2026年4月15日発売の
週刊少年サンデー 20号に掲載された
しっぽと逆鱗 第2話の
ネタバレ&感想になります。
diary2 出会い
内容ネタバレ
月子を助けるため、龍となった翌日
深山の元へ桜井から連絡が入る。
昨日のこと、聞きましたよ、深山さん・・・
街中で龍になった事について弁明は?と。
深山がバツが悪そうに・・・ないと応えると
桜井はさらに言葉を続ける。
今回は目撃者も少なく、月子さんも
ケガが無かったので良しとしますが。
龍が空飛んでたら大騒ぎですよ?と
それを聞き、深山は月子に抱き着かれながら
ああ、わかってると返すが
桜井から月子さんによると、あのあと一時間も
上空を飛んでいたらしいですが?と言われ
裏切ったな月子・・・と零すのだった。
深山に苦言を呈した後
特定生活支援課にて桜井は
PCを使い仕事をしながら思い出す。
数少ない獣人たちはその正体を隠し
ひっそり暮らしている。
そのため一般的には「獣人?」
「大昔にはいたらしいけど今はいないっしょ」
くらいの認識だ。
大半は幼少期に発見され、我々の監視下に入る。
深山さんも施設で暮らしていた獣人の一人だ。
しかし、月子さんは違う。
人間によって拾われ、育てられた。
未報告の獣人だった。
そして月子さんがあの家にやってきたのは
3か月前―――
その日、深山は自宅で
仕事のオファーに関する電話を受けていた。
電話の向こう側の人物は
深山にオファーの内容を説明する。
映画の主題歌のオファーだ。
監督から”ぜひ直接会って話をしたい”と直々に・・・
そう耳にした瞬間、深山は断っていた。
人と会わないとできない仕事はやらないと。
ばっさりと断れた相手の人物だが
呆れたように口を開く。
わかってるけど今回の仕事は規模が違うだろ・・・
さすがに業界でも悪い噂がたってる。
引きこもり天才、性格に難ありで扱いづらいって・・・
深山は事実だと認めるが相手の人物は言葉を続ける。
でもいろんな人と仕事ができるようになれば
お前の曲ももっと遠くまで届くかもしれないだろと。
深山は一人で曲は作れると返すが
相手の人物はそれはそうだが・・・と言いつつも
相手の人物・寒崎は思い出したように口にする。
あ、たしかデビュー曲は、高校時代のバンドで
作った曲が元になったんだろ。
お前も昔は誰かと一緒に・・・
そう寒崎が口にした瞬間
深山はブツッと電話を切っていた。
不機嫌そうに舌打ちする深山だが
突然インターホンが何度も鳴らされ
玄関へ向かうことに。
うるさい・・・置き配に設定して・・・
と言いながら玄関のドアを開けると
そこには服を着た犬がいた。
深山が犬?と首を傾げた次の瞬間
犬は子供の姿へと変わり声を上げる。
せんせい おやじがしんだ。
しんじゃった!と。
その後、疲れたように横になりながら
深山はどこかに電話していた。
は?来れないってどういうことだ。
お前ら獣人課だろ こういう時くらい役に立て。
明日?無理だ。この家と俺がもたない。
そう口にした深山の周囲は
犬が楽しそうに暴れ回っていた。
区役所に出張所がある・・・?
獣人なんて大した数いねえのにそんなもん・・・
ふざけんな。なんで俺が連れて行かなきゃ・・・
そう口にした瞬間、興奮が隠しきれない犬にからまれ
諦めたようにわかったと伝えていた。
俺が連れてく。俺が連れてけばいいんだな!と。
子供の姿になった月子を連れ
深山は区役所へ向かっていた。
区役所までバスで10分かかることを確認しつつ
バスの停留所へと向かうが
バスは乗客でいっぱいなのを見て
ぞっとしたのか乗らない事を決める。
月子はたのしそうなのに~と残念そうにしながらも
嬉しそうに深山に訊ねる。
なあなありゅうなのになんであるく?
