魔法使いの嫁 雑誌掲載最新話

魔法使いの嫁 最新 74話 ネタバレ&感想 リアンとフィロメラの確執

2020年12月4日発売の

コミックガーデン 2021年1月号で

連載されている魔法使いの嫁 74話

ネタバレ&感想になります。

 

第74篇 Nothing venture,nothing have.Ⅳ

内容ネタバレ

 

ベッドで療養生活を送っていた

シメオンはアレクサンドラから

許可を得て退院できるまでに

回復していた。

 

シメオンもベッドから離れられて

嬉しく思っているようで

特に気兼ねなくトイレに行けると

笑みを浮かべていた。


そこに退院すると聞いた

エリアスが姿をみせたことで

人間のトイレを使うのかどうかの話に。

 

エリアスはどういう話の流れで

聞かれたのか分からず困惑するが

何故か皆の視線は同じく退院する

セスへと向かう。

 

エリアスは帰るのか?と尋ねるが

セスは学院が封鎖されていることから

そうすることも出来ないと語る。

 

その上でそれに今回呼ばれたのは

妹が倒れたと聞いたからだとして

いい機会だからと

色々話を聞いて来ると。

 

こんな状態では仕事も出来ないと

話すセスにエリアスは

ふと気になったのか

お前とチセはどうやって

出会ったのか尋ねる。

 

しかしセスは私にではなく

チセさんに直接お聞きしたらどうです?

と答える気はないようで

あなた達の相互理解のためだと言い

救護室を後に。

 

残されたエリアスは

そういえば今のチセばかりで

僕と会う前のチセの事を

あまり知らないことに気づく。

 

そうこうしている間に

救護室に体調を崩した

生徒が来たことで

エリアスはアレクサンドラに

自分の代わりにシメオンを部屋まで

送っていって欲しいと頼まれることに。

 

一方その頃チセ達は

学院が封鎖されてしまい

外に出ることも出来ず

来週にあるテストに向けて

皆で集まり勉強会をしていた。

 

ただそれも流石に飽きてきたようで

皆から不満の声が上がり始める中

ヴァイオレットからある提案が。

 

どうやらそろそろ皆が

そう言うと思っていたらしく

バッグから取り出したのは

パズルのような不思議な物体だった。

 

魔術の世界に疎いチセとゾーイは

不思議そうにその物体を手に持つが

彼らの話ではこれは

魔術師用の練習ゲームとのことだった。

 

初等部で習うような”錠”の術式を

場にいる人間で重ね掛けして

それを誰が早く開錠できるのか

競うものであると。

 

チセとゾーイはやったことないなら

早速やってみたらいいと言われ

参加することになるが・・・。


その頃、エリアスはアレクサンドラに

言われた通りシメオンを

彼の部屋まで送り届けていた。

 

シメオンは改めてここまで

送ってきてくれたことに礼を言い

エリアスもまた何かあったら

呼んでくれて構わないと返していた。

 

どうやらエリアスは

人間は脆いと思っているらしく

シメオンはそんな過保護のエリアスに

アレクサンドラから着けられた

装置について説明する。

 

手首に着けられた装置は

シメオンのバイタルに異常があったら

アレクサンドラに連絡が入るのだと。

 

シメオンは安定するまでは

救護室通いだけど

一先ずは問題ないはずだと語る。

 

今のところ警備も強化されているとして

じゃあまたと部屋に入ろうとする

シメオンだがふと何か思ったのか

エリアスに音楽は好きか?

と問いかける。

 

エリアスが嫌いとかではなく

考えた事もあまり聴いたことも

ないと答えたところ

シメオンはお礼に何かよさげなものを

次会うまでに見繕ってくると。

 

そんな彼にありがとうと

部屋に入るのを見送ったエリアスは

歩きながら音楽について考える。

 

かなり前にアンジェリカが

レコードかけていたような気がする。

 

チセは特に聞いてる様子はないが

あの子はどんな音楽が

好きなんだろう?と。

 

そんな事を考えながら

チセ達のもとへ向かったところ

丁度ゲームをしているようで・・・。


皆が楽しそうにゲームしていたが

順位は上からマーティン、ジャスミン、

ベアトリス、リアン

そして最後がゾーイだった。

 

