雑誌掲載最新話 界変の魔法使い

界変の魔法使い 最新 第29話 ネタバレ&感想 新たな町と追ってきた者

2025年12月10日発売の

週刊少年サンデー 2026年2・3合併号に掲載されている

界変の魔法使い 第29話

ネタバレ&感想になります。

 

其の二十九 魔法使いの町

内容ネタバレ

 

あくる日の龍川の町にて

世無達が宿泊していた

月下楼に謎の男が訪れていた。

 

黒を纏ったその男は世無一行の後を

追っているらしく支配人に訊ねる。

 

ここに黒い高位妖魔を連れた

大魔法使いが現れたと聞いたんだが?と。

 

自分達の後を追っている者など

知る由もなく世無一行は

影国中部の町 景仲で宿をとっていた。

 

夜遅くに発ったからか部屋に入るなり

眠ってしまった王子が目を覚ますと

既に時刻は昼となっていた。

 

何故か部屋には変化している

ロキの姿もあったものの

寝ていなかったのか眠る必要がないのか

起きていた世無は早速王子の手の包帯を取り

呪いの状態を確認し始める。

 

手の数字は”十二”ではなく”十一”と変わっており

世無が軽く押しただけで強い痛みが出ていた。

 

世無が呪いだからな。

やっぱり痛みが増してるか。と話すと

王子は昨夜の事を思い出し・・・


夜遅くに龍川を発った王子は

眠いのかロキの背の上でうとうとしていたところ

呪いを受けた手が突然痛み出す。

 

慌てて包帯を解くとそこには

焼けるような音と共に

数字が”十二”へと変わっていた。

 

その時のことを思い出したのか

王子はズキズキと痛む手を握りしめ宣言する。

 

結局昨日も寝ちゃってダメだったんで

今夜こそは数字が変わる瞬間を見てやります!と。

 

そんな王子に世無は呆れたように

アホ、気にするなって言っただろと言いつつ

改めて呪いについて語る。

 

呪いは浸透させるものなんだよ。

この数字も痛みも、呪いを強くさせるためのものだ。

 

だから呪いは本来の意図とは違う

副作用も出やすい。

 

お前の真印と頭の記録が獲られる

その期日までに少しずつ体の自由を

奪うなんてのはまだ常道だ。

とにかく正気を保ち続けろ。

 

オレには今の所、痛みをとってやることくらいしか

できなくて心苦しいがな。

 

そう言ってぬり薬を塗る世無に

王子は呪いを受けたのは僕のせいですから・・・

と口にしつつ鬼壱について語る。

 

でも僕なんていうかあの人・・・

そんなに嫌いじゃないんですよね・・・

 

これのせいか分かりませんけど

界変が起きた日のことも

少しずつ思い出してきましたしと。

 

その言葉を聞き世無は

双子の兄の話かと口にするが

王子は煮え切らない様子で言葉を続ける。

 

いや、うーん・・・兄のことというか・・・

ただ・・・あの後継指名の儀が

異様な場であったのは確かだと思います。

 

あの時あの場には国中の有力な魔法使いが

集まっていて・・・それはつまり――

国中の魔眼が一堂に会していたのだと――

 

そう口にした王子に世無は告げる。

何が起きてもおかしくなかったということさ。

考えすぎるな心が弱ると。

 

世無の言葉を素直に受け取った王子だが

ところでロキさんはどうして人の姿で

休んでくれないんですかね?と訊ねると

世無は知らん。と答えるのだった。


世無と共に町へ出て来た王子は

龍川とは違う町並みにキョロキョロしつつ

ふと鏡に写った自分の顔を見て考える。

 

ずっと兄の顔を思い出そうと

しているけれど全然思い出せない。

 

僕はやっぱり兄の顔を

見ていないのかもしれない・・・

 

そう思った矢先、兄から「才苑か。」と

声をかけられた時のことを思い出す。

兄上の声・・・僕、兄上と会ってる・・・!

