2020年6月11日発売の週刊ヤングジャンプ 2020年28号で連載中の
曝ク者! 第13話のネタバレ&感想になります。
第13話 言い訳
内容ネタバレ
”日の出”の件が一段落して
楓の毎日は”いつも通り”に戻った。
いや蘭達と挨拶を交わすようになり
少しだけ変わった所も。
そんな折に先輩である綾から
新しい仕事を任せられることになるが・・・。
週刊論州はスクープネタ以外にも
歴史小説やグラビア、政治コラムなどを掲載している。
2週間前、楓は綾から街中で見かけたモノに
妄想で存在する理由をつける
エッセイ「キリトリ」の作家さんを引き継いでいた。
締め切りまであと3日ということもあって
最近遅れがちで未だ原稿が届かない
大林先生のもとを訪れた楓。
大林は進行が遅れている理由は簡単だと
指をパチンと鳴らし
僕のレンズが曇ったからだと語る。
昔は書くべきことが光って見えたが
今は全て鈍く冷えて応えてくれなくなってしまったと。
綾曰く慣れればクセになるという”大林節”に戸惑う楓だが
大林からなんで僕のエッセイ人気ないと思う?との声が。
何と答えたらいいかわからず口ごもる楓だが
「キリトリ」は他誌でヒットを出した作家さんとは思えないくらい
論州でウケておらず楓も正直面白いと思っていなかった。
どこが駄目だと思う?との問いかけに答えられずに
必死になんて言えばいいのか考えを巡らせていたが
結局何も答えることは出来ず
大林からもういいと言われてしまうことに。
大林はちゃんと作品に向き合ってくれてたら
何か一つは言葉が出たはずだとして
ノルマをこなすだけの人間とは話したくないと言われ
何の成果もなく戻ることになるのだった。
戻ってきた楓は大林先生の言う通りだったと
改めて資料室にてこれまでの「キリトリ」を読み返していた。
探し物に訪れた蘭とばったりとあったことで
今回の件、蘭だったらどうするのか尋ねてみることに。
蘭も楓が何をしているのかわかったらしく
「言い訳の入る余地を残すな」と告げる。
本当に成し遂げたいものがあるのならなと話す蘭に
どんな手をつかってもですかと余計な一言を言ってしまったものの
じゃあ、私は・・・?と自らを省みるのだった。
そして3日後の締め切り当日。
やってきた楓に大林は
編集部は何を考えているんだと不満が爆発していた。
この3日間の間
楓は大林の書いたものを全部読んで
前の雑誌の編集にも話を聞きに行った。
大林もそれを知っていたようで
ここまでは良いとしながらも
実家まで行ったのはやり過ぎだと。
言い訳の入る余地を残したくなかったので・・・と言う楓に
だからってやっていいことと悪い事があるだろ!と告げるが
楓はでも今なら答えることが出来ると言い
3日前に大林から問われたことについて語りだす。
大林もその時の事を思い出したのか
聞くだけだぞととりあえず話を聞くことにしたが
いきなり先生のそのナルシシズム全部さらけ出してみませんか?と
思ってもいなかったことを告げられることに。
その上で楓は先生のエッセイ全然入ってこなかったと語り
言い回しとか言葉のチョイスは面白いが
”素”が見えづらく人間の汚いところを見たがっている
論州の読者層とは合いづらいんじゃないかと。
「照れが見えるナルシストは一番カッコ悪いです!」
と言われ衝撃を受ける大林に畳み掛けるように
楓は指パッチンや話す時の足の仕草とかを指摘する。
その上で最後まで恥ずかしいくらい
カッコつけたやつを書いて欲しいと。
お母さんもそれは読んでみたいと言っていたと聞かされ
赤面する大林だが楓の言葉に思うところがあったようで
すぐさまエッセイに取り掛かるのだった。
数週間後、蘭にばったり会った楓は
おかげ様で大林先生のエッセイが人気出て来たと報告すると共に
ありがとうございましたと感謝の気持ちを伝えていた。
蘭は特に何か言った覚えはないと答えるが
そこへ姿を見せた編集長の壬 栄徹から
大事な話があると声をかけられ・・・。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
前回で日の出関連の話は終わり
今回は新しく仕事を任せられることになった楓ですが
作家の担当とかなんとも出版社らしい仕事だなと。
まあ、スクープネタを追うというのも
こういう雑誌では当たり前の仕事ではあるんですが
今までとは全く違う仕事だったので。
それにしても作家さんの担当になるというのは
出版社独自の仕事ですよね。
以前ジャンプでバクマンという
漫画家を描いた作品がありましたが
作家を担当するって本当に大変なんだろうなと。
あくまでも想像するしかありませんが
担当次第で売れる可能性もあればその逆あるわけで
他人の人生を背負うというのは
そう簡単にできることじゃないですしね。
まあ、その分やりがいもあるんでしょうけど
私的にはちょっと・・・って感じです。
ともあれ前回までとは打って変わって
大人しい展開だったわけですが
ラストに出て来た初登場の編集長によって
次回厄介な事態が起こりそうな感じ。
話しの中心になるのは蘭っぽいですが
おそらく楓も関わることになると思いますので
どういう話になるのか楽しみです。