2021年9月9日発売の
週刊ヤングジャンプ 2021年41号で
連載中の真・群青戦記 26話の
ネタバレ&感想になります。
第26話 危険な2人
内容ネタバレ
向かいの房にいた不破が
突然目の前に現れ
手を差し伸べられたマコト。
呆然としつつもその手を取り
立ち上がったマコトに
不破は親し気に
「やぁ」と声をかける。
そうした中、まだ息があった
賊の男が苦し気に咳込むのを見た
マコトは刀を振り下ろしていた。
何度も何度も刀を振り下ろした
マコトの脳裏にある光景が
浮かび上がる。
自分の事を理解できなかった
同級生や両親、兄が
恐怖や戸惑いの目で
こちらを見る。
マコトは思った。
普通がわからない。
誰も理解してくれない
いつも一人ぼっちだと。
しかし不破はマコトが
賊に止めを刺すのを見て
楽し気に笑う。
そして君のような人が
いる事を期待していた。
拘置所を選んでよかったと
胸に手を当て喜び
マコトへじゃあ行こうかと
再び手を差し伸べ・・・。
菊池は鳥居から不破は
他にも豪族や大名と囚人を繋げたと
話していたことを聞かされ
何故そんなことが出来るのかと
理解できずにいた。
その目的すらもわからず
呆然としていた菊池に
鳥居は語る。
不破の眼・・・見た事あるか、
感情ってもんが完全に
抜け落ちてる・・・。
他者への配慮がまるでなく
あいつはただの愉快犯だと。
一方不破に連れられマコトは
ある村へと辿り着く。
その村の民は額に汗をして畑を耕し
幼い子供が駆け回っていたりと
この時代では珍しくない
光景が広がっていた。
不破はそんな民をいきなり
なんの躊躇もなく斬り殺し呟く。
そろそろ私の友人が
武田勝頼を討った頃かなと。
そしてマコトに告げる。
君”も”ここでは英雄になれると。
その言葉聞いたマコトは
不破と競うように集まってきた
民達を惨殺。
粗方片付け一休みしていた所
不破はマコトに語り掛ける。
ずっと孤独だっただろう、
異常者扱いされて。
でも君は正直なだけだ。
人類ほど互いに殺し合う生物は
他にいないのだから・・・と。
その言葉を聞きマコトは
不破が自分の事を
理解してくれていると感じていた。
初めて人とわかり合えた気がすると。
不破は結局人間は
カインの末裔だと語る。
カインとアベルは兄弟だったが
兄のカインは弟のアベルを殺したと。
その言葉を聞きマコトは
兄が弟を・・・と
狂気的な笑みを浮かべるのだった。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
知り合いだったのは
なんとなくわかってましたが
本当にタイトル通り
危険な2人ですよね・・・。
不破が自分の理解者であると
わかったマコトはこれまで以上に
はっちゃけるんだろうなと。
とりあえず今回
武田勝頼を討ち取ったのは
不破の友人によるものだと
判明しましたが
一体誰なんでしょうね?
前作だと織田と言えば
信長だったんですけど
今回も同じとは限りませんし
もしかしたら戦国の人ではなく
囚人の可能性も。
なんにしても今回の件に
不破が関わっていたのは
間違いないかと。
今作も彼が暗躍することに
なりそうですが
一体どんなことを仕出かすのか
楽しみなような怖いような・・・。
そしてそこに理解者を得た
マコトが加わるわけですから
本当に厄介な事になるんだろうなと。
気になる次回についてですが
次号は休載とのことですので
続きは9/22発売の43号とのこと。