2022年2月10日発売の
週刊ヤングジャンプ 2022年11号に
掲載されている真・群青戦記 41話の
ネタバレ&感想になります。
第41話 鬼になれ
内容ネタバレ
やっぱり使い物には
ならなかったか・・・。
その言葉に歯軋りしつつも
ミチロウは目の前の男が
一体何者なのか考えていた。
明らかに現代人だが
北条方・・・まさか・・・と
以前マコトと菊池から
聞いた話を思い出す。
そして思い至る。
目の前の男こそが
不破瑠衣であると。
不破もそれを認める素振りを見せ
ミチロウに声をかける。
マコトのお兄さんだね。
聞いてるよ、いろいろと・・・
なかなかの頑固者だとかと。
ミチロウはそんな話を
聞いている場合じゃないと
マコトを医務室に運ぶため
ここを通せ・・・と言うが
不破はニタァと笑みを浮かべ告げる。
北条軍をこの真田郷に
侵攻させたのは私だと。
マコトをこの戦いに巻き込んだのもね。
もっとも・・・元々無慈悲なやつだ。
どうやったらそんなに
残酷な人間に育つんだ?と。
その言葉にミチロウは激昂するが
今はそれどころではないとして
こいつらを止めろと話すが
不破は嘲笑うように問いかける。
そもそもマコトを救いたいのか?
本心ではこんな厄介な弟・・・
消えて欲しいと
思っているんじゃないか?と。
その言葉を聞いたミチロウは
目を見開き愕然とするが
その隙をついて不破は襲い掛かる。
それに気づいたミチロウは
一瞬遅れて構えるが
不破の狙いは足だったようで
甲を刀で貫かれていた。
痛みに苦悶し背負っていたマコトを
落とすミチロウに不破は
急がないと時間がないんだろ?と
嘲笑うような笑みを向け・・・。
一方その頃氏政の首を狙う
信之は自ら先陣を切り
突き進んでいた。
その勢いは誰も止められず
鎌之助と清海姫もその後を追うが
命を焼き尽くすかの如く
突き進む信之の背には
とてもじゃないが追いつけずにいた。
そして車に乗り信之らと共に
北条軍へ突撃した現代人だが
こんなところで停まったら殺されると
錯乱したかのように
アクセルを踏んでいた。
同乗していた後輩は
仕方ねぇだろ!と泣き叫びながら
アクセルを踏み続ける
先輩の姿を見て思う。
そうだ、仕方ない・・・
この状況・・・戦場では
人は理性を保てないのだと。
そして足の甲を縫い留められた
ミチロウは息を整え刀を抜き
不破に素手で立ち向かおうとするが
足の傷は深く倒れ込んでしまう。
そんなミチロウに不破は
そうそうその意気だと
見下すように笑みを浮かべながらも
なんで刀使わないかなと零していた。
ミチロウは刀を支えに立ち上がり
そこをどけぇ・・・!と
不破を睨みつけるように告げる。
おれは・・・マコトを・・・
医務室に連れていく・・・と。
不破は刀をミチロウに向け
だったら私を殺して行け
それ以外手段はないと告げ・・・。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
大方の予想通り
不破は立ち塞がったわけですが
ミチロウにとってこれ以上にない程
相性が悪い相手になりそうです。
ただでさえかなり戦えるのに
一番厄介なのはその頭というか
洞察力でしょうか。
その性格もさることながら
やっぱり相手が一体
何をしようとしているのか
看破できるというのは
かなりの脅威だと思います。
そんな相手と戦って勝たないと
マコトを医務室へ連れていけないとか
状況としてはかなり悪いでしょうね。
それに不破は何故か
ミチロウの心情というか
誰も殺さないという主義を
汚そうとしているように見えますし。
理由としては自分がそうしたいというか
それを見て見たいという愉快犯的な
考えからかもしれませんが・・・。
ともあれミチロウが己が思いを
最後まで貫き通せるのかも含めて
不破との闘いで決まることになるかと。
なんにしても不破との闘いの結果が
どうなるのかはこの作品において
不破がどの立場にいるのかで
変わってくると思います。
いわゆる中ボス的な存在ならば
この戦場で命を落とすことも
十分にあり得ることだともいますが
ラスボスならなんだかんだで
最後まで立ち塞がるんだろうなと。