雑誌掲載最新話 ヴィンランド・サガ

ヴィンランド・サガ 最新 第190話 内容ネタバレ&感想 神の予言と未知の未来

2022年1月25日発売の

アフタヌーン 2022年3月号にて

連載されている

ヴィンランド・サガ 190話

ネタバレ&感想になります。

 

第190話 ラグナロク問答

内容ネタバレ

 

皆から親分と慕われ

今はトルフィンを旦那と呼ぶ

ヴァンガルは述懐する。

 

ヨムスボルグの戦い・・・

あの日、多くの戦士が命を落とした。

 

この戦いにヨーム戦士団の一員だった

ヴァンガルも参戦していた。

 

戦も終わり新団長となった

トルフィンが命令を下した。

”ヨーム戦士団は解散せよ”と。

 

まあ・・・そう言われてもなかなかね。

アッシらみたいなのは

「はいそうですか」とは

いかないもんでさァね。

 

とはいえそれが新団長とクヌート陛下

両人のご意思だってんだから

しょうがなねェや。

 

明日っからヨーム戦士団の看板なしで

やってかにゃならねェ。

 

いやはや参りましたね、

あん時は・・・。

 

なんたってアッシも子分たちも

ケンカしか知らねェんだから

看板があってもなくっても

ケンカで飯を食ってく以外考えがねェ。

 

で、海賊家業をそっから

2年ほどしましたかね。

行く場のねェ若ェ手下20人ばかりとね。

 

先を考えたわけじゃねェ。

まぁ・・・死に場所探しでさね。


子分たちに大隊長から

親分と呼ばれるようになった頃

ある子分の一人が酒場で

あるネタを仕入れてきた。

 

そのネタってのがウソかほんとか

なんの変哲もねェ貨物船が

腹に黄金をたんまり

隠し持っているって話なんですよ。

 

そんなら船ごといただいちまうか

ってんでアッシらは跡を尾けた。

 

尾けたつもりがいやはや

気付いた時にゃ四方八方を

デンマーク王の軍船に取り囲まれてて

どうやら向こうのほうが一枚二枚

上手だったらしい。

 

いや・・・本当のところ

アッシはホッとしてたんですけどね。

”ああこれでヴァルハラに行ける”と。

 

捕らえられたヴァンガルらに対し

クヌートは斬首せよと申し付ける。

 

そしてその首が刎ねられようとした瞬間

それを止めたのがトルフィンだった。

 

トルフィンは非難するような目で

クヌートに告げる。

 

オレは護衛を頼んだんだ。

追っ手を殺してくれとは言っていないと。

 

アッシらが的にかけた貨物船ってのがね

東で商売した帰りのヨーム戦士団

最後の団長の船だとそこで知ったのさ。

 

クヌートは調べはついているとして

この賊めらはヨーム戦士団の

残党だとトルフィンに語りかける。

 

生かしておけば領海の安全を

脅かすのみならず

そなたにとっても後の災いとなろうと。

 

その言葉を聞いたトルフィンは

彼らと話をさせてくれといい

捕らわれているヴァンガルの前に座り

改めて問いかける。

 

あの時、私は皆さんに言った。

軍団解散後の帰るあてのない人は

クヌート王の世話になれと。

 

なぜそうしなかったんですか?

と問われヴァンガルは語る。

 

からくりはわかってた。

そこのクヌート王は

ヨーム戦士団が邪魔になった。

 

あの手この手でオレ達を

潰しにかかったんだろ。

そんな黒幕の下になんぞつけるかィ。

 

あんたもそのお先棒担ぎだろ。

あんたに命をたすけてもらおうたァ

さらさら思っちゃいねェよ。

 

ぼちぼち生き飽いてたところだ。

ここらでヴァルハラに送ってくれと。


その言葉を聞きトルフィンは

改めて問いかける。

 

なぜヴァルハラへ行きたいと

願うのですか?

 

戦って死んで神々の国にある

オーディン神の館ヴァルハラへ行き

神々の軍団の一員となる。

なぜです?と。

 

ヴァンガルは呆れたように

来たるべき”最終戦争(ラグナロク)”に

備えるためだと当然のように返すが

トルフィンはその事に対して疑問を呈す。

 

そこ!そこなんですよ

私が日頃疑問に思うのは。

 

みんなそうです。

なぜ未来に”最終戦争”が来ると信じて

疑わないんでしょうと。

 

その言葉にポカンとしつつも

ヴァンガルはノルンの女神が・・・と

返そうとするが

トルフィンはその事にも触れる。

 

そう!予言の三女神がそう言ったから

根拠はそれだけです。

 

じゃあその予言の女神って

なんなんです?

不吉な予言以外これといって

エピソードないですよね?と。

 

なんだかよくわからない人が

全知全能のオーディン神さえ

知らなかった世界の破滅の様子を

予言したわけです。

 

どの神がどの怪物と刺し違えるとか

事細かァ~に。

 

それって信じていいんですか?

信憑性低くないですか?

 

神様ってワリとウソつくじゃないですか。

終末の予言なんて終末になるまで

わからないでしょ?

