2019年10月17日発売の週刊ヤングジャンプ 2019年46号に連載されている
キングダム 618話のネタバレ&感想になります。
第618話 戦場への思い
内容ネタバレ
前線で指揮するところを襲われた河了貂。
金毛率いる部隊によってその命が失われようとしたその瞬間
貂に止めを刺そうとした敵兵に矢が突き刺さっていた。
絶体絶命の貂の窮地を救った弓矢兄弟の仁は
その驚異的な弓術によって次々と敵を射殺しながら
貂を助けるべく走っていた。
しかしこの好機に金毛が止まるはずもなく
執拗に貂の命を狙う中
仁の弓も限界を迎えつつあったようで・・・。
懸命に敵を射っていた仁だが
とうとう弓が限界を迎えてしまい真っ二つに。
それでも仁は壊れた弓を手放し
貂を守るため自らの身体を盾に迫る騎兵の前に立ち
落馬させることに成功する。
しかしその代償は大きく馬に踏まれた仁は倒れ伏し
落馬した兵によって止めを刺されようとしていた。
そして槍が仁の首へと突き刺さろうとした瞬間
兵士の首を吹き飛ばしたのは
離れた場所にて弓を構える弓矢兄弟の弟・淡の矢だった。
兄ちゃんを傷つける奴は絶対に許さないぞ!と叫びながら
放たれた淡の矢は射られた部分が消し飛ぶという
とんでもない威力を持っていた。
それでも金毛は貂を執拗に狙い
ついに自らの剣を持って貂に襲い掛かるが
その瞬間金毛の胴には矢が突き抜けていた。
趙の兵たちが金毛の名を叫ぶ中
貂は自らを省みず助けてくれた仁のもとへ行き
未だ意識を喪い倒れる彼に
仁と淡のおかげで助かったと感謝を伝えていた。
しかし貂の前には先程淡の矢によって
命を落としたと思われていた金毛が
致命傷とみられる傷を受けながらも剣を手に立ち上がっていた。
もう間もなく命を失うであろう金毛は
貂にここはガキ共の夢追い場ではないぞと告げる。
ここは国を背負う大人達の戦いの場であり
戦場に夢見る貴様らのような奴らがいるから
戦争は無くならぬのだと。
しかし貂はその金毛の言葉に対し
それは違う!戦争が無くならない原因の源は
あんた達の方だ!と真っ向から反論する。
その上でそれも否定はしない、思いはそれぞれであり
オレ達の思いも決して子供じみたものじゃなく
今は戦争だから互いにぶつかり合うしか仕方がないが
信はいつもこう言うのだと語る。
金毛、お前の思いもオレ達が背負っていくと。
その言葉を聞いた金毛は
貴様らに我らの思いが分かってたまるかと返すが
貂からちゃんと分かるから信も飛信隊も強いのだと言われ
血を吐きながらその場に膝をついていた。
何故黒羊で慶舎が飛信隊・信に討たれてしまったのか
少し合点がいった金毛だが
それでもそんな大層なことは我らに勝ってから言えと告げ
ちらっと離れた場所にて弓を構える淡のほうへと目を向ける。
その視線に何か気づいた貂だが
金毛が勝つのは我らだと叫び剣を振り上げた瞬間
金毛の頭部にまるで閃光のように
淡の放った矢が突き抜けるのだった。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
ここで貂がやられるとは思っていなかったので
彼女の命が助かったことについては
それほど驚きはしませんでしたが
淡の覚醒については正直驚きました。
もちろんなんとなくどこかのタイミングで
淡が人を射てるようになるとは思ってましたが
まさかあれ程までに威力が強いとは・・・。
単純に遠く離れた場所から狙撃に成功するだけでも
驚異的なのに射たれた部分が
吹き飛ぶとか矢が突き抜けるとか
ぶっちゃけもう違う武器じゃね?って感じです。
これまでなんだかんだで飛信隊に貢献できていなかった淡ですが
今回を機に一気に大戦力になりそうですね。
銃がなく矢が主力の遠距離戦ですので
あれだけの精度・威力は脅威としか言いようがないかと。
それはそれとして趙軍の将の一人にして
要の一人でもあった金毛が命を落としたことで
これでまた一つ趙を追い込んだのではないかと。
今現在進行形で王翦もピンチが続いてはいますので
楽観は出来ませんけどね。
ともあれこれで敵の要の一人を討ち取ったので
これで戦況がどう動くのかも含めて
次回どうなるのか楽しみです。