雑誌掲載最新話 界変の魔法使い

界変の魔法使い 最新 第7話 ネタバレ&感想 王子の弟子入り

2024年10月23日発売の

週刊少年サンデー 48号に掲載されている

界変の魔法使い 第7話

ネタバレ&感想になります。

 

其の七 魔法使いと神眼

内容ネタバレ

 

突如現れた野良魔法使い

子々南伎が城を去った後

王子は世無の部屋にいた。

 

ライチが王子のために

軽食などを運び入れた後

世無は改めて王子に語る。

 

・・・まあ、お前も

少しは分かっていたと思うが——

存在がバレたということは

この先色々面倒なことになる。

 

しかも知られたのが子々南伎・・・

いずれ魔法界の末端まで話が届くと。

 

王子は自分の両目は

そんなに珍しいものなんですか?と尋ねると

世無はその目を見返しながら告げる。

この世に二つとないと言われていると。


神眼が特別なのは魔力量だけでなく

通常この世では形にできない

魔法式を内包しているからだ。

つまり特別な魔法が使えるようになる。

 

それを聞いた王子が

それが”死者を蘇らせる力”?と口にすると

世無はもう少し説明しようかと語り始める。

 

魔力とはことわりを歪める力のこと。

魔法術はそこに法則を与え操るための術。

 

だが世界の理には介入の難しい

特別な領域がある。

 

それが三大神脈と呼ばれる

時間』『空間』『生命』の三つ。

 

三大神脈はこの世界の根幹に関わるが故に

直接介入する魔法式が組めない。

 

言わば鍵のかかった領域なのだが・・・

お前は生まれながらにその三つの鍵を

全て持っているようなものなんだ。

 

そして三つの鍵を使う魔法術の

最も分かりやすい例が死者復生。

 

「何も無いところから死者を生者として」

「現出させること」だった。

だから「冥道眼」と呼ばれている。

 

玉と同じで「物理的に奪える」というのが

事をさらにややこしくしているな。

 

魔法使いなら誰でも欲しがるだろう。

不可能と思われていたことが全て可能になる。

 

ただしヘタな使い方をすれば——

世界は壊れ・・・最悪天帝の怒りも買う

という訳だと。

 

その話しを聞いて王子は

視線を下げながら口を開く。

 

やっぱり・・・国が消えたのは

僕のせいなんじゃないですか?

 

僕、あの時・・・”力”・・・を

使ったような気がするんですと。

 

世無は王子が何を言いたいのか

理解した上で否定する。

 

お前のいない所でも界変は起こっているよ。

だがそれ位のことはできる力だと

思っておいた方がいい。

 

だから変な者に使われると我々も困る。

弟子と言ったのはその為だ。

 

オレの弟子となれば

フツウの雑魚は仕掛けてこない。

 

他の七色には・・・

まともであれば牽制になるだろう。

 

神眼や魔眼はくり抜いても

持ち主が死ぬまでは腐らないから

殺される可能性は低いが

余計ヒドい目に遭うかもしれんぞ嫌だろ?

 

まあその、なんていうか・・・方便だよ。

本当になれって話じゃなくてだな。

フリでいいのさ。

 

オレもこの時代に弟子にするのは——

そう口にした世無に王子は

あなたが僕を守ろうとしてくれたことは

分かっていますとその真意を理解した上で告げる。

 

ですが、僕はもう守られるだけの存在で

いたくはありませんと。

 

決意を示した王子に世無が

指導を受ける気はあるか?と問いかけると

王子は即答することなく問いかける。

 

あなたの右目が

僕と同じ冥道眼という話は本当ですか?と。

 

それを世無が認めるとさらに問いかける。

では、死者を蘇らせたことはありますか?と。

 

その問いに世無が笑みを浮かべて

近いことはしたと返すと

王子はあなたの指示に従います。

よろしくお願いしますと

弟子になることを決めるのだった。


昼食をとった後、王子はライチたちに

本日より午後は掃除の仕事を離れることを伝え

頑張れと声援を受けながら

世無が待つ場所へと向かう。

 

その場所は城の隣に立つ

空を仰げる広々とした場所であり

その中心で世無は待っていた。

 

王子は世無のいる場所へと歩みを進めるが

世無は王子のほうへ一瞬目を向けると

突然王子に襲い掛かる。

 

目に留まらない程の速度で

襲い掛かってきた世無の攻撃を

王子は結界術を使うことで

なんとか防いでいた。

 

しかし激しくなる世無の攻撃の前に

二重に重ねた結界術も破られてしまい

目の前に世無の武器が迫った瞬間

世無は攻撃の手を止め言葉をかける。

 

小僧・・・やはり

護身用の術しか習っていないようだな。

 

まあ変な色がついてなくていい

とも言えるが・・・と

現時点における王子の実力を確認していたが

突然何かを破壊するような音と共に

上空に光が浮かびあがる。

 

その光は世無達のいる場所へと

一直線に向かって来ており

世無がは!?と驚いた瞬間

大きな音を立てて城に突き刺さっていた。

 

莿天城の壁を破壊した

雷剛【黄】の魔法使い刃閃バセン

まるで悪いと思っていないのか

こりゃ一番乗りかのう!と高らかに笑い出し!?

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

前回世無が子々南伎に

オレの弟子だと明言してましたが

その言葉通りになりましたね。

 

まあ、今の王子が力を付けたいなら

それしか方法がないのも事実ですし

こうなるのは当然だったのかも。

 

それにしても王子が世無の弟子になったのって

力を付けたいというのも間違ってはいませんが

実際の所、櫟江を蘇らせたいから

なわけなんですけど恐らく世無も気づいてますよね?

 

わざわざ王子からあんなことを聞かれた以上

世無が気づいていないわけがないですし。

 

世無自身もそうした経験があったのか

「近いことをした」という言葉は

色々と含みがある答えだなと。

 

それに世無の失われた右目が

冥道眼だったこともそうですが

死者復生した場合、その目は

力を失うということなのかも気になる所。

 

その辺りは世無の右目が何故失われたのか

本人か関係者の口から明らかにならないと

何とも言えないところなんですが

もしそうならば両目に冥道眼を持つ

王子の場合はどうなるのか・・・。

 

なんにしても王子の願いが

叶うのか叶わないのかは

当分先になるでしょうね。

 

それより先に界変についても

七色の魔法使いのことも色々謎が多いですし

まずはそちらをどうにかする必要がある気がします。

 

言ってもまだ7話ですので

序盤も序盤、最序盤ですし

そんなに早く謎が明らかになっても

なんだかな~って感じですしね。

 

とりあえず最後に七色の魔法使いの

一人っぽい刃閃が登場したので

次回は彼の話がメインになるかと。

 

人の城に侵入どころか

壁をぶっ壊しておいて

高笑いするタイプみたいですし

話が通じるのかはわかりませんが

ひと悶着は起きるでしょうね・・・。

 

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