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キングダム 最新 676話 ネタバレ&感想 桓騎軍vs扈輒軍

2021年4月15日発売の

週刊ヤングジャンプ 2021年20号に

掲載されているキングダム 676話

ネタバレ&感想になります。

 

第676話 渇きの理由

内容ネタバレ

 

趙王都圏の中は前線を押してくる

秦軍の侵攻により再び逃げまどう

難民で溢れていた。

 

一方王翦軍本営本陣では

扈輒が十五万を率いて

桓騎の方へ向かったとの報を受け

将達が軍議を開いていた。


第三将・倉央は

我らにとっては好都合だと語る。

 

少々強引に前の敵を抜けば

すぐに平陽・武城に到達できると。

 

第一将・亜光もそれに同意するが

第二将・田里弥はこれはそんなに

単純な話ではないと否定する。

 

奥に控えていた扈輒軍が

いなくなったとはいえ

今張られている防衛線を抜くことは

決して容易な事ではない。

 

無理に抜いて行っても

二城に着くころには

こちらも相当な犠牲を出していると。

 

その上で田里弥は

恐ろしいのは扈輒軍であると語る。

 

我らが城攻めに入った時

扈輒軍が反転して戻ってきた場合

我らは背を討たれ

さらに他方の城から出陣すれば

三方から挟撃を受けることになると。

 

田里弥は桓騎の狙いは

扈輒と王翦軍が潰し合いをした後で

遅れてやってきていいところを

持っていこうとしているのではないかと

考えていた。

 

その読みに驚く将達だが

王翦はしばしこのまま

桓騎の動きを見ると告げる。

 

それはつまり田里弥の読みと

同じなのかと

将達は考えたものの

王翦はそれはまだわからぬと言い

続く言葉に驚愕させられることに。

 

王翦は語る。

私を持ってしても

考えがはっきりと読み取れぬ男・・・。

それが桓騎だと。


趙王都邯鄲にて

兵を率いる李伯のもとへ

公孫龍が訪れていた。

 

互いに扈輒将軍が桓騎の方へ

向かったと聞いていたらしく

その事について話すが

二人の思いは違っていた。

 

公孫龍は何人もの名将を

討ち取っている桓騎を危惧していたが

李伯は秦軍こそ扈輒将軍を

侮っていると語る。

 

扈輒将軍は元々対燕の戦線で

荒れ狂った烈将。

 

鬼も恐れて寄り付かぬと謳われ

先の悼襄王に気に入られ

邯鄲に入り”守護神”と称され

鳴りを潜めてきたが

ここに来て再び戦線に現れた。

 

桓騎の所業の残忍さに

趙の人間は異常に恐れているが

そうではない。

 

戦場において

”本当に恐ろしいのは”

扈輒将軍であると。

 

若き頃対燕の戦場にて

扈輒将軍の戦いぶりを

実際に目の当たりにした

李伯は語るのだった。

 

一方扈輒軍がこちらへと

向かっているとの報を受け

摩論は焦っていた。

 

主だった幹部達も

集まっていたものの

この事態に際し桓騎から

任せられたとのことで

必死に打開策を考えていた。

 

摩論は退却を考えていたものの

桓騎からそれを却下されたようで・・・。


いくら悩んでも打開策が出ず

理解不能!正気の沙汰じゃない!と

泣き言を零す摩論と

その言葉に同意する幹部達を

雷土は一喝する。

 

それでもお前ら

桓騎一家かと。

 

雷土は俺はちょっと

お頭に驚いていると語る。

 

六将がどれだけすげーのかは

あんま分かんねーが

軍のてっぺんにまでなっても

お頭は何も変わらない。

 

俺はちょっと気づいたんだと

そして卓上にある酒に目を向け

これは趙の貴族らが飲む

すげー酒でたしかに美味い。

 

だが俺やお前らの一家が

お頭の下に集まって暴れ出した頃

あん時に奪って手に入れた

安い酒のほうが上手く感じたと。

 

摩論は舌がバカなんですよと

ツッコミを入れるが

倫玉は雷土が何を言いたいのか

理解していた。

 

”渇いてねー”から

染み込まねーって話かと。

 

雷土はそうだと肯定し

何も持っていなかった俺達は

今結構手に入れちまってる

だから摩論お前は

あわくってんだと語る。

 

だがお頭は違う。

六将になってなお変わらず

イカレた戦いっぷりだ。

 

いや前にも増してと言ってもいい

最高じゃねぇか

一体どうなってんだあの男はと。

 

そう言った上で幹部達に

檄を飛ばす。

 

理解できない桓騎が面白くて

誰よりも側で見たいから

俺達はあいつの下に

ついたんだろうがと。

 

雷土は右翼に入ると言い

摩論に扈輒をぶっ殺す作戦を

考えるようにと告げる。

 

そしてこの際この戦が終わったら

お頭に酒をたらふく飲ませて酔わせて

何でそんなにずっと渇いているのか

聞いてみようと提案する。

 

これはずっと気になっていた事だ。

お前らもだろ・・・。

 

一体桓騎は何と

戦ってんだろーなってなー

そう言って空を見上げるのだった。

 

始皇十三年紀元前234年

六大将軍桓騎軍八万対

邯鄲の守護神趙軍総司令

扈輒軍二十四万、開戦。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

雷土を含めて桓騎一家にも

色々あるんだなと思う回でしたが

やっぱり気になるのは

桓騎軍が扈輒軍を相手に

どう動くのかについて。

 

とりあえず戦力比は

桓騎軍八万に対し

扈輒軍二十四万と

扈輒軍が圧倒的に有利。

 

地の利も明らかに

扈輒軍の方が上。

 

あとは将としての力ですが

実績から見れば守護神と称される

扈輒の方が上かなと。

 

ただ桓騎は劣勢というか

絶体絶命の状況の中でも

それをひっくり返して

ここまで来たので

そこに期待ですかね。

 

というより兵の数でも

地の利でも不利である以上

桓騎に期待するほかないというのが

正直なところ。

 

客観的に見れば

どう考えても不利な状況で

摩論の意見も至極

当然だと思いますし。

 

まあ、でも読者としては

この状況をどう覆すのか

期待したいところ。

 

これまでも桓騎は

誰も思いつかなかった方法で

劣勢を覆してきましたし

今度はどんな事を仕出かすのか

楽しみです。

 

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