2019年9月25日発売のアフタヌーン 2019年11月号に連載されている
ヴィンランド・サガ 165話のネタバレ＆感想になります。
第１６５話 シグルドの出立
内容ネタバレ
ハーフダンとの決闘の後
シグルド達は母アスレッドに見守られながら
船出の準備に取り掛かっていた。
そうした中、アスレッドからシグルドに付き従う家人の名をそれぞれ呼び
もうシグルドはうちの跡取りではなく
うちの家人のあんた達がシグルドに従う理由はないとの話が。
しかしオルム、ヘルギ、セグン、デュレの四人は
まあ、シグやん独りじゃ船を操ることもできないでしょ？と笑い
これからもシグルドについていくことを決めていた。
そんな彼らの様子にアスレッドは嬉しそうに笑みを浮かべつつ
シグルドにいい友達を持っているわねと声をかけ
ハトルガルド達もシグルドの決断に賛成していた。
いきなりそんなことを聞かされたシグルドは
照れ隠しからかごちゃごちゃうるせェー！と叫ぶも
その眼には涙が浮かんでいたのだった。
東へと向かって出航した船を
崖の上からただ見守るハーフダン。
そこへアスレッドがまたここですかと言いつつ姿を見せ
シグルドからの伝言を伝える。
「トールズの子トルフィンが生きて戻ったら彼を支援してあげて下さい」
「トルフィンの事業がアイスランドを豊かにしてくれるかもしれません」
そんな伝言を聞かされたハーフダンは
ふんっと一笑に付しながらも
太陽が昇る方角へと向かうシグルドの船をただ見守るのだった。
それから2年後アイスランド
トルフィンの生まれた村1016年6月。
海の向こうから6隻にも及ぶ大船団が姿を見せたことで
村は騒ぎとなっていた。
ユルヴァはハーフダンが仕返しに来たと思い込み
迎え撃つ準備を整えていたが
他の村人は2年も前の話だからかあまり真剣見はなかった。
それでもユルヴァからこんなどイナカの漁村に船6隻
ハーフダンじゃなかったら誰だってんだ！？と言われ
とりあえず何があってもいいように女子供を隠し
戦の準備に取り掛かるのだった。
一団の先頭の船の一人が村に向かって手を振ってきたものの
ユルヴァが罠だと言い出し先制攻撃を指示したことで
村人たちも船に向かって矢を射かける。
それに驚いたのは手を振っていた船の一員であり
村人たちもなにかおかしいと思っていたところ
その船の先頭に立って村に声をかけてきたのは
ユルヴァの弟であるトルフィンだった。
弟の名にあっけにとられるユルヴァ達に対し
トルフィンは俺達は敵じゃないと何度も叫び
なんちゅう出迎えだと思わず呟きながらも
船を港へと寄せるのだった。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ！
感想
シグやんが出立するのは分かってましたが
父親にトルフィンのことを願うとは正直驚きました。
まあ、前々からの流れですでにトルフィンに思うところはないと
理解していたもののなんだかんだでトルフィンを買っているんだなと。
そんなトルフィンは今なにをどこに向かっているのかと思っていましたが
いきなり2年後で6隻もの大船団と共に
故郷に帰ってくるとは流石に予想外でした。
一体この2年間の間に何があったのか気になるところですが
あれだけの船団を率いている以上
それなりに成功したんだろうなと。
詳しくは次回語られることになるみたいですので
それを楽しみにしたいと思っていますが
本当に何があったら2年であそこまで変わるのやら・・・。
それにグズリーズも姿を見せましたが
あれから2年経っていることもあってか
髪も伸びてちょっと大人っぽくなっていましたし
本当に何があったのか楽しみです。
もちろんトルフィンも前とは少し髪型が違っていましたし
前よりも風格というか男っぷりが上がっているように見受けられました。
この2年という歳月を彼らがどういう風に過ごしてきたのかはわかりませんが
少なくともトルフィンとグズリーズを見る限り
どちらもよい成長をしているように見えましたので
良い経験を積んだんでしょうね。
ともあれ先ほども言っていたように
詳しくは次回で語られることになりそうですので
トルフィンの口から何が語られるのか楽しみです。