10月5日発売のコミックガーデン11月号に連載されている
魔法使いの嫁 23話のネタバレ&感想になります。
第23篇 Fools rush in where angels fear to tread.
内容ネタバレ
血を吐き倒れるチセ。
オベロン曰くそれは無茶した体が作り出した魔力の大きさに耐えられなくなったらしいが
その影響はチセのファミリアであるルツにも及び・・・。
呆然としながらチセを抱きかかえるエリアスに対しオベロンは呆けている場合かと一喝し
人間の医者に見せるわけにはいかないことから妖精の国に来るようにと告げる。
それを聞いたエリアスも今はそのほうがいいと判断してその提案を受け入れると
なにかあったのかと家を出てきたシルキーに後を託し妖精の国へと向かうことに。
以前チセが妖精に案内された丘の中腹にある妖精の国の入口を通り向かう途中
オベロンから最近ちょいと珍しい変わり種の医者が戻ったことを聞かされ・・・。
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医者らしき女性はここが妖精の国の一つである蟻塚と呼ばれる場所であること、
現在のチセの体について説明することに。
粗方の説明が終わりチセから人間なのかと聞かれた医者らしき女性は
改めてチセにシャノンと名乗り
自分は人間の子供と取り替えられて人間の両親に育てられた妖精
”妖精の取替え子(チェンジリング)”だと自己紹介するのだった。
一方、エリアスはオベロンと共にティターニアの所へ向かうことに。
エリアスに対し笑顔で迎えるティターニアだったがエリアスの服に血が付いているのを見て
チセと共にこっちで暮らすべきではないかと言い出し・・・。
その頃チセはシャロンの指示に従い病院の外へと向かっていた。
体の怪我が酷くまだ一人で歩けなかったものの大きな蟻のような妖精に乗せてもらい
外へ出たチセはどこかへ向かう途中、上半身は人間で下半身は獣の姿をした
シャナハンに出会うことに。
シャナハンはシャロンと仲がいいらしく構ってくれなくて寂しかったと言いながら
彼女を抱きしめると少しは満足したのかその場を去っていくが・・・。
シャロンはシャナハンが自分の夫であることをチセに説明し
さらにあれが自分の代わりにこちらで育った人間であると告げる。
ただの人間がこちらに居続けると人間ではない別のモノに変わってしまうと語る。
そして自分は街で病院に勤めていたが老いないことから気味悪がれていたところに
シャナハンが迎えに来てくれたのだと。
そうした内に目的地である池に辿り着いたチセはシャロンの手を借り
傷によく効くという池に浸かることに。
池の水に浸かったチセが冷たいようなあたたかいような不思議な感覚を覚えていたところ
シャロンは突然自分も妖精だから無条件にスレイ・ベガに惹かれてしまうと呟いた次の瞬間
「だけど私貴方が大嫌いだわ」と告げチセを・・・!?
妖精の国で暮らしてはどうかと告げたティターニアは
チセはスレイ・ベガであることからこちらに近い者だとして
あの仔を思うなら人間を捨てさせてしまったほうが幸せになれるのではないかと語る。
それを聞いたエリアスは自分には人間の心はまだよくわからないが知りたいと思っていると言った上で
ティターニアに対し君たちはいつもどこかで自分を哀れんだり嘲っていることについて触れ
自分はそれを望んでいないと告げる。
その上で自分を恐れるのは人間たちだけど自分を受け入れたのもいつだって人間だったと言い
チセには人間のままで生きていてほしいと語るのだった。
そしてシャロンの手によって突然池の水に沈められたチセは
いきなりの事で唖然としながらも首を抑えつける手を外そうともがくが
意識が朦朧としてきたのか自分の首を抑えているのが母親の姿と重なってしまい
生きるのを諦めたかのように目を閉じてしまっていた。
しかしそんな中、エリアスと出会った頃に言われた言葉を思い出したチセは
生きる気力を取り戻したのか自分を抑えつけるシャロンの白衣を掴むと
次の瞬間、先程までとは逆の体勢になっていた。
そんなチセに対してシャロンはできるじゃないと声をかけると
何故そのような行動を取ったのかについて語り始める。
いきものの意志は時に何よりも強い力になり
特にこちら側ではそれが顕著であるがチセは死ぬほどの血を流しても
そんな気持ちがかけらもなかったから池に入っても傷が塞がらなかったのだと。
その上でチセが抵抗したことに触れ
患者を見殺しにしたい医者なんていないと告げ、
どんなに生きたくなくても私は医者だから貴方を生かす、それは生きて欲しいからだと語る。
そしてシャロンがチセの包帯を外し傷が塞がったことを確認していると
そこにエリアスとシャナハンが姿を見せ、
シャナハンからシャロンまでずぶぬれであることからどうしたんだと問いかけられた二人は
顔を見合わせ笑みを浮かべるのだった。
その後、チセはエリアスに抱かれ家へと戻る途中、
チセから今回のことを謝られることになるが
それに対しエリアスはすごく驚いたと話し驚いたのが自分でもわかったが
「・・・君が生きているからそれでいい」と応えるのだった。
そして妖精の国から出た二人だが
そこでチセが見たのは雪が舞う冬の風景だった。
あまりのことに呆気にとられるチセに対しエリアスは
言ってなかったっけとあちらとこちらでは時間の流れが違うからずれるのだと
告げるのだった・・・。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
チセは主人公と言うこともあり絶対死なないことは分かっていましたが
本当に助かって良かったですよね~。
口から血を出してエリアスが肉の裂ける音がするとか言い出した時は
これって相当マズイんじゃ・・・と思いもしましたが
とりあえず一安心ですね。
まあ、あくまでも一時的に持ち直したというだけで
チセの体が大丈夫になったわけじゃないので完全に安心はできませんが
それでもあの全身包帯姿の状態よりは回復しているのは間違いないかと。
それにしてもチセがシャロン先生にいきなり池の水の中に抑えつけられたのは
マジで驚きました・・・。
いきなり何してんだこの医者!?って感じで
かなりハラハラしましたが、その説明を聞いて仕方ないかなと思ってしまったので
あれも必要なことだったのかもしれません。
もし仮に自分の家族に対しあんなことやったらマジで裁判沙汰になるのは
間違いないですけどね(笑)
それはそれとしてルツがチセの影響を受けて血を流している場面がありましたが
あれはなかなかキツイものがありました・・・。
チセのファミリアである以上仕方がないことだと思いますが
動物好きとしてはあの光景は二度と見たくないですね・・・。
次回の展開について相変わらず予告はないので何とも言えませんが
いきなり季節が冬に変わったことで色々ありそうですよね。
妖精の国行く前はジョエルの庭でバラが咲いていたのでおそらく夏だったはずですから
秋を飛ばして半年くらい経っているかと。
まあ、あくまでもあの最後の光景が冬であるという前提ではありますけどね。
樹に葉っぱが一枚もなく雪のようなものが降っていることから
冬だと思いますが明言されていなかったのでおそらくそうではないかと言う感じですけどね。
どちらにしてもエリアスやシルキーはともかく
チセの冬着バージョンは結構楽しみですね!
あの4巻の表紙みたいな恰好になるだろうと思いますが
チセにマフラーがめっちゃ似合うのは間違いないかと!(笑)