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BIRDMEN-バードメン-最新 76話 flight74 ネタバレ&感想 つばめへのメッセージ 15巻続き

2019年9月4日発売の週刊少年サンデー 2019年40号に連載されている

BIRDMEN-バードメン- 76話(flight74)のネタバレ&感想になります。

 

flight074 FORGIVENESS

内容ネタバレ

 

病にかかった翔馬を連れEDEN関連施設へと向かったつばめ。

そのことを烏丸に伝えた鷺沢は

何度もつばめにツイートで呼びかけるも反応はなかった。

 

彼女の後を追いかけるために力を貸してくれた

キムリキリという”探索者”持ちの仲間によると

聞こえてはいるが一生懸命聞かないようにしているらしく

つばめは移送中のヘリの中、治療中の翔馬をただ心配そうに見守っていた。


つばめが自分からEDEN関連施設へと向かったことは

すぐさま烏丸から仲間たちへと知らされていた。

 

つばめをよく知る鴨田やアイリーンは驚きと困惑を隠せずにいたが

どうやら鷺沢によると2人は移送の途中とのことで

どうも北へ北へ向かっているとのことだった。

 

バルバラはつばめの選択をバカだと思いつつも

責めるのは酷だと心配そうな表情を浮かべていたが

欧州のほうへと向かっていると聞き部下に調べるようにと連絡を取っていた。

 

そして烏丸には向こうが弟を人質に

”繋ぐ者”の力をどう使ってくるか想定しておけと警戒を促し

烏丸も今度は無理矢理奪還すれば片付くような

問題じゃないのはわかっていると返すのだった。

 

その頃EDEN本部にてエヴァがヴィクトルと

リンカーの少女、つばめについて話していた。

 

その情報をエヴァが知っていることに

ヴィクトルはセラフが繋がっているのはどうにもやりにくいと口にしつつも

何度でもいうが君たちのスピードは早すぎるのだと語る。

これでは人間の多くは振り落とされてしまうと。

 

しかしもう状況は大分変わってしまったために

具体的に法律を整備していくしかないとして

それは現行法に縛られない代わりに人権のうようなものを保障されていない

人間じゃない君達にとってもルールを決めるのは有益だろうと。

 

互いにwin-winの結果を目指そうというヴィクトルは

セラフィムと人類がフェアにやるにはリンカーは必須であり

心配せずとも大事に扱うと言い

エヴァはそんなヴィクトルにあなたに悪用されるぐらいなら

私が殺すと告げ通信を終えるのだった。

 

一方、思わぬ形ではあったもののアーサーと会えたことで

これまでの緊張の糸が切れてしまったロビンは

マライカの”消滅者”の能力により癒されていた。

 

マライカ曰く”先導者”の人はすぐ翼が重くなってしまうとのことだが

そんな彼女からでも他の皆も翼があるんだから1人で頑張らなくていいと言われ

ロビンは穏やかな表情を浮かべていた。

 

そんな彼女を心配して部屋を訪れた仲間たち。

アルヴァはロビンに謝らなきゃいけないことがあるらしく

神妙な顔であなたに無理をさせてるのずっと分かっていたと語る。

 

あなたは悲しみで生まれた”先導者”だから

強いフリが似合わないのも自分しか傷つけられないのも分かっていたけど

あなたには伝説になって欲しかったのだと。

 

妖婦でも女傑でもない女の子が伝説になったらどんなに素敵だろうと思い

私ならその伝説を裏で操る魔法使いになれるって思っていたと語り

本当にごめんと謝るのだった。

 

その上でアルヴァは私のエゴは抑えて働くし罰でもなんでも受けるから

女王を降りるとか言わないで欲しいと言い

ロビンはその言葉に呆気にとられつつも私でいいの?と口にするが

返ってきたのは大勢の仲間からのあなたがいいんだよという言葉だった。

 

仲間たちに募られながらも笑みを浮かべるロビンを見て

何とも言えない表情を浮かべていたバットだが

突然鷹山の中にいるアーサーに声をかけられることに。

 

あのさあこれは一生のお願いなんだけど

ロビンってすぐ自信をなくしちゃうだろう?と話す鷹山(アーサー)に

内心うわ・・・まじでアーサーじゃんと思っていたバット。

 

そんな彼からだから、君は素敵な女の子だって

何度でも言ってあげて欲しいと頼まれることに。

 

呆然としつつも彼を見送ったバットだが

我を取り戻し自分が何を言われたか理解できたのか

思わずいや無理だろ、何アイツ!?死人のくせに何言ってんの!?