せんせいはとべるっておやじいってた!
つきこならとぶ。つねにちょっとうくと。
深山はちょっと浮くのが一番疲れると返しながらも
この子供なんで俺が龍だって知ってんだと思っていた。
ほかにも親父だの先生だのいろいろ疑問はあるが
聞いて何かできるわけでもない。
さっさと獣人課のやつらにまかせて・・・
そう思った瞬間、月子に手を握られ
咄嗟にその手を払っていた。
どうやら深山は人に触られるのが嫌なようで
震えながらもなにをやってる・・・と口にすると
月子は心配そうな表情で告げる。
て、つながなきゃだめでしょ?
じこったらどうする。せんせいがと。
それを聞いた深山が俺が・・・?と
疑問に思っていると月子はあれみろ!と
車道を走る車を指さす。
あれにぶつかったらふっとぶ。
おもいだすとふるえる・・・と。
経験者かよと言いつつ深山は
俺はふっとばねえ あっちがふっとぶと歩き出す。
だから手をつなぐ必要はない。
俺は他人に触れられるのが嫌いだと。
それを聞いた月子は深山の後を歩きながらも
納得できていないのかぶつくさ言い始める。
みんなつきことて、つなぎたいってゆうけどな。
せんせいはちょっと、めずらしいタイプ。
そう言いながらも近くを走る車が怖いのか
深山の近くによって手を繋ごうとするも
手を繋ぐのを嫌がっていたことから
伸ばそうとした手を戻していた。
それでも深山に構って欲しいのか月子は
つきこのすきなおやつはなんでしょうか?
と突然問題を出し始める。
わかんない?ちょっとむずかしい?
ヒントは「し」からはじまる!と。
それでも深山が答えずにいると
正解を発表する。
じゃあ、せいかいは~
「しかのアキレスけん」でしたと。
その言葉を聞いた深山は
シカノアキレスケン・・・?と
流石に疑問に思ったのか
なんて・・・?と月子のほうへ向くと
月子はその場に倒れ込んでいた。
焦った深山はなにやってる?と声をかけるも
月子はまったく反応がなく・・・
その後、月子はコンビニで深山に買ってもらった
食べものを口にしながらギリたえた~と零していた。
そんな月子の言葉をうそつけと一蹴しつつも
ビビらせやがって・・・と安堵しながら
月子にお前いつから食ってなかった?と訊ねると
月子はきのうの・・・まえの、あさ?と。
それを聞いた深山はおとといの朝?
どっから来たらそうなると呆れたように口にすると
月子はずっとずっとあっちのおやま!だと語る。
でもつきこよゆうだった。
つよいオオカミだから。
せんせい、オオカミはな
ころんでもなかないんだよ。
えらい?と笑みを向けられるも
深山は月子の膝が傷ついているのに気づき
顔をしかめていた。
月子はほんとはちょっとないたと明かすと
思い出したようにてがみ!わすれてた!と声をあげる。
つきこはいたつにんだった!
おやじからおとどけものです!
そう口にした月子からよれた手紙を渡された深山は
今時、手紙と零しつつ確認すると
そこには「アキヘ」青野ヒロトと記されていた。
その名前を見て思い出したのか
深山がヒロがお前の親父なのか?と訊ねると
月子はうん せんせいもおやじわかる?と。
深山は高校以来会ってねえが・・・と言いつつ
封筒の中にある手紙を読み始める。
そこにはこう記されていた。
子犬を拾ったと思ったら、獣人の子供だった。
すぐにお前のこと思い出したよ。
変な時期に転校してきて
誰とも仲良くなろうとしなかったお前のことを。
~深山回想~
初めてヒロと会ったのは
深山が絡んできた不良達を倒した時だった。
深山の身体には隠していた龍のツノと尾が出ており
その姿を見てヒロは少年漫画!?と驚いていた。
そんなヒロに深山は青野か、見逃せ。
まあ、どうせまたすぐ引っ越すはめに・・・と
言いながらさっさと立ち去ろうとするも
ヒロはそんな深山を呼び止める。
まてまてお前それは無理がある!
