2024年2月29日発売の
モーニング 13号に掲載されている
宇宙兄弟 410話の
ネタバレ＆感想になります。
第４１０話 同じ宇宙
内容ネタバレ
ソユーズに乗り込んだ日々人は
ＪＡＸＡのキャプコムと通信しつつ
すぐにでも動かせることを報告する。
そしてキャプコムの宮田から
現状について説明を受ける事に。
ソユーズの運行に関しては
ＪＡＸＡの管制になるので
こちらから手順を伝えていくこと。
六太君の救出プランを
各国共同で今まとめており
追って報せると。
一方その頃、なんとか六太を助ける方法はないかと
頭を悩ませていたマクシムのもとに
ロスコスのツープから通信が入っていた。
言い辛いが時間が来てしまった。
オリュールはこの周回で
月離脱のシークエンスに入ると。
それは六太の救出を諦めたも同然であり
マクシムは救うまで帰れるかと食ってかかるも
ツープは諭すように告げる。
こちらでも手は考え尽くしたが
君らのオリュールで
ムッタを救う道はもうないと。
その言葉に絶句する一同に
ツープはさらに言葉を続ける。
火災の影響でオリュール内の酸素は
4人でもギリギリなんだ。
月をあと1周する余裕すらない・・・
一方でソユーズの方は酸素の残量は十分だ。
ムッタの救出はヒビトと
我々地上チームに託してくれと。
皆がそれ以上何も言えずにいたが
吾妻は包帯が巻かれた手を見て悔やんでいた。
俺がこんなドジさえ
踏んでなけりゃ・・・！と。
ツープからの通信は続く。
そろそろ交信が途切れる区間に入るが・・・
オリュールには管制で月離脱噴射の
コマンド設定が完了している。
ヒビトに別れをと。
仲間の窮地に何もできない事実に
打ちのめされながらもマクシムは
日々人と別れの言葉を交わす。
ヒビト・・・すまない。
俺達はここまでだ。
役に立てそうにないと。
そんなマクシムに日々人は
分かってる・・・大丈夫だと返す。
マクシムたちは予定通り帰還してくれ。
ムっちゃんは絶対・・・
俺が連れて帰るから 大丈夫だと。
ゾーイたちが懸命に噴射の計算をする一方で
日々人はソユーズの中で一人六太を思う。
なんで飛び出したんだよ ムっちゃん・・・！
なんであんなこと・・・
他に方法があったんじゃないのか・・・！？
クソ・・・！やめろ
ムっちゃんをどうやって助けるか・・・
それだけに集中しろ——！
様々な思いが頭を駆け巡る日々人だが
キャプコムの宮田から
噴射の計算が完了したとの通信が。
言われた通りに時間と角度を
設定する日々人に
宮田はこれからの流れを説明する。
軌道面を合わせたら
次は六太君に追い着くための
噴射を3回する予定ですが——
それについては次の交信で説明すると。
説明を受けた日々人は
それで・・・ムッちゃんに追いつくのは
何時ですか？と尋ねる。
しかしソユーズが月の裏に隠れたことで
キャプコムとの通信は途絶してしまい
それ以上の情報を得ることはできず・・・。
オリュールの月離脱カウントダウンが始まり
マクシムは日々人と最後の通信を行う。
こちらはもう月を離脱しなくちゃいけないが
六太を必ず連れて帰ってきてくれ。
先に地球で待ってると。
そしてカウントダウンが30秒を切る中
さらにマクシムは言葉を続ける。
忘れるなよ。俺たちもお前らの”兄弟”なんだ。
まだ・・・同じ宇宙にいると。
日々人も同じ思いを抱いているのか
また会おうなと返し
カウントダウンは進む。
そして皆がやりきれない想いを抱える中
オリュールは地球へと帰還するため
月軌道を離脱するのだった。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ！
感想
一足先にオリュールが月軌道を脱し
地球に向かいましたが
マクシム達はやり切れないでしょうね・・・。
オリュールがここに残っても
マクシム達が帰れなくなるだけで
なんにもならないどころか
悪くなるのは理解しているとも思います。
ただそれでも六太の救出に
自分達が関わることが出来ない事
そして六太の無事を見届ける事も出来ず
帰る事に影を落としていると。
まあでも、幸いというのも変ですが
救出に際して何かしらのプランが
考案されたことは何よりだと思います。
それすらもなくここを離れるとなったら
今以上にやり切れないと思いますし・・・。
それにしても改めて思いますが
この広大な宇宙を漂っている六太は
とてつもない恐怖に襲われてるんだろうなと。
宇宙服こそ着ているものの
何もできない状況で
残りの酸素を確認しながら
ただただ救助を求める。
誰ともしゃべれない孤独の中
六太はどうにか踏ん張っているんでしょうけど
自分がその立場に立たされたら
あまりの恐怖に狂ってもおかしくない気がします。
宇宙飛行士になる人たちは
訓練か何かでそういう状況でも
対応できるようにしていると思いますが
それにしたって限度があると思いますしね。
なんにしても今は
早く無事六太が救助されることを
願うばかりです・・・。
気になる続きについてですが次号は休載で
3/28発売の17号にて掲載予定とのこと。