2025年5月21日発売の
週刊少年サンデー 25号に掲載されている
界変の魔法使い 第22話の
ネタバレ&感想になります。
其の二十二 魔法使いと旅の始まり
内容ネタバレ
少女の姿になった世無が
旅の上級者を語りドヤ顔するのをよそに
王子は見送りに来た住人たちから
色々な物を餞別として貰っていた。
しかしライチは何も持ってきていないようで
その事を謝りつつも尋ねる。
やっぱこわいよりうれしいが勝ってんの?と。
王子は嬉しそうにうんと返しつつも
元々、夢っていうか離宮を出たら
叶えたいと思っていたことがあって・・・と。
その言葉を聞いたライチは
はー何よ。と聞き返すが
返って来たのは思いもしない言葉だった。
あのさ、君のこと
友だちだと思っていいかな?
そんなことを言われるとは
全く思っていなかったライチが
一瞬目を見開いて驚きながらも
・・・別に、いいけど・・・と返すと
王子は嬉しそうに笑っていた。
よかった!
外に出る前に一つ夢が叶ったと。
そしてライチの手を取り
ライチは僕の最初の友だちだと伝えるのだった。
皆に見送られる形で世無と共に
外に繋がる扉へと向かう王子だが
扉の前にはロキの姿が。
どうやら外に向かう王子を
見送る為に待っていたようで
私に勝ったのだから
心配はしてないがなと言いつつ忠告する。
外の世界は・・・
お前には色々厳しいと思う。
達者でやれよ・・・と。
しかしそんなロキに対し世無は告げる。
何言ってるんだロキ、お前も行くんだぞ?と。
その事を聞かされていなかったロキは
私もお供するのですか!?
花が咲いたかのように顔を輝かせるが
続く世無の言葉を聞き絶句する。
小僧はまだまともに飛べないからな。
足が要るんだと。
ロキはなぜ私が・・・?と
先程までとは表情を一変させるが
世無は取り合うことなく告げる。
神眼の子供乗せて飛べる高位妖魔なんて
この城にお前だけだと。
その為に夜出発にしたんだから。
ホラ早く変身しろって。
ロキは納得できないのか
あなたが乗せてったら
いいんじゃないですか!!?と言い返し
二人は言い合いを始めてしまうことに。
世無はもちろん護衛でもあると告げる。
お宝抱えて旅するようなもんなんだから。
今さっき小僧のこと心配してたろう?と。
それに対しロキも言い返す。
してないし、言っときますけど
こっちはメッチャ耐えてんですよ!?
こんなの乗せて
まともに自我が保てる気が・・・と。
うだうだと言い続けるロキに
苛立ったのか世無はうるさいやれ!と
強制的にロキを変身させると
ロキは巨大なグリフォンのような姿になっていた。
なぜ・・・と納得いかないのか
不満げな様子のロキだが
王子はその姿を見てカッコイイ!と目を輝かせる。
スゴイ!大きい!強そう!と
大絶賛する王子のキラキラした目を受け
ロキも諦めたのか分かった乗れ!と。
そうして変身したロキに乗った王子は
では出発するとしようかと
外へ繋がる扉へと触れようとした
世無に声をかける。
あのう・・・余裕があったらでいいのですが・・・
僕の国が今どうなっているのか
見ることはできませんか?と。
そんな王子に世無は
まず飛国跡地へ行くと返し
覚悟しておけよと
外に繋がる扉を開く。
そうして外に出た王子だが目の前には
巨大な結界のようなもので囲まれた
異様な光景が広がっていた。
今は界変が進まないよう
抑え込んでいる。
色々術がかかっているから
あまり近くまではいけないが
あそこに飛国があった。
そんな世無の説明を聞いた王子だが
あまりにも変わった光景に
まるで実感が湧いていなかった。
それでも見覚えがあった建物が
残っているのに気づいたことで
そちらへと向かってもらうことに。
あの屋根の形に見覚えがあると王子は語る。
国の端にいくつか寺院があって・・・
離宮からも見えたんです。
国の防衛線なのか
侵入者を見張っているという話で
望遠鏡で観察してみたことがありますと。
その上で世無に訊ねる。
国が消えたってこういうことなんですか・・・?
界変って・・・何なんですか・・・?と。
そんな王子の声に同意するように
それは是非、私も知りたい所だねと
【黒】の魔法使いである鬼壱が姿を見せ・・・!?
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
ようやく外に出る日が来たわけですが
まさかロキが一緒に行くとは
思っていなかっただけに驚きました。
ロキもそれを聞いて嬉しそうにしながらも
王子の足になれと言われ不満そうにしたりと
出てくるたびに感情が豊かになっている気がします。
それにしてもロキの変身した姿ですが
黒っぽいグリフォンとは
王子じゃないですがカッコ良すぎ!
ファンタジーで言うところの
グリフォンとは色々違うとは思いますが
世無が護衛でもあると言うくらいなので
かなり強いんじゃないかなと。
ただこの世界における妖魔って
全体的な強さで言ったら
どの程度なのかわからないので
相応な敵と戦ったときでないとわからないかも。
それはそれとして旅に出た王子が
最初に目にしたのが飛国跡地というのは
気になっていたんでしょうけど
中々に厳しい光景だった気がします。
王子も何が何やらわからないようでしたし
もう王子が知る祖国というのは
僅かにしかないのかも。
それにしても王子が口にしていたように
界変というのは一体何なんでしょうね?
この作品のタイトルにもなっているように
かなり重要なものなのは間違いないとしても
それが何なのか答えられる人物が
いるかどうかも怪しいレベルな気がします。
というよりも黒の魔法使いである鬼壱も
詳しくは知らないみたいですし
同格の世無も知らない可能性が高い気がしますが・・・。
ともあれ黒の魔法使いがここに姿を見せたことで
初日にして色々事態が動くことになりそうですね。
彼が王子にとって敵になるのか
それとも味方になるのかもわかりませんが
この作品における最強格の一人でしょうし
どんな展開になるのか楽しみです。
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