見逃すには、ツノはあまりにもかっこよすぎる!
絶対友達になりたいっ!と。
深山はやめとけ、俺は友達がいたことがないと返すも
ヒロは孤高ってこと!?と言い出し・・・
~回想終わり~
月子に出会ったのは、じいちゃんから引き継いだ
山で暮らし始めたころだった。
村の子と遊ばせてみたら大惨事になってさ。
獣人の子が人間に馴染むのは簡単じゃないって知った。
あの頃、お前がなんで一人でいたか
やっとわかった気がする。
月子のことを役所に任せるか迷ったけど
お前が施設では食うのも寝るのも
一人だって言ってたの思い出してやめた。
アキ、お前は一人には慣れてたけど
人の多いとこが苦手だったよな。
バスにも乗れなくてさ。
学校は人との距離が近すぎるとか言って
教室ではいつも怖い顔で・・・
屋上にいる時だけはいい顔してた。
あれ、ずっと我慢してたんだよな。
月子にもそういうのがたくさんあるんだ。
お前ならわかるだろ?
だからアキに頼みたい。
俺になにかあったときは月子を頼む。
ま、俺って丈夫だし!
何もないと思うけど!念のためな!
手紙を読んだ深山は俯きながら
月子にあいつ、死んだのか?と訊ねると
月子は深山を励ますようにと声を上げる。
せんせい!だいじょうぶだ!
おやじはしんだけどつきこがきたからな!
もんだいないと。
深山は思わずお前が問題なんだよと
頭を抱えていた。
「山で獣人の子供拾ったから育てた」
ってなんだよ・・・
ただの人間が、どうしてそういう発想になる・・・
バカレベルが少しも変わってねえ・・・と。
それを聞いて月子は驚いたように
!?せんせいもおやじがバカなのしってる?
ひみつなのに!と声をあげていた。
おやじってせんせいのなに?と聞かれ
深山がヒロは俺の・・・と口にしようとするも
月子は近くで売っている
ソフトクリームが気になるらしく・・・
一個だけだぞ・・・と深山が買ってあげた後
二人は区役所の前にいた。
月子はなんとなく理解しているのか
深山に訊ねる。
せんせい、ついた?
つきこ ここにいく?せんせい?と。
深山はじっと区役所を見ながら
傍らにいる月子に訊ねる。
なんで先生なんだ?
なんで俺を先生と呼ぶ?と。
すると月子はおやじが・・・と返しつつ
昔話してくれたことを思い出し・・・
~月子 回想~
ある時、おやじは言った。
月子、俺はな龍の獣人にあったことあるぜと。
月子がりゅうってあのりゅう?
てぃらのさうるすよりつよいとうわさの?と言うと
そう、最強の生き物もう何年も会ってねーけど。
と肯定した上でおやじは言葉を続ける。
すげえカッケーやつだから
そのうち会いに行こうな。
あいつなら獣人のことを教えてくれる。
月子の”先生”になってくれると。
月子がせんせいってなに?すげえの?と言うと
おやじはどこか嬉しそうに言った。
すげぇぞ。最強の月子の味方だ!と。
~回想 終わり~
そう言っていたことを思い出しながら
月子は言葉を続ける。
おやじはしんじゃった。
でも、おやじがいってた。
せんせいは、つきこの、せんせい!と。
そんな月子を見て深山は
ヒロから言われたことを思い出す。
龍の姿を目にしたヒロは言った。
心配すんなアキ!俺はお前の味方だ!と。
その時の事を思い出したのか
相変わらず無責任なやつだと零した瞬間
目の前から月子の姿が消えていた。
どこいった?と辺りを見回す深山だが
せんせい!と呼ばれ、そちらに目を向けると
何故か車道に月子の姿があった。
どうやら車道にいるカエルが気になって
近くに行ったらしく、みろ!カエル!と
嬉しそうにカエルを抱えていた。
深山はなんでカエルがそんなとこにと
顔を引きつらせていると
月子の背後にトラックが迫っていた。
それを見た深山は舌打ちしながら
車道に出てトラックを片手で止めていた。
深山の頭部には龍のツノが露になっており
背後で振り返る月子に声をかける。
さっき、あいつは俺のなんなのか聞いたな?
