雑誌掲載最新話 テラフォーマーズ

テラフォーマーズ 漫画最新 #30(203話) ネタバレ&感想 免許皆伝の意味

11月17日発売の週刊ヤングジャンプ 51号に連載されている

テラフォーマーズ #30(203話)のネタバレ&感想になります。

 
#30 THE BATTLE MASTER 草間朝太郎

内容ネタバレ

 
生物は基本的に行動がシンプルであり

そんな野生動物がもし感覚器の一つを失ったならば

真後ろに逃げるか慌てふためくというのが当然の反射だった。

 
”両鼓膜破裂”五感の一つを失ったことで朝太郎にとっては勝ったも同然となる

”隙あり”であったが<祈る者>から次の瞬間、

朝太郎のかけていた上着を顔に被せられると同時に蹴りを放たれ

真面に喰らってしまい壁に叩きつけられてしまっていた。

 
それは高等生物、とりわけ人間の脳は野生生物とは一線を画し

五感と五感を繋ぐ互換性が発達していること、

聴覚を視覚のように、嗅覚を味覚のように”例える”事が可能であることによる反撃だった。

スポンサーリンク

壁に叩きつけられた朝太郎はゆっくりと立ち上がりながら

何故<祈る者>の場所が分かったのかについて語り出す。

 
一つは”衛星による追跡”

<祈る者>があの飛行船で米軍とケンカした時点でそれを追跡するくらいわけないことであり

機密が厳しい米軍にもある縁故(コネ)を使うことで知ることが出来

自分達には他の各国にも<神奸達>にもそれはあるのだと語る。

 
そして自分は若い頃仕事と趣味で世界中を廻ったが

人種も民族、国も様々だったが伝統武術がない国はなく

さらに”間者””買収””裏切り””後ろ暗い過去”、”毒と薬物”も無いと告げ

<祈る者>の先程蹴った足には何やら刺さった跡があり

蹴った上着には何やら棘のようなものが。

 
それにより毒が<祈る者>の身体を蝕んだようで

鼓膜に続き視覚と嗅覚が失われたところで朝太郎が反撃に移ろうとするが

尾葉の感覚だけを頼りにしたタックルを受けてしまい

そこからの人間の数倍もある筋力を活かした鯖折りへと入られてしまうことに。

 
あと数秒で自身が死ぬだろうと思いながらも朝太郎は

改めて<祈る者>が天才であり紫呉に勝っただけはあると称賛しつつも

”天才”と”伝統”は違うと呟き、背負っていたバックを<祈る者>の頭に叩き付け

一瞬で旧式袈裟固めで押さえ込んでいた。

 
そして”ゴキブリ”が”人間”に勝てないのは単に自分達が技術を持っているからではなく

人間の戦士にとって闘争とは死んだら呪う、勝つまでやるもので

地球人類全員こうなのだと告げた次の瞬間、いつの間にか姿を現していた

以前<祈る者>が抱いていた子供の手によって首が捻られ顔が真後ろに・・・。

 
それによって自身を押さえつけていた技が外され

外されていた顎を入れ指示を出す<祈る者>だが

絶命したと思われる朝太郎は何事もなかったかのように首が真後ろを向きながら

何じゃこのガキャと自分の首をひねった子供を見ていた。

 
朝太郎は自身のベースである梟の特性により

頸維が270度曲げることが可能であり

すぐさま自身の首を戻すと共にその子供を下へと叩き付けていた。

 
そしてさらにその隙に乗じて投げようとした<祈る者>に対し

全生物の中で鳥類が一番発達している大胸筋を使い脇を閉めることで防ぎ

頭突きを食らわせると<祈る者>の頭を壁に何度も打ちつけていた。

 
そして痙攣しながら倒れる<祈る者>の情報を七星らのもとへと送った朝太郎は

起き上がろうとする<祈る者>に対し免許皆伝というのは師匠より強いってことだと言い放ち

外れていた眼鏡をかけながら看板降ろしてもらうと告げるのだった。

 
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 
<祈る者>の強さとかあのベイビーの気持ち悪さとか

朝太郎強すぎとか色々言いたいことがありますが

とりあえず朝太郎アラフォーってマジっすか!?
 
落ち着いて考えてみれば父親の紫呉さんは初老というか老人かという年齢に見えますので

おかしくはないんですがあの顔で40前って・・・。

 
あまりにも衝撃的だったので叫ばずにはいられませんでしたが

とりあえず本編の感想に戻るとして

ようやく朝太郎のベースが判明しましたね。

 
その名も鷲角鴟(ワシミミズク)

正直あの赤子によって首をひねられた際にあれ、死んじゃった?と思いましたが

その後の首が180度回った状態で「オウ何じゃあこのガキャ」って

軽くホラーもいいところです。

 
あのゴキブリとの混血みたいな赤子もホラーですが

それ以上のホラーは目の前にありましたね(苦笑)

 
それにしても鳥型のベースってアレックス、加奈子に続いて3例目?

調べればもっといるかもしれませんがまあまあマイナーな感じでしょうか。

まあ、他の二人に比べてどころか今まで登場したキャラの中でも

戦闘力はトップクラスもいいところですが。

 
それはそれとして今回朝太郎の発言の中で間者の存在が出てきましたが

あそこに描かれているダン中尉と蛭間の二男(二郎?次郎?)が間者と言う事なんですかね?

 
どちらも間者だといわれてもおかしくない人達ですし

前にダン中尉の持ち物にCOSMOSの文字があったのもそれ関係だったのかも。

 
とまあ、衝撃的な戦いの中、色々と新事実が明らかになってきたわけですが

その戦いもそう簡単にはいかなそうな気がしますね。

 
<祈る者>が天才であり強いのは現時点でもわかりますが

誰も予想出来ない事をするのも天才の特徴だと思いますので

このままあっさり勝利するのはちょっとないかなと。

 
それにわざわざあの赤子を抱いていたくらいですから

あれがゴキブリの種にとって大事な存在であるのも間違いないと思いますし

その点からもやっぱり何らかの予想外の展開が待っている可能性は高いと思います。

 
何にしてもここからさらに面白くなるだろうと思いますので

次回以降も楽しみにしたいところですね。

 
#29(第202話)へ

#31(第204話)へ

-雑誌掲載最新話, テラフォーマーズ
-,

© 2024 オススメ漫画ネタバレ情報局