は異国の猛き虎”猛虎将軍(ショラ・セーナニー)”と称するのだった。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
あのダリューンが負けるはずがないとは思っていましたが
正直よくあの怪我で立ち上がったものだと感心しますね。
結果としてはダリューンの勝ちは揺るぎない事実ではありますが
これまで彼が戦ってきた者の中でトップクラスの実力者だったのは間違いないかと。
それにしてもガーデーヴィが大人しく自分の負けを認めるとは思っていませんでしたが
なんとも見苦しかったですね・・・。
まあ、彼に王としての器がないことはこれまでからわかっていましたが
それにしたって酷いものです。
ガーデーヴィが納得できずクーデターを起こしたことで
もうちょっと戦いは続きそうではありますが
どう考えてもここからの逆転はないと思いますし
あとは消化試合もいい所かなと。
もちろんそれもバフマンがやられたのもあって
楽観視出来る状況ではないですが
それでも結果は変わらないと思いますしね。
これからの戦いはガーデーヴィがどれほど醜態を晒すのかくらいしか思いませんが
同時にアルスラーン一行の無双劇も見られると思いますので
その辺りを楽しみにしたいですね。
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