俺は獣人だ。だが、お前の親父は俺の友達だったと。
トラックが迫っていることすら気づかなかった月子は
自分を守るようにトラックを止める深山を見て
嬉しそうに目を輝かせるのだった。
その後、車道にいたカエルを月子と共に
歩道へと移動させた深山は
止めていたトラックを見送り口を開く。
運転手には謝罪と説明はしたが
獣人課にも連絡いれとくか・・・と。
疲れたような深山の姿を見て
月子はなんかごめんなあ・・・謝るも
そもそもふっとばされるのがトラウマなら
道路に飛び出すな 死にてえのかと言われてしまう。
しかし月子はそれよりも深山が
さっきからちょっと浮いていることの方が
気になっているらしく訊ねる。
ちょっとうくとつかれるんじゃなかったか?と。
すると深山はサービスだ・・・と答え
人間の姿へと戻りながらも歩き出す。
それを見て月子は!?どこいく?と訊ねると
返ってきたのは帰る、家に・・・
ちょっと浮いたから疲れたと。
そんな深山の後姿を見ながら
つきこは・・・?と口にすると
深山は足をとめ、はやくこいと手を伸ばし・・・
伸ばされた手を見つめながら
月子はヒロの言葉を思い出す。
”知ってるか月子”
”4本足だと早く走れる”
”でも2本足なら、手を繋げる”
そして月子は歩き始めた深山の側に駆け寄ると
満面の笑みを浮かべながらその手を握り
ふたりの家へと帰るのだった。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
初回に続いて40ページを越える
掲載となった第2話ですが
今回は予告にあったように
二人が出会った日の話でしたね。
月子がおやじと呼んでいた人物が
先生と知り合いなのは予想してましたが
学校の同級生だったとは。
というよりもあの先生に学生時代があって
しかも人間の親友レベルの友達がいたとは
こっちの方が衝撃的でしたね。
極度の人見知りなのは明らかでしたので
友達と呼べる相手はいないとばかり。
ただ今回月子の親父がどういう人物なのか
ある程度分かったことで
ああいう性格の男だったからこそ
先生と友達になれたんだろうなと。
そんなおやじに拾われ育てられた月子も
先生と相性良さそうですし
先生もそんな月子に振り回され続けるんでしょうね。
まあ、でも一人でいたがる先生には
こういった形でも人と関わることで
良かったと思えることがあると思いますし
一緒に生活するのも悪くないのかも。
そんなわけで月子を引き取ることにした
経緯はなんとなく理解したわけですが
先生は3つのタイプに変化出来るみたいですね。
他の一般人と変わらない人間形態と
ツノや尾が露になった獣人形態
そして前回見た龍そのものになった形態と。
トラックを止めた時に獣人形態になったことから
恐らく人以上に力を発揮するには
あの形態にならざるを得ないのかも。
それにもう一つ気になったのが
先生のツノが一本折れていること。
前回を見返したら龍形態でも
片方折れていましたが
今回のヒロとの回想時にも折れていたので
幼少期に何かしらあったのかもしれませんね。
それが何なのか分かる時が来るかは分かりませんが
目立つ部位である以上、何らかの形で
語られる時もあるのかも。
色々と謎も多い作品ですが
何にしてもまだまだ始まったばかりですので
これから二人がどういう生活を送るのか
今後の展開が楽しみです。
第3話へ
