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ヴィンランド・サガ 最新 第159話 内容ネタバレ&感想 ヨーム戦士団新団長トルフィン!?

2019年3月25日発売のアフタヌーン 2019年5月号に連載されている

ヴィンランド・サガ 159話のネタバレ&感想になります。

 

第159話 バルト海戦役㉟

内容ネタバレ

 

戦いが終わりエイナルはグズリーズから

トルフィンが団長のマント着て行っちゃったと聞き

事情を聞くため砦へと足を運ぶことに。

 

しかし中には入れず砦を守る門番から

トルフィン様はヨムスボルグの主となられたと告げられ

全く取り合ってもらえず・・・。

 

一方、団長のマントを着たトルフィンだが

寝ているトルケルのもとへ赴いていた。

 

そして文字通りガツンと顔面を棒で叩き起こすと

頼みがある、ちょっと顔貸せと

あるお願いをするのだった。

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トルケルらを伴い砦内を歩くトルフィンは

戦士たちから新団長万歳!と歓声を受けていた。

 

トルケルは気分よさげにトルフィンに声をかけるも

仏頂面のトルフィンは全く嬉しくないようで

改めてさっき言ったこと頼むぞとトルケルに念を押すのだった。

 

そんな歓声の中、集まった戦士たちの前にて

今回の戦いの首魁となるフローキとバルドルの死刑を執り行うことに。

 

フローキはなんとかしてバルドルだけでも生かそうと命乞いをするが

戦士たちはヴァグン大隊長の仇だと恨みの声を上げており

その首が討たれるのを歓喜し騒ぎ立てていた。

 

しかしそんな戦士たちの思惑をよそに

トルフィンは静まれ!と一喝すると三つの命令を下す。

 

一つ目の命令として告げられたのは

フローキとバルドルの処刑を中止し

貨物船一隻と銀ひと箱を与え追放することだった。

 

トルフィンの言葉に皆が呆気にとられながらも

それじゃけじめがつかないと戦士たちがざわつく中

続いてトルフィンが告げたのは

このヨムスボルグを放棄するというもので

戦士たちは納得いくはずもなく大騒ぎに。

 

トルフィンは続けて三つ目の命令を下そうとしたものの

騒ぎが全く収まらない様子の戦士団を前にため息を吐くと

傍らにいたトルケルにこの事態の収拾を任せることに。

 

トルフィンの頼みを受けたトルケルはひとつ貸しだぞと返しつつも

大声で騒ぎ立てる戦士団を一喝し

クヌート王からオレに当てた命令書だと一枚の紙切れを取り出す。

 

その命令書には今回のゴタゴタの処分一切は

全部トルケルに任せる旨が記されており

トルケルはその権限はお前たちが選んだ新団長トルフィンへと与えるとして

トルフィンの命令はこのオレの命令であり

ひいてはクヌート陛下のご命令であると告げるのだった。

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静まり返った戦士団を前に再びトルケルから続きを促されたトルフィンは

ため息を吐きつつも三つ目の命令を下す。

 

それは先の二つの命令を遂行した後、

ヨーム戦士団を解散せよというものだった。

 

トルフィンは敵も味方ももう関係なく

生き残った戦士全員で平等に軍資金を分けて

それを持って故郷に帰れと告げる。

 

そして帰るあてのない奴はクヌート王の世話になれとして

トルケルにあとを任せると団長の証でもあるマントを脱ぎ捨て

直ちに命令を実行しろと告げるのだった。

 

その後、処刑ではなく追放処分を受けた

バルドル達は海の上にいた。

 

フローキは全てを失ったことが原因なのか

呆けたようにぶつぶつと独り言を漏らしながら項垂れていたが

バルドルはそんな祖父に

もう終わったのです、もう戦わなくていいんですと声をかける。

 

バルドル自身ももう戦わなくていいのだと晴れやかな表情で

自分の置かれた状況に改めてトルフィンに礼を述べていた。

 

どうやらこの船には銀は積まれていたものの

食べ物は積んでいなかったらしく

バルドルは困ったなと口にしつつも笑みを浮かべ

祖父に竿を持たせ釣りの準備に取り掛かるのだった。

 

当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

”ヨーム戦士団が消滅した日”

”少年は唯一つ、自由を得た”

 

今回の話の最後のページに書かれた一節ですが

全てはこの言葉に集約されることになるかと。

 

私としてはフローキは死んでバルドルは

トルフィンたちと行動を共にするのかなと思っていましたが

これはこれで悪くない結末だったのではないかと思います。

 

戦士団の連中にしてみれば寝耳に水もいいところでしょうけど

結果としてフローキとバルドルの命も助かり

トルフィンもまた自らの誓いを破らなくて済んだわけですしね。

 

トルフィンにとってはフローキが父親の仇ということもあって

色々思うところもあるでしょうけど

全てを失い呆けてしまったあの姿を見れば

それ以上のことは何も求めないというか

十分にその恨みは果たされたと思っていいかと。

 

とまあ、そんな感じで随分と長く続いた

バルト海戦役シリーズも終了を迎えたわけですが

すんなり次の目的地へとはいかないみたいですね。

 

予告にもありましたがグズリーズがシグやんと

戻る約束をしてしまったみたいですし

その辺りのことが描かれることになるかと。

 

私としてはトルフィン一行の中に彼女がいないというのは

もう納まりが悪いのでなんとかして一緒に行ければいいなとは思いますが

客観的に見れば逃げたグズリーズが悪いのは間違いないですし

その辺りどうにかしないと駄目だろうなと。

 

ぶっちゃけシグやんが漢を見せて

グズリーズを諦めれば全ては解決するんですが

父親の手前そうも行かないでしょうし

なかなかに難しい問題になりそうです。

 

もちろんグズリーズはもうトルフィン一行には

無くてはならないキャラなので

どうにかして旅を続けられればいいなとは願っていますが

あとはシグやんとハーフダン次第になるかと。

 

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