ヴィンランド・サガ 155話のネタバレ&感想になります。
第155話 バルト海戦役㉛
内容ネタバレ
砦内へと侵入を果たしたトルケルだが
思わず興奮して戦争が好きだと叫ぶほど暴れまくっていた。
襲い来るトルケル軍に対しフローキも
各隊の報告を受けつつ指示を飛ばしていた。
そんなフローキと共に行動するバルドルだが
砦から上がる戦火を見ながらトルフィンに謝っていた。
ボクは本当は平和なんか望んではおらず
みんな死んでしまえばいい、こんな軍団灰に帰ればいいと
心の底で願っている事を。
そして今夜こそ叶うかもしれない自分の本当の願い
自由になれるかもしれないと・・・。
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一方、トルフィンとガルムの戦いは激しさを増していた。
ガルムは両手に槍を持ち激しい攻撃を次々と仕掛け
トルフィンはその攻撃を手に持ったナイフで受けることで防いでいた。
しかしそんな中、ガルムはトルフィンがナイフを槍を受けるばかりで
攻撃してこない事に業を煮やしたようで
戦いの手を止めトルフィンに殺す気あるのかと問いかけていた。
それに対しトルフィンはだから最初から戦いたくないと言っているだろうとして
俺とお前が戦う意味がないと返すが
ガルムは下で行われている戦士の戦いに目を向け
楽しいから戦うのだと平行線を辿っていた。
戦争に意味なんてなく命なんざぶつけあって遊ぶ以外に使い道なんてないと
嬉しそうに話すガルムの言葉を聞いたトルフィンは思うところがあったようで
そうだな、お前の言う通りこれは遊び(ゲーム)だと告げると
せっかくの誘いだとして手に持っていたナイフを手放していた。
その行動に呆気にとられるガルムに対し
トルフィンは上級者ルールだとして
自分の命を守りつつ相手の命も奪わない、しかも勝つと言い放ち
拳を構えていた。
馬鹿にするように難易度上げていかねぇと楽しめねーんだと
笑みを浮かべるトルフィンに対しガルムは困惑していたが
トルフィンからさらに挑発の言葉をかけられ
相手が本気だと理解する。
そしてお子様相手に刃物使う方がよっぽどバカ丸出しだぜと笑い
かかってこいと挑発するトルフィンに
目の色を変えて襲い掛かり・・・!?
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
とりあえず初っ端の戦争馬鹿丸出しのトルケルの叫びに
笑わせてもらいましたが
なんだかんだで今回のメインはトルフィン対ガルムでしょうね。
まさかガルムを相手に無手で闘うことを決意するとは
正直驚きましたが相手の命を奪う武器を持たないことで
今のトルフィンはより本気で闘えるのかも。
普通だと武器を持つ方が強いのは当たり前なんですが
トルフィンにとって相手の命を奪うということが
大きな枷になっていますしね。
昔のような鋭い眼ではなくまるで別人のように
穏やかな眼のほうが今のトルフィンに相応しいですし
そういった意味でもナイフを手放したのは正解なのかも。
それにあそこまで自分を追い込むように
ガルムを挑発したわけですから
それに見合った実力を見せないわけにはいかないかなと。
何も考えずただ戦いが楽しいというガルムには
トルフィンの心情が全く理解できないとは思いますが
もしトルフィンに完膚なきまで敗れたなら違う道もあるのかも。
体の芯まで戦争馬鹿のトルケルよりは
その可能性が高いかなと(苦笑)
なんにしてもトルフィンが自らナイフを手放したことで
何故か安心した部分もありますので
ガルムに無手でどう勝つのか楽しみです。
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