2020年7月22日発売の
週刊少年サンデー 2020年34号に掲載されている
葬送のフリーレン 第11話のネタバレ&感想になります。
第11話 村の英雄
内容ネタバレ
フリーレンに促されるままに
音を確認しにきたフェルンは
そこで修行に明け暮れるシュタルクの姿を発見する。
不自然だった崖の崩れ方が
シュタルクによるものだと気づいたフェルンは
竜と戦う気はないのに
何故修行を続けているのか尋ねていた。
シュタルクは俺がこの村に来た時
皆、辛気臭い顔して竜の恐怖に怯えていたと語る。
そんな連中が今ではシュタルク様がいるから
この村は大丈夫だと幸せそうに笑ってる。
俺は何もしておらず
この村が襲われていないのは
ただの竜の気まぐれであると。
竜が村を襲ったら戦うのかと聞かれたシュタルクは
死んだって嫌だといいつつも
この村の連中にとっては俺は英雄であり
俺が守らなきゃならないんだと語る。
とは言って見たが実際は逃げ出しちまうかもと言い
額の傷だって魔物と戦いたくなくて
師匠と喧嘩した時にできたものであり
殴られたのはあのときが初めてだったと。
結局俺は師匠に一度だって褒められたことはなかった
俺に失望したんだろうさと。
そう語るシュタルクの手をとり
修行の痕を確認したフェルンは
シュタルク様は逃げないと思いますと告げる。
俺の何がわかる?と言われ
微塵もわかりませんと答えながら
怖かったことを思い出したと言い
初めて魔物と戦った時の事を語り始める。
修行はそれまでに十分すぎる程積んできたが
恐怖で足が竦み逃げ出してしまった事。
どこまでも追って来る魔物に
何故か助けてくれないフリーレン様。
追い詰められ、覚悟を決め振り返った時
身体が動いたのだと。
必要なものは覚悟だけであり
必死に積み上げてきたものは決して裏切らないとして
シュタルク様はどうしようもない臆病者ですが
村を守りたいと思う覚悟だけは
きっと本物だと思いますと微笑むのだった。
あくる日、フリーレン達はシュタルクのもとを訪れたものの
その姿はなく逃げたかと思っていた所
そこへシュタルクが姿を見せる。
シュタルクは改めて足止めは30秒でいいのかと確認し
俺が途中で死んだとしても竜は必ず仕留めてほしいと言い
フリーレンもそれを了承。
その上で何故村の人達のために
そこまでするのかと聞かれた
シュタルクは俺はこの村に三年もいたんだぜと
笑みを浮かべていた。
その三年はフリーレンにとっては短いようで
その事を口にし超長ぇよと反論されつつも
一行は竜のいる場所まで歩き出す。
その道中気合を入れなおすシュタルクだが
その手は恐怖に震えており
フェルンにその事を突っ込まれるも
フリーレンはそんなシュタルクを見て笑みをこぼしていた。
どうやら彼の師であるアイゼンも同様だったらしく
彼が言うには怖がることは悪い事ではなく
この恐怖が俺をここまで連れてきたんだと。
フリーレンから震え方まで同じだと聞かされた
シュタルクは師匠も自分と同じように怖かったんだと理解し
必要なのは覚悟だけだと紅鏡竜と対峙していた。
その様子を見ていたフリーレンは
竜の間合いに入ったのを見てとるが
竜は警戒しているのか攻撃してくることはなかった。
改めてフリーレンは村が襲われなかった理由を理解する。
竜は賢い生き物で強い相手に
自分から喧嘩を売りに行くような馬鹿じゃない。
アイゼンがシュタルクを殴ったのは
あいつが弱かったからでも失望したからでもないのだと
以前アイゼンから聞いた話を思い出していた。
弟子と喧嘩別れをしたというアイゼンは
反射的に体が動いてしまったと後悔していた。
その上で俺は怖かったんだと話し
俺の弟子はとんでもない戦士になると確信したのだと
どこか誇らしげに語り・・・。
そしてシュタルクと紅鏡竜の戦いが始まり
シュタルクは敵の攻撃を凌ぎつつ
頭に向かって一撃を繰り出す。
そして今だとばかりにフリーレン達に
魔法で攻撃するようにと要請するも
何故か二人は動かなかった。
何で撃たないのか!と怒りながら
一人で戦えって言うのかと目に涙をためて文句を言うが
フリーレンからもう死んでいると言われ・・・。
その言葉の意味を理解できず呆然としていた
シュタルクだがようやく理解したようで
その場に立ち尽くしていた。
フリーレンはそんな彼をよくやった期待以上だと労うと
早速竜の巣を確認しに動いていた。
子供のように燥ぐフリーレンを嗜めようとするフェルン。
二人の様子に毒気を抜かれたシュタルクは
本当にくだらねぇなと笑みを浮かべ
師匠の言葉を思い出す。
師匠はお前のせいで勇者一行の冒険が
くだらない旅になったと言っていた
くだらなくてとても楽しい旅だったと。
フリーレンも一緒に旅をしていた時の事を
懐かしそうに思い出す。
探索の結果かき氷が作れる魔法書を見つけ
燥ぐフリーレンの様子に
アイゼンはくだらんと零していた。
人類最強と言われた南の勇者も
魔王直下の七崩賢に討たれ
俺達だって生きて帰れるかどうかわからないと。
しかしヒンメルはそんなアイゼンに
辛く苦しい旅がしたいのかと言い
僕は終わった後にくだらなかったって
笑い飛ばせるような楽しい旅がしたいのだと語り
アイゼンはくだらんと返すが・・・。
竜を無事に討伐し村の皆から賞賛を受けた
一行は三人揃って村を出る。
早速見つかった魔導書に書かれた
透けて見える魔法を使ってみたフェルンが
シュタルクを見て侮蔑した目でちっさ。と言い
ちっさくねーよ!と反論する場面も。
そんな彼にフリーレンはこれからどうするのか尋ね
別にアイゼンのところに帰ってもいいんだよと告げる。
しかしシュタルクの気持ちは決まっていたようで
師匠が俺を連れてけって言ったんだろと言い
それに俺もくだらない旅がしたくなったんだと
二人の旅に同行するのだった。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
前回のフリーレンの様子から
シュタルクが強いのは予想してましたが
想像以上に強かったですね。
紅鏡竜を相手にある程度戦えるとは思ってましたが
まさかのワンパンとは・・・。
それだけシュタルクの実力が隔絶しているんだとは思いますが
まさかあれ程強いとは驚かされました。
師であるアイゼンも恐怖したと言ってましたし
恐らくアイゼンよりも実力は上なのかも。
性格的にはヘタレっぽいですので
自分が常に先頭に立って仲間を引っ張っていく
タイプではなさそうですが
少なくとも心強いのは間違いないかと。
それとフェルンが透けて見える魔法で
シュタルクのどこを見てちっさ。と言ったのかは分かりませんが
なんていうかあんな感じでずっといじられるんでしょうね。
なんにしてもヘタレではありますが
やる時にはやる男ですので
今後に期待したいところですね。
とりあえず最後のページの
欄外コメントにもありましたが
新天地へとありましたので
新たな場所で何が起こるのか楽しみです。
それと次号はフリーレンが
表紙&巻頭カラーとのことですので
そちらのほうも。