2023年9月13日発売の
週刊少年サンデー 42号に
掲載されている
君は008 第267話の
ネタバレ＆感想になります。
第２６７話 涙を止めた刃
内容ネタバレ
なぜ泣いているの？
そう声をかけられたエイトは
涙ながらに語る。
オレは、ある人を殺してしまった・・・
諜報員になると決意した時
もっと大きな被害を避ける為・・・
仲間を救う為に、その選択を
避けられない時が・・・
いずれ来ることは覚悟していた！
父さんもオレたち家族や
人々の平和のためにその重荷を
黙って背負っていた事を知った時
オレも覚悟をしたんだ、
そして・・・あなたを殺してしまったと。
そんなエイトにティティアは語り掛ける。
そうね、確かにあなたは私を殺した・・・
でもね、私、もう、泣いてないよ。
そう話したティティアの顔に
涙はなく満面の笑みを浮かべていた。
私の中には哀しみしかなかった。
それをあなたが自分の信念を曲げて
全てを背負ってくれたから・・・
私の永遠の哀しみを終わらせてくれたから
だから・・・あなたに友は殺させないと。
ティティアが力を貸してくれたことで
野原に止めを刺そうとしていた
あやめの刃を止めたエイト。
誰もが呆気にとられる中
誰よりも驚愕していたのは首領だった。
首領はベータ洗脳に抵抗するどころか
完全に反発したことに理解が及ばず
戸惑いを隠せずにいた。
ルルスはエイトが助けてくれたとして
正気に戻ったのだと喜ぶが
首領は必死に何が起きているのか
原因究明に努めるがある事に気づく。
エイトの精神力が異常値を叩き出し
自分の脳内を精神エネルギーで
捻じ伏せているらしい事。
そしてエイトのそばに寄り添っている
ナゾのエネルギー場の存在に。
これではもはやオカルトだとして
機器の故障であると現実逃避する首領だが
ティティアはみんなが呼んでるとして
ガンバレと言い残し去って行ってしまう。
エイトはあやめを投げ飛ばし
抑え込もうとするも
剣技において自分よりも上である
あやめの刃が迫っていた。
その事に誰よりも早く気づいたルルスは
だめだよ・・・あやめ！と
己の身を顧みず割って入ったことで
あやめの刃に貫かれてしまうことに。
それを見た首領は
結果オーライだと嗤う。
おバカ娘の友情がエイトとやらを
救ってしまったのは残念だが・・・
当初の予定通りベータ洗脳された者が
友人を刺したぞ！
・・・というわけで
「科学は友情に勝った」
って事でいいよね？と。
減らず口を叩いた首領に対し
エイトと野原の怒りが燃え上がり！？
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ！
感想
前回のラストからの流れで
ティティアの助けもあって
一時的に危機は脱したものの
ルルスが負傷した事で
状況はさらに悪くなったと見ていいかも。
エイトが膨大な精神エネルギーで
ベータ洗脳に反発出来ているのは
大したことだと思いますが
ルルスが負傷した今
戦えるのはエイトと野原だけですからね。
せめてあやめが洗脳を撥ね退けられれば
また違ってくるんですが
それが出来るのはエイトだけみたいですし・・・。
ただ首領の言葉が要因となって
エイトと野原がこれまでにない程
怒り心頭のようですので
それがどう影響するかに懸かっているかと。
戦いに精神エネルギーを用いている以上
怒りという感情もまた
大きなエネルギーを持つはず。
それを加味してもなお
劣勢なのは明白ではありますが
この戦いは首領にとって
想定外の連続ですからね。
実力差を覆す程の力を発揮するのか
それとも別の要因を生み出すのかはわかりませんが
状況に一石を投じることは間違いないので
それがどう戦いに影響するのか楽しみです。