９月５日発売のコミックガーデン１０月号に連載されている
魔法使いの嫁 22話のネタバレ＆感想になります。
第２２篇 A contented mind is a perpetual feast.
内容ネタバレ
エリアスから妖精の塗り薬の作り方を教わるチセだったが
最初の段階で躓いてしまっていた。
それでもエリアスとルツに見守られながらなんとか
満月の出る前に調合を成功させることが出来たチセのもとに
リャナン・シーが姿を見せ、なんでここまでしてくれるのか問いかけていた。
それに対してチセはただの自己満足だと言った上で
「私は痛いのも苦しいのも好きじゃなく怖い人も怒鳴る人もすごく苦手
だから私は私に笑ってくれた人たちには私のために笑ったままでいてほしいだけなんだよ」と
笑顔を見せながら告げるのだった・・・。
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なんとか失敗せずにこなしていた一方、
ジョエルは意識があるものの身体を起こすことも出来ず
エリアスから言われたことが本当みたいだと認めざるを得ない状態に。
そんな中、体から大事なものが抜けていくような感覚を覚えたジョセフが
独りでいくのはこわいと呟いたところ、一瞬自分の腕に触る手が見え
誰かいるのか・・・と声をかけるが・・・。
小鳥の声で自分が寝てしまったことに気づき
慌てて薬を確認するチセだったがそこににエリアスが姿を見せ
彼から大丈夫できてるよと言われ眠ったのは明け方ぐらいだったと説明を受ける。
そしていつの間にか部屋にいたリャナン・シーにチセは
出来た妖精の塗り薬を渡し、貴方がしたいようにしていいんだよと告げ・・・。
バラが咲く庭で目を覚ましたジョエルはさっきまで起きられなかったことから
これは夢なのかと思っていたところそこにリャナン・シーが姿を見せる。
妖精の塗り薬によってリャナン・シーの姿が見えるようになったジョエルは
彼女を見てやっと会えたと笑顔で声をかけていた。
彼女は独りでいくのが怖いと呟いたことを聞いていたようで
それは自分のせいだと責めるがジョエルはそんな彼女に
「僕を愛してくれてありがとう」と告げる。
そして彼女がリャナン・シーであることを分かった上で
こんな老いぼれた自分の命だったら全部君にあげようと。
その言葉を聞いたリャナン・シーは唖然としながらも
自分はジョエルにもらってばかりで何も・・・と話すが
そんな彼女にジョエルはもらったよと告げる。
そして妻とは親の紹介で結婚して恋をする間もなく死に別れてしまったが
趣味も生きがいもない自分は寂しさから妻のバラを世話することに縋り
それもほとんど惰性みたいなものだったがその中で
一瞬だけ君と目が合ったと。
それはとても綺麗でまた見たいと思ったことで
それが幻でもそうでなかったとしても自分の人生は惰性ではなくなったのだと語る。
それを聞き涙を零しながらジョエルに縋りつくリャナン・シーの頭を撫でながら
自分がどこに行くかはわからない・・・もしかしたら妻のそばへ行けるのかもしれないが
きっと君のそばにも行くと告げる。
そして待っている人がいるならちっとも怖くなんてないと言い
だからこの命は君が貰ってくれと告げた次の瞬間
ジョエルの身体は砂のように・・・。
その後、リャナン・シーはチセらに自分はここにいて、もう恋人は探さず
この世が朽ちるまでジョエルがまた来るのを待つと話し
チセを抱きしめながらありがとうと感謝の言葉を述べるのだった。
帰り道、涙を流すチセを見て悲しい？と問いかけるエリアスだったが
そんな彼女を見て少し体の中身がもやもやするような感覚を覚えていた。
そして５日も満足に寝ていないことから早くベッドにとエリアスから促されながら
家に入ろうとするチセだったがそこには何故かオベロンの姿が。
オベロンは妖精の塗り薬を人間が作るのはご法度だとして残りをもらいに来たらしく、
チセももう使わないからと薬が入った瓶を渡そうとしたところ
彼女の指輪が突然音を立てて壊れてしまう。
そして次の瞬間苦しそうに咳き込んでしまったチセの口から血が・・・！？
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ！
感想
リャナン・シー編最後という感じの今回の話でしたが
ぶっちゃけ二人の最後のシーンを見て感動して泣いてしまった自分がいます。
なんだかんだでジョエルは笑って逝けたわけですから
あれはあれでよかったのではないかと。
あの結果にはそれなりに思うところがあるという人もいるでしょうけど
自分に置き換えて考えたときに最期の瞬間に独りではなく
それも笑顔で逝けただけで満足できるのではないかと思います。
愛していた人に先立たれる形になってしまったリャナン・シーについてですが
彼女にとっても最期にジョエルと声を交わして触れ合えただけで
良かったと言えるのではないかと思いますしね。
本人もチセに礼を言っていましたのであれでよかったんだと思います。
という感じで二人の最期のシーンで感動してしまったわけですが
最後の最後にえらいこと起きちゃいましたね・・・。
前回から指輪がクローズアップされるシーンがありましたが
まさかそれが今回に繋がっているとは思いませんでした。
元々永くないと言われていましたのでいずれそれについても
何らかの形で対処するんだろうなと思っていましたが
まさかこの段階で吐血する事態になるとは正直予想外でしたね。
まあ、今回は指輪が壊れたことに加え妖精の塗り薬作成のために
身体が弱っていた結果起きたことだと思いますので
命に関わるところまではいかないとは思いますが・・・。
どちらにしても次回はチセをベッドに寝かせてしばらく療養させる展開になるかなと。
あくまでもおそらくとしか言えませんが
まだ彼女の身体を治したりする段階ではないと思いますので
しばらく無理しないようにという形に落ち着くんではないかなと。
なので心配するとしたら目の前で血を吐かれたエリアスが
どう動くのかですね。
あんな光景を見てエリアスが冷静にいられるかどうか正直未知数ですので
その辺りが心配ですね。
それはさておき今回9/10に発売する４巻の連動企画として
エリアスと銀の君のアクリルチャームが付録としてありましたが
めっちゃカワイーですね！！
初回限定版の方にはチセとルツが付いて来るらしいので
どこに着けるかニマニマしながら待ちたいと思います。
ちなみにまだ予約＆購入していない方はこちらからどうぞ！