2025年1月24日発売の
ヤングアニマル 3号に連載されている
3月のライオン 212話の
ネタバレ&感想になります。
第212話 タイトル不明
内容ネタバレ
零がここはこれしかないと
同金を指すが島田はうん だよねとばかりに
ノータイムで指し返す。
島田が指した手は明らかに
「詰めろ」をかける手であり
零はこの形勢から?と驚きつつも
これは歩を受けてしのぐしかない
と判断するも内心では焦っていた。
どんどん押し寄せてくるっ!
受け一方になってしまうっっと。
「詰めろ」をかけた島田は
じっと盤面に目を落とし思う。
――「バカをした」
「取り戻せないバカをしたな」――と思ったとき
見えないホームに向かう地下道の音が聴こえた。
「対局中に聴こえるのは久しぶりだな」と思ったら
――――笑いがこみ上げそうになった。
考えて 考えて 考え抜いた その果てに
とり返しのつかないバカをした後
そんな時にだけ聴こえてくる声があるのだ。
「――さぁ、もう此処からは」
「何処へ なりとも」
「好きなだけ」「走れ」――と。
島田が思っていた通りに
力づくでたたみかけて来たことに
零が内心焦りを見せる一方で
対局を見ていた神宮寺はぼそっと呟く。
あーいけねぇ・・・いけねぇなこりゃ。
オレの好きな島田出て来ちゃったわーと。
傍らでそれを聞いていた柳原は
あー・・・と納得する素振りを見せる。
徳ちゃんもそういやあ打つ手が無くなると
「仕方ねぇーなぁ」と言わんばかりに
バチボコに殴り始めるタイプだったもんねと。
神宮寺は島田に対して
歯がゆい思いがあったらしく思いを吐露する。
島田もさぁホントは腕力の将棋なんだからさ
ぶん回してやりゃあいいんだよ桐山なんて!
優しすぎるんだよ島田は!
丁寧に縛ったならこう・・・
丁寧にボッコボコにしないと!
それを聞いて柳原は一応確認だけど
将棋の話だよね?と零すが
神宮寺は言葉を続ける。
――まぁ そりゃあタイプってのもあるし
強い人間は皆 慎重だがな。
でも本当は島田はさ。
もっと「雑に指して雑に勝つ」
ぐらいの指し方の方が
似合ってる気がするんだよな。
せっかくいい名前持ってんのにな。
あの門固くて自分すら
閉じ込めかねんのがなと。
そんな事を神宮寺達が話す一方で
零は押されながらも銀を指す。
神宮寺らはその手を
責めコマを持っていない島田に
銀を渡すのは嫌だろうがただでは銀は渡さんぞ
・・・という思いを感じていた。
島田が銀を取ったことで
零は苦しさを感じながらも思う。
苦しい・・・だけどこれで拠点は作れる・・・
――このまま圧殺される訳には・・・!と。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
前回ようやく一矢報いて
これから反撃といった感じでしたが
そう上手くはいかないみたいですね。
まさか島田さんが詰めろをかけてくるとは
零にとっても予想外だったのかも。
ただ島田さんがこのタイミングで動いた以上
やけっぱちになっているわけではなく
ある程度勝算があってのことでしょうし
ここをしのげるかが焦点になるかと。
ただまあ、島田さんの心情を見るに
ヘマをしてしまったのは
ほぼ間違いなさそうですので
零の勝ち目も十分ある気がします。
というよりも相手がヘマをしてもなお
勝てないんだとしたら
零が島田さんに勝つ日は
当分こないでしょうね・・・。
なんにしても詰めろをかけてきた以上
対局は終盤にかかっているのは間違いないので
近いうちに決着はつくかと。
正直零に勝ってほしいのか
島田さんに勝ってほしいのか
よくわからない心情ではありますが
どちらの結末を迎えるにせよ
その時が楽しみです。
第213話へ