 

そんなの言ったもん

勝ちじゃないですかと。

 

トルフィンの言葉は

ヴァンガルに従う子分たちのみならず

兵士達にも波紋を広げていた。

 

そして騒然とする中

クヌートは必死に

笑いを噛み殺そうとしており・・・。

 

それでもヴァンガルは告げる。

神々の力ってのァ

お前なんぞの浅知恵が

およぶもんじゃァねェんだよ!と。

 

予言は当たる!

最終戦争は来る!

そういうもんだ!と。

 

そんなヴァンガルの言葉を受け

トルフィンは語る。

 

ではそういうものとしましょう。

女神の予言通りの未来が訪れ

予言通りあなた達はそれに備える。

 

みんな女神の決めた予言通り。

自分ではなにも決断しないわけだ。

楽しいかい?それでと。


その言葉に騒然とした場は

静まり返っていた。

 

そうした中、トルフィンは

ヴァンガルを勧誘する。

 

ところで実は私は今

腕のいい船乗りを十数人ほど

必要としています。

 

ここではないどこか

遠い海の果ての新天地に

新しい国をつくるんです。

 

どうです?ヴァンガルさん

一緒にやりませんかと。

 

突然の勧誘にヴァンガルは

なんだそりゃ?と訝しむが

トルフィンは正直に答える。

 

できるかどうかまったくわかりません。

女神の予言にはなかったのでと。

 

その言葉に呆然とするヴァンガル達だが

クヌートは笑いをこらえきれず

大笑いしていた。

 

そなたはあいかわらず

余を笑わせるのがうまいなと。

 

そして改めてヴァンガルに告げる。

そなたに委ねよう、

そなたが決めるのだ。

 

余の手にかかりヴァルハラに赴くか

トルフィンと共に未知の未来へ

進みゆくか決断せよと。

 

とまァ、アッシの顛末は

だいたいこんな感じでさね。

 

開拓が順調に進む中

ヴァンガルはグリーンランド

アイスランドへ行くことを

トルフィンに報告していた。

 

トルフィンも海岸に

ヴァンガル達を見送るべく来ており

船旅の無事を願っていた。

 

ヴァンガルは改めて語る。

てェしたもんですよ旦那は。

 

あの予言問答の時から

ただのお人じゃねェと思っていたと。

 

恥ずかしさに照れる

トルフィンはヴァンガルに

次の定期便にはどのくらい麦を

積めそうだと思うかと尋ねる。

 

その問いにヴァンガルは

笑みを浮かべて返す。

 

まったくわかりませんな。

なにせ女神の予言にゃ

なかったもんでと。

 

その言葉にトルフィンも

以前の問答を思い出したのか

互いに大笑いするのだった。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

まさに海賊の頭といった風貌で

親分とも船長とも呼ばれ

慕われていた彼の名前が

ようやく明らかになりましたね。

 

どうやらヨーム戦士団の一員で

大隊長の地位にあったようですし

かなりの実力者なのは間違いないかと。

 

それにしても今回の

タイトルにもなっている

ラグナロクについてですが

中々に興味深かったですね。

 

日本でもゲームとかで

結構ラグナロクについて

知っている人も多いと思いますが

この時代においては当然のこと。

 

だからこそ勇ましく戦い

そして命を落とす時も

誇らしく迎えると。

 

そんな言わば当然の事に

トルフィンは疑問を投げかけたわけで

異端と言ってもおかしくないでしょうね。

 

もちろん現代においては

そんなことはありませんし

否定するものも多いと思いますが

その事を口にできるだけで

感嘆に値するのではないかと。

 

場所によってはそんな事を

口にしただけで命を落としても

おかしくないと思いますし。

 

とまあ、そんな感じで

思わぬ場所で勧誘された

ヴァンガルですがやっぱり

海賊でもあったようですね。

 

以前ギョロを連行してきた

男達と睨み合っていた際に

ヴァンガル一家と知った相手が

何か話そうとしていましたが

その時の事を知っていたんだろうなと。

 

二年にも渡ってクヌート王の領海で

海賊家業を続けられたわけですから

それだけ腕利きだったんでしょうね。

 

それにしても久々に

トルフィンとクヌートの兼ね合いが

描かれていましたが

やっぱりあの二人は良いですよね。

 

何がというわけではないんですが

互いの存在がどちらにとっても

大きいのは間違いないかと。

 

それに王となったクヌートにしてみれば

トルフィンだけが自分に真っ向から

正論をぶつけてくれる相手であり

権勢が強くなった彼にとっては

唯一無二の存在なんでしょうね。

 

それはトルフィンも同じで

今のトルフィンを形作った一因が

クヌートにあるのも間違いないかと。

 

そんな二人が見られただけでも

十分に満足できる回だったと思います。

 

気になる続きですが

予告になにか気になる言葉が。

 

次号、トルフィンは

父のトールズのように

いよいよ「本当の戦士」となる。

 

そうありましたので

かなり重要な回になるのではないかと。

 

その言葉が何を示すのかは

分かりませんが

わざわざ”本当の戦士”とある以上

どんな話になるのか楽しみです。

 

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