チセも参加し実質的に1位だったが

魔法によって全部自動的に

開いてしまったらしく・・・。

 

しかし何故か罠には

かかってしまうようで

チセの髪は黒に染まっていた。

 

その罠はロイが

仕掛けたもののようで

すぐに元の色に戻ったが

そこへヴェロニカ達が姿を見せる。

 

リアンはヴェロニカの後ろに立つ

フィロメラを見て

久々に勝負するぞと持ち掛ける。

 

断ろうとするフィロメラだが

ヴェロニカから私も見てみたいと言われ

拒否する事も出来ず蒼白した表情で

リアンとの勝負を受けることに。

 

その様子を離れた場所から

見守っていたアルキュオネは

昔フィロメラの母から

言われたことを思い出していた。

 

フィロメラがまだ幼い頃

アルキュオネはマスターである

彼女の父親に従い彼の家族と共に

ピクニックへ出かけていた。

 

家族の仲は良好のようで

皆が笑みを浮かべていた。

 

フィロメラの母は

楽しそうな夫と娘の様子に目を細め

アルキュオネにある頼みごとをする。

 

私たちカメラも写真も

アルバムも持ち歩けないから

あなたもこの光景を

”記憶”しておいてねと・・・。

 

そんな事を思い出していた

アルキュオネは丁度姿を見せた

エリアスに気づき挨拶を交わす。

 

エリアスは挨拶を交わしながら

あの時の使い魔であることに気づくが

挨拶をしてくるとは予想外だと

思っていた。

 

そんな思いをよそに

アルキュオネはエリアスに

不躾な質問かもしれませんがと

あなたも私と同じものなのかと

質問されることに。

 

アルキュオネは

雑事のために物質を纏っているらしく

あなたもそうではないかと感じたと。

 

さらにエリアスの事を

人造精霊だと思っていたらしく

エリアスはそれを否定する。

 

観察しに来たというエリアスの言葉に

アルキュオネは私は観察結果を

処理する機能があまり複雑ではなく

羨ましいと語る。

 

そう言われたエリアスは

無視してもいいはずだと思いつつ

つい言葉が出てしまっていた。

 

君が言うより

わからないことのほうが多いと。

 

そうですかと応えたアルキュオネは

エリアスに上手く会話が続かず

申し訳ありませんと謝罪。

 

その上で私は他者へどのように

声をかけるべきであるのか

いまだわからないのだと言い・・・。


一方リアンとフィロメラのゲームは

終盤に差し掛かり

どちらも最後の1個に。

 

必死に開錠しようとしている

リアンを見てフィロメラは

昔の事を思い出す。

 

リアンとゲームをして

勝ったことを褒めてもらおうと

おばあさまに報告したが

”くだらない”と言われた時の事を。

 

そんな事を考えている間に

リアンは最後の1個を解き

リアンの勝利が決まる。

 

終わったと一息つくフィロメラだが

リアンはそんな彼女に

なんで手加減したのかと問い詰める。

 

俺はこういうのがとことん苦手で

お前が俺より早く

できないわけないだろ!と。

 

熱くなり過ぎだとアイザックが

二人の間に割って入るが

フィロメラは冷たい表情で告げる。

 

今と昔は違う。

勝手に期待して

勝手に失望しないで。と。

 

その言葉を聞いたリアンは

何も言わず去っていき

フィロメラもまた気分が悪くなったのか

ヴェロニカに許可をもらい

リアンと違う方向へと走っていってしまう。

 

チセはフィロメラの後を追いかけるが

残された者達はただ茫然としていた。

 

そしてあの二人何かあったっけ?と

色々思うところを口にしていたところ

ジャスミンの様子が・・・!?


