2020年11月26日発売の
モーニング 2020年52号で
連載されている宇宙兄弟 365話の
ネタバレ&感想になります。
第365話 裸足の4人
内容ネタバレ
スーツを着て出発する
準備を整えていた日々人だが
そこへマクシムから連絡が入る。
どうやらロシアのゲン担ぎとして
ロシア人は”旅立ちの前に座る”のが
しきたりとのことで
日々人もなんでだろうと思いつつ
言われた通りにしていた。
それぞれ着飾ったマクシム4の面々は
旅立ち前のセレモニーに参加する。
これから彼らは打ち上げ場のある
カザフスタン”バイコヌール”へ向かい
そこで2週間の最終調整後
月へ向かうという予定となっていた。
マクシムが言っていたように
皆がマクシム4の旅の成功を
祈願して着席する。
本当に座ったことに
日々人は驚きながらも
同じように着席し
周りに目を向ける。
そこにはボルシュマンらの姿もあり
そんな彼らを見て改めて
俺たちの旅が始まるのだと感じ
同じように旅の成功を
祈願するのだった。
その後飛行機に乗り日々人達は
カザフスタンの地に降り立つ。
そしてバイコヌールから
初飛行の飛行士は成功を願って
”植樹の儀式”をやるらしく
宇宙飛行士の並木へと向かうことに。
そこには最初に植えたガガーリン、
トルストイ3の3人が植えたポプラ、
3年前にフランツとマクシムが
植えた木もあった。
日々人も彼らに倣うように
一本の木を植え笑みを浮かべていた。
マクシムが言うには
”ゲン担ぎの儀式”はまだあるらしい。
ロシア映画”砂漠の白い太陽”を
鑑賞すること。
出発直前
”送迎バスのタイヤに立ちション”
すること。
ソユーズに乗り込む前に
”上司から膝蹴りをもらう”こと
などなど・・・。
発射場へ向かう車中でマクシムは
全ては宇宙飛行が成功するための
儀式であると語る。
過去の成功事例から
生まれて根付いた者だが
しきたり・ジンクス・ゲン担ぎが
山ほどあり正直ロシア人でも
面倒くさいって思っていると。
その上でフランツは
それでも受け入れて溶け込もうと
してくれてる日々人と吾妻の姿勢は
同じチームとしてありがたいと
笑みを浮かべていた。
発射場に到着した日々人達だが
マクシムとフランツが
突然靴を脱ぎ始める。
どうやらこれもゲン担ぎらしく
”宇宙飛行士は打ち上げ場で靴を脱ぐ”
とのことだった。
幾度となくロケットを打ち上げてきた
ここの地面のパワーを裸足で
感じると運気が上がる。
そう同意を求められた吾妻は
聞いたことが無かったのか
一瞬戸惑いながらも
そうだったなと靴を脱ぎ
日々人も同じように靴を脱いでいた。
集まった記者から
発射台をバックに写真を撮られる中
記者の一人から
ところでみなさんなんで裸足なんですか?
との声があがる。
どうやら記者も初めて見たらしく
靴を脱ぐのはマクシムの
悪ふざけだったようで
こんなことになるとは・・・と
口にしていた。
それでも吾妻はいいじゃないか
俺たち次第だと語る。
俺たちがこのミッションを
成功させたらこれが新しい”儀式”に
加わるんじゃないか?と言い
次回からのクルーも
みんなここで裸足になるぞと。
マクシムもまた
余計な事しちまったと言いつつも
もう後戻りはできないとして
次回からも靴を脱いでもらうぞと
ミッションの成功を願うのだった。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
ようやくロシアの日々人達も
月へ向けて最終段階に入りましたね。
ロシアでのセレモニーを終えて
カザフスタンのバイコヌールで
2週間の最終調整し
ロケットで月へという流れかと。
打ち上げてからは
軌道にもよるらしいですが
早ければ約2日で着くらしいので
3週間弱で六太と再会できそうです。
待ちに待ったという感じですが
ロシアのゲン担ぎは
中々に面白いですね。
日本にも多種多様の
ジンクスやゲン担ぎがありますが
ロシアのそれは
結構ユーモラスなのが多い気がします。
前の冬の池だか湖に
飛び込むのもそうですが
これもクルーの一致団結には
大いに役立っているんじゃないかなと。
マクシム4も成功すれば
”打ち上げ場で靴をぬぐ”という
新しい儀式として加わるでしょうし
イヴァン達トルストイ3も
同じように悪ふざけしたんだろうなと。
なんにしても現状特に問題が
起こっているわけではないので
このままいけば無事に
月に旅立つことはできそうですね。
次回で発射まで行けるのか
それとも別視点の話になるのかは
分かりませんがなんとか無事に
月に辿り着いてほしいものです。
そんな気になる続きは
予告で12/10発売の
2021年2・3合併号とのこと。