と戸惑いを隠せないようで・・・。


ジャスミンに会うため北欧スウェーデン中部にある

牧場を訪れたフォックス。

 

そこにはアルヴァの父親であるヴィゴの姿もあり

挨拶もそこそこに大体話は聞いていると家の中に招かれることに。

 

会うか会わないか決めるのは彼女だとして

話は通すから君はここで待つんだと言われたフォックスは

身体を休めつつ彼の娘であるアルヴァのことを聞くことに。

 

彼女の母親は数学者だったが変わり者扱いされて大分苦しみ

結局心身を病んで早くに亡くなってしまったこと、

だからアルヴァはどこにでも飛んでいけるように育てようと思ったが

彼女は自ら選択し自分の価値がわかる場所へ行ってしまったのだと。

 

それを聞いたフォックスは自分達はある意味

差別のない楽園に住んでいたと言えるのかもなと思いつつも

だがそれも外の世界を知らなければの話だと思っていた。

 

そうした中、授業を終えたアルヴァの妹アストリッドが

ジャスミン先生が呼んでいるとフォックスを迎えにやってくる。

 

彼女に案内されるままに訪れた場所には

アストリッドと同じく数人のセラフの姿があり

研究室があるという地下へと向かうことに。

 

そして彼女がいる研究室を目の前にフォックスは

自分の中にいるジョナサンに譲ってやると告げ人格を明け渡していた。

 

そして彼女と邂逅を果たしたジョナサンは

お互い昔のことに触れつつジャスミンに赦しを斯う。

 

ジャスミンは彼からリリーの形見を渡されたことで

彼女が亡くなったことを改めて理解し悲し気な表情を浮かべつつも

ジョナサンにワクチンを用意しておいたことを告げる。

 

そしてこれは賞品ではなく交換条件でどう?と言い出し

上にいるセラフィムの子の体内でワクチンを作っていることを明かし

ようやく1000万人分は製造できたと語る。

 

このワクチンと製造ノウハウを餌に

EDENに仲間たちの解放を持ち掛けるとして

手伝ってほしいと告げるのだった。


一方その頃、烏丸は鷹山と鴨田の鳥部の面々+アイリーンの3人と共に

あるミッションを行おうとしていた。

 

それはかなり遠くにいるつばめに直接ツイートを送るというものであり

無事に彼女と繋がった烏丸はいきなりの事に混乱するつばめに

近くに翔馬がいるならあいつにもつなげろと指示。

 

そしてつばめと翔馬に対し烏丸は

これだけは言っておく!お前ら次会った時絶対謝るなよ!と告げ

お前ら悪いことしてねーし、こっち誰も怒っていないとして

笑って会える未来にしようつったろ!忘れんな!と

彼らを責めるような言葉は一切なかった。

 

その上でこれは俺と鴨田と鷹山はアマゾンの奥地にいたので

大変機を逸したのですが・・・と少し神妙な様子を見せながらも

アレやってほしいと言っていたと鷺沢に聞いたとして

皆と共に「誕生日おめでとう!」という言葉を伝えツイートを終えるのだった。

 

思わぬ言葉に呆然とするつばめをよそに

同じく烏丸からの言葉を聞いた翔馬は

烏丸君やっぱ変な人だねぇ、怒ってるし謝ってるし・・・と呟いていた。

 

そしてガラス越しに自分を見守っていた姉に泣いているのかと尋ねたところ

返ってきたのは今泣いちゃうと後がヤバいから泣いてないという

明らかに泣いているだろうと思われる言葉だった。

 

当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

前回のラストでつばめがEDEN関連施設に

病に倒れた弟を連れていったという

衝撃的な内容が語られましたがあくまでも今のところは

大丈夫みたいですね。

 

恐らくヴィクトルの言葉通り彼女は人間とセラフの

架け橋となる存在でもあるので

利用されることはあっても命が脅かされるということはなさそうです。

 

それに翔馬も見た限りはかなり回復してきたようにも見えましたし

彼がこの後人質として扱われるかどうかは定かではないですが

こちらも今すぐどうにかなる感じではないかなと。

 

それにしても烏丸が今回ピンポイントで遠距離ツイートを成功させましたが

あれって地味にすごい事してますよね・・・。

 

まあ、今の時代携帯やらネットで世界中で連絡がとれるのは珍しくもないですが

それにしたって烏丸がもうちょっと成長したら

仲間の力を借りなくても今のようなことが出来るようになるかも。

 

今はどんなことが出来るかまだ思いついてはいませんが

烏丸にしても他の仲間にしても能力がより強くなった時に

出来るだけ取れる選択肢は多い方がいいですし

これからどういう形で強化されることになるのか楽しみです。

 

それはそれとしてフォックスが無事にジャスミンと会えたわけですが

彼女と本格的に組むことになりそうですね。

 

彼女の目的としてワクチンと製造ノウハウを餌に

EDENに仲間たちの解放を持ち掛けるとのことですが

正直上手くいくかどうかは何とも言えない感じ。

 

普通だったらそれを受け入れる可能性もあるとは思いますが

相手が相手なだけに思わぬ形で足をすくわれる可能性もあるかなと。

 

特にあのヴィクトルは一筋縄ではいかない人物ですし

彼の動向によって成否が決まると言っていいかも。

 

さらに言えばそこに”繋ぐ者”であるつばめもいるわけですから

想定していない事態に陥ることもありそうですし

その辺りどうなるのか・・・という感じですかね。

 

ともあれ色々な場所で事態が動いているのは間違いないので

これからどうなるのかはわかりませんが

とりあえず烏丸達はまた七翼探しの旅に向かうのではないかと。

 

最後の一人については私的にエヴァではないかと。

以前に鷹山がそれっぽいことをほのめかしてましたし。

 

ただまあ、彼女がいるのはEDEN本部でしょうし

色々と問題が起こるのは間違いないので

そうすんなりとはいかないだろうなと。

 

ちなみに次回についてですが予告には45号とありましたので

続きはおそらく10/9になるかと。

 

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