追ってきたアイザックに対し

リアンはどうしてあいつは

真剣に勝とうとしないんだ

どうしてあんなに卑屈なんだと

愚痴を零していた。

 

しかしアイザックは

きっとそうじゃないと

生きてこられなかったからだと語る。

 

なおも納得できないリアンは

さらに不満を口にするが

アイザックはそんな彼の

胸倉を掴み告げる。

 

どうしてそうしなきゃいけないのか

ちょっとは自分で考えろと。

 

その手を振り払ったリアンは

お前は人の事を考えすぎだと言うが

アイザックは傲慢よりよっぽどいいと

その場を去ってしまい・・・。

 

一方、走るフィロメラに

追いついたチセは

大丈夫かと声をかける。

 

泣いているのかと思ったチセだが

フィロメラの目を見て気づく。

 

自分と同じように泣けないこの目を

私は知っていたんだと。

 

フィロメラはリアンの事を話す。

昔から競争とかゲームとか

一緒にやっていたと。

 

悔しがって、でもたくさんほめてくれて

だけどもう勝ったらいけなくて

負けても駄目で恥さらしだって。

 

無意味なんだって・・・

どうやっても私はーーー・・・。

 

そんなフィロメラにチセは

それはフィロメラの”おばあさま”に

言われたから?と問いかける。

 

フィロメラはどうしたかった?

昔もさっきも・・・今もと。

 

その言葉を聞いたフィロメラは

私なんかに許されていることなんて

何もないから・・・

そう言ってその場を去っていった。

 

チセはそんな彼女の後姿を

見ながら思う。

 

生まれも立場も性格も

抱えるものも違うだろう彼女に

なんて言ったらいいんだろう。

目だけで親近感なんて勝手にわいて。

 

あるって言いたいのになぁ

私が自由だと教えてくれた

ひとたちがしてくれたようにと。

 

その頃、救護室にてアレクサンドラは

風邪がはやる時期だから

仕方ないと思いつつ

今日は何故だか患者が多い事が

気になっていた。

 

そんな事を考えていた彼女のもとに

ヴァイオレットがジャスミンを連れ

妹が具合が悪いと姿を見せ・・・。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックス、

MAGCOMIでどうぞ!


感想

 

随分とあらすじが

冗長になってしまいましたが

とりあえずまとめ。

 

シメオンとセスが退院。

リアンとフィロメラがまた揉める。

学院に風邪が流行?

と言う感じですかね。

 

冒頭でシメオンとセスが

救護室から退院しましたが

とりあえず何よりですね。

 

まだ完治はしていないみたいですが

今のところ大きな問題はないかと。

 

チセ達生徒については

学院が封鎖されてから

色々とストレスが

貯まってきているみたいですね。

 

外にも出られず

動きもある程度制限されているので

ある程度は仕方ないと思いますが

決して良い状況ではないなと。

 

他の生徒達も一緒なので

その点だけは良かったのかも。

まあ、それも限度がありますが。

 

それにしてもリアンとフィロメラは

またぶつかり合ってましたね。

 

正直リアンが不満に思う理由も

わからなくもないんですが

これについてはフィロメラどうこうより

祖母であるリズベズひいては

その主家であるリッケンバッカーが問題。

 

その教育方針もそうですが

一連の問題の黒幕っぽいですし

その辺りをどうにかしない限り

どうしようもないかなと。

 

アルキュオネの記憶で

フィロメラの両親らしき人が

登場しましたが

随分と明るい家族に見えました。

 

フィロメラも両親も笑顔でしたし

一体何が起こったのか・・・。

 

現状フィロメラの家族は

祖母しか見ていないので

亡くなっている可能性が高いのかなと。

 

まあ、学院に流行り出した風邪?を

含めて色々怪しげな状況ですが

私的にヴァイオレットとジャスミンが

男なのか女なのか気になる。

 

以前食堂で紹介した際に

双子だといっていましたが

男でも女でも双子ですからね。

 

最後のページで

ヴァイオレットがジャスミンを

妹だと言ってましたので

もしかして女?

 

でも紹介の際にチセが

男だと見抜いて正解だといってましたし

実際のところどうなんだろうなと。

 

普通だったら服で判断できるんですが

ヴァイオレットは女物

ジャスミンは男物を着ているので・・・。

 

おそらく次回には分かると思いますが

もしジャスミンが女の子だったら

チセが男と見抜いたのは

一体何だったのか気になる所です。

 

とまあ色々と謎も多いわけですが

とりあえず次号は休載とのこと。

 

気になる続きは年が変わり

2/5発売の2021年3月号で

追記:3/5発売の4月号にて掲載。

 

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