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キングダム 最新 788話 ネタバレ&感想 王翦軍の力

2023年2月22日発売の

週刊ヤングジャンプ 12号に掲載されている

キングダム 第788話

ネタバレ&感想になります。

 

第788話 王翦の想定

内容ネタバレ

 

ジ・アガが糸凌に討たれたものの

田里弥が残した申赫楽と山秀を退けたことで

自由になったカン・サロは

司馬尚のもとへ向かうべく

主なきジ・アガ軍に指示を飛ばす。

 

ここにいる秦軍を連れて行くのは厄介だ

ジ・アガ軍はここに残って戦え。

それにもう少しだけジ・アガの側に

居てやってくれと。

 

ジ・アガの兵達が涙を流しながら

その指示を受け入れる中

満身創痍ですでに意識も喪っている

糸凌がカン・サロの前に立ち塞がる。

 

その姿を見てジ・アガ軍の兵は

憤りを露わにしてカン・サロに

その女の首を落として下さいと声をあげるが

カン・サロはあえてそうはしなかった。

 

この女はこのままジ・アガに

受けたキズで死なせる。

それがせめてものジ・アガへのたむけだと。

 

そしてすでに死に体の糸凌に対しても

我が友を討った者として敬意を払い

すぐにお前の男もあとを追わせてやる

司馬尚の元へ急ぎ向かうのだった。


一方その頃、王翦本陣では

関常の玉鳳と倉央軍が救援に来たことで

戦場は混迷していた。

 

しかしそんな状況においても

司馬尚もじわじわとこちらへと向かって来ており

配下の者からは念のため

王翦だけでも後退した方が・・・

という声も上がっていた。

 

そんな戦場にじっと目を向けながら

王翦は一人考えを巡らせていた。

 

俺を追い詰めているつもりだろうが

互いに危ういぞ李牧。

 

勝利も敗北も今

五分五分のところにある。

 

正直序盤でこれ程

対局を動かされるとは思わなかった。

 

理由は大いなる誤算が二つ。

局面打開の計算が立つ

玉鳳と飛信隊が早々に封じられたこと。

 

そしてもう一つは

俺の想定の上をいく司馬尚軍の強さ。

 

万が一俺が敗れるとしたら

この二策によるもの。

 

その時は素直にお前の”策勝ち”を

認めねばなるまい。

 

だが一方でお前は司馬尚自ら

この三万の王翦本軍に

突撃させるという危険を冒している。

 

司馬尚を討てば青歌軍は力を失い

刻を置かずして壊滅させられる。

 

そうすると次はお前の首が危うくなるぞ李牧。

お前の本来の側近達の強軍は

楊端和軍の方に固めてしまっているのだからな。

 

司馬尚を討ち 青歌軍が消失すれば

反転攻勢の流れとなり

お前にそれを止める術はないと。


そして司馬尚軍がさらに前進し

再び防陣が抜かれようとする中

王翦から見て右前方から亜光軍が姿を見せる。

 

亜光軍は今もなお追われる亜光を

そして大将である王翦を援けるべく

死に物狂いで追ってきており

その姿を見た楽彰は自分が

亜光と亜光軍を甘く見ていたことを認識する。

 

俺は亜光を追わずに

亜光軍をあそこにはりつけるよう

残るべきだったやも知れぬと。

 

その事を自覚しつつも

楽彰は仕方がないと判断し

とにかく亜光を討つぞと指示する。

討てば亜光兵は間違いなく力を失うと。

 

そしてそんな楽彰軍に

亜光軍が突撃を開始する中

それよりもさらに前方にて

亜光が司馬尚軍に襲い掛かっていた。

 

第一将である亜光の参戦に

王翦本軍の兵達は驚きながらも

敵兵が亜光を狙っていることに気づき

亜光様を守れェ 亜光軍が来てくれたぞ!と

明らかに士気を上げ盛り返し始める。

 

それを見て懐かしく思いながらも

関常もまた笑みを浮かべながら

敵の力が亜光軍の方へ分散されるとして

玉鳳も再度押し込もうと動いていた。


一方その頃、司馬尚軍に背後から

襲い掛かった倉央軍だが

司馬尚がこちらに兵力を裂いたのは

狙い通りだったものの予想以上に

抜けにくくなってしまい動けずにいた。

 

そんな状況の中、満身創痍の田里弥が

自身の兵に指示を飛ばす。

 

田里弥軍はつぶれ役に回り

まとわりつく敵を全て抑え込み

倉央軍を前に行かせるのだと。

 

その上で倉央に対し告げる。

行け倉央 この戦況で王翦様は退却できぬ。

後方に退がっても敗戦となるだけだからだ。

 

つまりこの戦いの勝敗は・・・

我らの働きにかかっているのだと。

 

田里弥の言葉を受け

倉央は必ず司馬尚の首を取る!と

兵と共にさらに前進を開始。

 

玉鳳と亜光・倉央軍により

一気に趨勢が変わりつつある中

王翦は口を開く。

 

確かに青歌司馬尚の力は

私の想定の遥かに上をいく・・・。

 

だが今度は王翦軍(我ら)の力が

お前の想定の上をいくぞ 李牧と。

 

その様子を砦を脱出した李牧達も見ており

思っていた以上に苦戦しているのを見て

不安を吐露するものもいたが

そこへ右の戦場より急報が入る。

 

骨珉伯軍を抜いた楊端和軍の一部が・・・

番吾の城の近くまで迫っていると。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

関常率いる玉鳳と

亜光・倉央軍の救援により

戦場はかなり複雑化してきましたね。

 

とりあえずちょっと押されつつあった

王翦本軍も多少は持ち直したので

今のところ互角といっていいかと。

 

まあ、司馬尚の真価は未だ

明らかにされていないので

この調子ではいかないと思いますが。

 

それにしても今回の話は

王翦が今どう思っているのかが

よく分かる回でしたが

正直想定が甘いというか

考えていた通りにはいかないだろうなと。

 

王翦は自らが敗北するにあたって

どれが原因となるのかまで

冷静に考えていたものの

それすらも上回ってくるのが

怪物・李牧だと思いますし。

 

前々から大敗北することは

示唆されていたわけですから

思いもしなかった事態が

起きるんじゃないかなと。

 

まあ、この事はあくまでも

王翦達当事者は知らないことですので

仕方ないのかもしれませんが・・・。

 

それはそれとして

ついにキタリが番吾に迫ったわけですが

一体何が起こるんでしょうね?

 

捕らえられている壁からも

番吾には罠があるらしいことは

示唆されていましたし・・・。

 

間違いなく秦軍にとって

碌でもない事だとは思いますが

何が起こるかわからないだけに

不安なところです。

 

なんにしても壁を助けるには

その罠をどうにかしないといけない以上

キタリには頑張って欲しいところ。

 

どんな罠がしかけられているのかも

行ってみなければわからないですし

次回か次々回にでも明らかになるかと。

 

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