 

そして再び物思いに更ける。

兄上のことも・・・父上のことと同じように

思い出すとやっぱり苦しい。

 

いなくなってしまったから――

だけではないだろうこともだんだん分かってきた。

僕はおそらく彼らに嫌われていたのだ。

 

魔眼の者たちに囲まれて

只眼の兄が何を思っていたのか

・・・僕には分からないと。

 

そうこうしている間に世無に

先導されるままに食事処へと入った王子は

初めて食べた麵料理に苦戦していた。

 

どうやら王子は麺をすすることが出来ないらしく

世無が実際にやってみせると

食べられるんですか!?と驚きを露にしていた。

 

世無はあくまでもフリで残念ながら味はなく

神仙などホントにつまらん商売だと毒づきながら

次の町はいよいよお楽しみの「森陵」だと語る。

 

森陵は元々は職人の町だ。

だが今は、初級から上級まで幅広い術者を集め

王都に次ぐ影国第二の都となっている。

 

界北最大の魔道具街を抱える

魔法都市、それが森陵だと。

 

魔導具街と聞かされた王子は

もしかして杖を作ってくれる所ですか!?と

興奮を露にし世無もまあそういうことだと

口元に笑みを浮かべつつ浮かれる王子に注意を促す。

 

森陵は術者だらけなんだよ。

ケンカも、仕掛けてくる奴は大体手練れ。

雑魚はむしろ何もしない。

 

面白半分で術をかけてくる奴もいれば

息をするように玉を盗む奴もいる。

 

お前森陵では絶対に頭巾とるなよ。分かるな?

術者などロクでもない奴ばかりだと思え!と。


その後すぐに景仲を発ったのか

夜には森陵に到着した世無一行。

 

どうやら世無には森陵に常宿がいくつかあるらしく

今回は養老館という目立ちたくない時に

利用する世無曰くしぶい老舗とのことだった。

 

ロキは早速泊まれるか聞きに向かうも

突然あいつのにおいがしますと報告に戻る。

 

あいつですよ!つい最近来て

しつこくねちっこく歩き回ってます・・・

宿周辺を特に!と。

 

それを聞いて世無も思い出したのか

あいつかー。と呆れた表情を見せる。

 

ロキは違う宿に・・・いえ、森陵を出ましょう!と

提案するが世無はもう遅いと返す。

 

その上でどうせ近くいるんだろ?と口に瞬間

その通り!と応えるように姿を見せたのは

月下楼で世無一行について訊ねていた

あの黒ずくめの謎の男だった。

 

杖を手にした男は告げる。

ここで会ったが百年目・・・!

 

丸二日・・・眠らず飛び続けて

先回りした甲斐があったぜ・・・ロキ!と。

 

名前を呼ばれたロキは心底嫌そうに

世無に抱き着く中、男はロキに告げる。

俺と・・・”契約”してくれー!と。

 

男の名は子鵬スホウと言い

ロキの追っかけ呪法師らしいが

ロキは世無に抱き着いたまま

嫌そうにしつこい・・・と返すのだった。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

龍川を旅立ち次の町へと到着したわけですが

特に面白いことはなかったですね。

 

怪しげな男が一行を追っている描写はありましたが

景仲では特に新たな出会いもなく

王子が兄のことを少し思い出したり

麺を上手くすすれず苦戦していたことくらい?

 

とまあ、特に見せ場らしいものはなかったですが

最後に到着した第三の町・森陵では

早速出会いイベントが発生してましたね。

 

追っていた謎の男がロキのおっかけで

追いついたことには驚きましたが

なんていうか残念そうな感じ?

 

ロキは高位妖魔なので

契約したくなるのもわからなくもないんですが

あの感じを見るにこれまでも何回も契約を迫って

その度にこっぴどく断られたんだろうなと。

 

その姿を見た瞬間ロキの反応も

見たことない感じでイヤー!と叫ぶほどでしたし

断られても断られても通じていないかのように

しつっこく迫ってきたのは想像できますね・・・。

 

ともあれ森陵に到着して早々

ロキが原因でイベントが起きたのは予想外でしたが

この町で王子も杖を作ってもらえるらしいですし

結構長い間滞在することになるんじゃないかなと。

 

長く滞在すればするほど

新たな登場キャラも増えていくと思いますので

この町でどんな事が起こるのか楽しみです。

 

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