2022年7月14日発売の
週刊ヤングジャンプ2022年
33号に掲載されている
キングダム 726話の
ネタバレ&感想になります。
第726話 強くなる場所
内容ネタバレ
未知の陣形という奇策を使い
桓騎が狙っていたのは
時間を無駄遣いさせることで
日没を待つことだった。
李牧がようやくその狙いに気づく中
桓騎は摩論に説明するように
改めて問いかける。
こっちより数が多い相手に
戦って勝つ方法はいくつかあるが
一番手っ取り早いのは何だ?と。
摩論は・・・こっちが
”有利な場所”で戦うことだと返すが
他の者はそんな都合のいい場所は
ここにはないと反論する。
ここはあの李牧が
用意した狩り場だと。
しかし桓騎と摩論の
答えは違った。
桓騎は語る。
今一つだけ都合がいいのは
趙軍はまともな普通の軍で
桓騎軍はそうじゃねェってことだ。
その二軍の性質の違いから
趙軍が”弱くなって”
元野盗の桓騎軍が”強くなる”場所が
暗がりであると。
一方その頃
李牧も桓騎の狙いを看破し
配下の者達に説明していた。
桓騎は日暮れを待ち
日没からの暗闇を利用して
逃げ切るつもりだと。
それ故一貫して前や左右を戦わせ
本軍は一切動かなかった。
あの奇妙な十字の陣も
ただこちらを警戒させ
時間を稼ぐためのものであると。
配下の者達は日没が来ようと
我らの包囲戦は続くと話すが
李牧は桓騎は日没までここに
留まる気はないと語る。
飛信隊たち同様に桓騎も
この包囲を抜いて行くつもりだと。
無論抜いたとしても
徹底的な追撃を受け
生きて秦へ戻ることは出来ないが
桓騎は闇夜に乗じて
私の手をかいくぐることを狙っている。
ここまで”なにもしなかった”分
主力の力は無傷で残っており
一点突破の力業で
勝負をかけてくるだろうと。
それを聞いた配下の者達は
桓騎軍がどの方向へ向かうか
議論し始める。
先に出た飛信隊がいる右
もしくは奴らの城となった
赤麗がある真後ろだろうと。
しかし李牧は
どちらでもないと語る。
左・・・桓騎軍は
桓騎から見て”右”へ
脱出をはかるはずだと。
桓騎から始めろとの命を受け
摩論は”全”桓騎兵に告げる。
右から脱出をはかる!
全軍突撃せよ!と。
自分の考え通りに
動き出した桓騎軍を見ながら
李牧は右へ動くと分かった
理由について説明する。
先程のあの十字の中から
四方へ出て戻った大隊の動きは
時間稼ぎとは別に
もう一つ目的があった。
それはどの方向の
趙軍の動きが一番鈍いのか
つまりどこが突破しやすいのかを
”探った”のだと。
右へと突破をはかる桓騎軍は
黒桜軍を先頭に突撃するが
趙軍がそれを許すはずもなく
ふざけるな!とばかりに
その動きを阻んでいた。
しかしそんなことは
摩論達もわかっており
さらに倫玉隊が第二波として
黒桜軍に続き突撃を開始する。
次々と波状攻撃のように
突撃を仕掛ける桓騎軍に対し
李牧は包囲している
”全軍”に号令をかける。
桓騎は自分が助かるために
全体の乱れを顧みず
右方突破だけに出た。
もはや桓騎の奇策はなく
全方位から総攻撃をかけて
桓騎軍を葬れと。
趙軍の総攻撃が始まったことを
理解した壁はここにいても
死を待つだけだとして
桓騎を信じ右へと向かい動き出す。
しかし左の壁の突破を
はかっていた黒桜軍・倫玉隊だが
兵力が足りずその動きを
止められかけていた。
そんな状況の中
彼らを押しのけるように
ゼノウ一家が姿を見せる。
ゼノウ一家が前に出たことで
止まりかけていた桓騎軍は
ゼノウ一家に続けとばかりに
再び猛烈に動き出す。
その動きを見ていた配下の者達は
このままではマズイと
増援に後軍左にいる馬南慈軍を
走らせるべきだと献策するが
李牧は何故か動かずにいた。
夕暮れの戦場を
ゼノウ一家を先頭に
張り巡らされた李牧の盤面から
離脱を図る桓騎本軍だが・・・。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
とりあえず桓騎の狙い通りに
進んでいる感じですが
な~んか嫌な感じが・・・。
まずどちらの軍についてもですが
共に”全”軍に号令していることが
なんか気になる。
わざわざその部分を
強調していることもそうですが
李牧が何故か馬南慈を
動かさない事もおかしいなと。
まあ、どちらも想定をさらに
超えてくるようなタイプですので
先が読めないのもあるんですが
李牧に何かしらの思惑があって
そうしているのは間違いないでしょうね。
ぶっちゃけて言ってしまえば
この状況に追いやられた時点で
秦軍が負けたも同然なのは
覆しようがない事実。
出来る事は少しでも被害を抑えて
この場から逃げる事であり
ここから勝利を目指すのは
流石にないというか無理だろうなと。
その点から考えれば
桓騎が逃げる為に動いたのは
間違いなく正しいですが
あの李牧がそれを想定していない
はずもないので・・・。
ともあれ最後に摩論が
これは行けると判断してましたが
明らかにフラグだろうなと。
馬南慈軍が動かないのも
それに関連してのことでしょうし
これから李牧がどんな手を打つのか
それとも打っていたのか
その真相を知るのが楽しみです。