2020年11月5日発売の
コミックガーデン 2020年12月号で
連載されている魔法使いの嫁 73話の
ネタバレ&感想になります。
第73篇 Nothing venture,nothing have.Ⅲ
内容ネタバレ
学院を閉鎖したライザだが
その影響は大きく
グレゴリーと共に執務に勤しんでいた。
生徒の保護者へ送る手紙に
一枚ずつサインをしながら
変更はない旨をグレゴリーに告げる。
予定通りクリスマスまで
学院を閉ざしそれ以降は
一度生徒を保護者の元に帰す。
保護者のいない生徒達は
それまでに片がつけばいつも通り
留まってもらいつかなければ
大部屋生活でもしてもらおうかと。
しかしあれから特に動きはなく
アルキュオネも脅威ではないことから
まだしばらく様子見かと思いながら
執務を続けるのだった。
その頃学院の外ではチセに会いに
エアリアルが学院を訪れていた。
しかし封鎖されているために
近づくことも出来ず
門番から事情を聞くことに。
ただ門番もいつここを開けていいのか
聞いていないらしく分かっているのは
今解決チームがおつかいに
出ているという事くらいだった。
一方その解決チームである
マリエルはイサクと合流し
魔術書を探し動き始める。
マリエルと口づけを通して
その正体を垣間見たイサクは
思わずキッショいと零しつつも
よりにおいを追うため
自身の容(かたち)を獣へと変化させる。
狼犬(ウルフドッグ)のような
姿へと変えたイサクに先導されるままに
においを追っていくマリエル達。
街の裏通りに差し掛かったあたりで
そのにおいも薄くなっており
マリエルはそろそろ尋ね時かしらと
魔術を使いある店への道を開ける。
その店には明らかに胡散臭そうな
店主が一人座っており
マリエル達を見て一目で
魔女だと見抜くヒトだった。
マリエルは早速妙な本を持って
歩いている奴を知らないかと尋ねるが
そういう奴はここいらには
沢山いるらしく・・・。
頭を悩ませるマリエルに
店主は唐突に小悪魔よけのからくり箱を
買わないかと持ち掛ける。
マリエルは持っていた金貨を出し
五つもらうからもうちょっと
”お砂糖が欲しい”と告げると
それが符丁になっていたのか
店主は明らかにご機嫌に。
渋るんなら喰っちまおうかと
思いやしたがと不吉な事を言いつつ
店主はマリエルの額に指を突っ込み
探している魔術書について探る。
その本は店主も厭な本だと
感じた代物のようで
徐に自身の腕に巻いていた
包帯を解くがその中身は空洞で
小さな虫のようなものが詰まっていた。
店主はその虫を使って
魔術書を探してくれるようで
目ざといもんを見つけたら
知らせをよこしましょうと言い
マリエルも礼を言って店を出るのだった。
どんどん薄くなるにおいを辿りながら
マリエル達は魔術書を持った奴は
隠れ潜んでいるわけではなく
攪乱するために適当に
歩いていると感じていた。
そしてそのにおいも駅で途絶えており
これからどうしようかと話し合っていると
そこに知らせを届けに小さな虫が・・・。
一方その頃、チセ達は
見回る人造生体(ゴーレム)が
多いと思いながら
皆で集まり勉強していた。
どうやらチセとゾーイは
あまり英語に親しんでいない
環境だったからか魔術以前に
語学で苦戦しているようで・・・。
ルーシーが分かりやすいテキストを
探してくれたことで
見に行くチセとゾーイ。
残されたリアンとアイザックは
何気なくフィロメラについて話していた。
アイザックはリアンが
ずいぶん突っかかっていることから
フィロメラを好きなんじゃないかと
単刀直入に問いかける。
しかしリアンは俺の”ひとり”は
決まっていると否定。
間違えてる奴を見ると
腹が立つだけだと。
反対にお前はどうなんだと聞かれた
アイザックだがまともに
答える気がないのか誤魔化すように
どう思う?と反対に聞き返し・・・。
一方その頃ライザの元に
門番からある手紙が届く。
それはおつかいに出てもらった
マリエル達からのものであり
そこには恐るべき書はまだ学院にあると
記されていた・・・。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックス、MAGCOMIでどうぞ!
感想
ようやく本格的に始まった
迷子(魔術書)探しですが
結局まだ学院にあるみたいですね・・・。
欄外にあったように
その狙いが何なのかわからないだけに
ちょっと気味が悪い。
マリエル達も街に残っていたにおいは
攪乱するためのものだと判断してましたし
本当の狙いはなんなのか
気になるところです。
とりあえず今の現状ですが
魔術書の被害者は
生徒のルーシーと教師のシメオンの二人。
さらにあの狼っぽいヒトが
ウェブスター家に関係する
ルーシーとセスが襲撃。
その背後というか黒幕には
フィロメラのサージェント家が
関わっているらしい。
ウェブスターの蜘蛛に関しても
何か裏があったみたい?
という感じでしょうか。
色々と断片的には
情報が集まってきたものの
やっぱりイマイチ目的が
はっきりしない感じですね。
特に今になって何故禁書である
「カルナマゴスの遺言」が盗まれ
被害者が出たのかがわからない。
単純に愉快犯や怨恨だったら
ある意味わかりやすいんですけどね。
なんとなく背後に
”七つの盾”が関わっているのは
間違いないような気がしますが・・・。
ともあれ先に進むにつれて
新たな情報も出てくるでしょうし
それに期待するしかないのかも。
私としてはチセの数少ない
友人の一人であるフィロメラが
良い形で落ち着くことが
出来ればいいなと願っています。