テラフォーマーズ #31(204話)のネタバレ&感想になります。
#31 THE LIGHTNING 閃光のように
内容ネタバレ
両国のトップが去った一室でいつの間にか仕掛けられていた通信機から
何故<祈る者>は”日本”に狙いを定めたのかと問いかけられたルークは
何か釈然としないもののを感じながら真面目にその事について考えていた。
そしてルークは<祈る者>の思考が地球人類とほぼ同じと仮定するならば
欲しがるものもまた近代以前の人類と同じだろうと考えた場合
オーストラリアをスルーしたのは彼らの候補地として”完璧”な地である日本を手に入れる前に
騒ぎになりたくなかったからではないかと答えるが・・・。
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一方、<祈る者>を追いつめた朝太郎はその這いつくばる様子を日本へ送りつつ
これから止めを刺そうと動き出そうとするが次の瞬間<祈る者>がとったのは
彼らが時折見せる”合理的判断”とは違ったものだった。
一刻も早くここから逃げ出そうと動き出した<祈る者>を見て
朝太郎はこの個体は自分の命が惜しくて逃げていると直感しつつ
持っていた”対テラフォーマー圧縮空気式補助ウィング”「父喰羽(フクロウ)」を
投げつけていた。
父喰羽を受けその場に倒れ込んだ<祈る者>だったが
それでもなお逃げようと外へ飛び出し、朝太郎もそれを追いかけようとするが
突然開いていたハッチが閉まってしまっていた。
朝太郎は逃げられたことに舌打ちしながらも
ハッチを閉めた運転手に対処すべく向かうが
その人物が振り返ったその瞬間胴体にある爆弾に気づく。
テラフォーマーと同じような目をしたその男は空軍曹長孫政富と名乗ると共に
何故自分がこうしているのか語り出す。
産まれてから”自分も人間なのに””ずっと人間が嫌い”でどの人間の命も自分の命も
愛しく思えないのだと。
それを聞いた朝太郎が要は自分と同じなんじゃねぇかと
父さんの仇を討つためならば自分の命も惜しくないと叫び
着ていたシャツを脱ぎ捨てるとそこには爆弾が装着されており
目の前の男の爆弾よりも遥かに強力なものだった。
そして朝太郎は最後は爆弾対爆弾になってしまったが
自分達の技術は負けていなかったと父紫呉に報告するかのように笑い
膝丸神眼流を受け継ぐ弟弟子である燈に別れを告げ・・・。
空中に投げ出された<祈る者>は逃げ切ったと判断したのか
先程とは違う落ちついた表情を見せながら飛行機の様子を窺っていたが
当然起きた爆炎に巻き込まれ・・・!?
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
あれよあれよという間にマジで!?って感じで
爆弾によって敵もろとも自爆しちゃったわけですが
あれで朝太郎と<祈る者>終了なんですかね?
あらすじには書きませんでしたが紫呉との回想シーンが入る場面もあったので
これで本当に朝太郎が亡くなっちゃっててもおかしくはないんですが
なんかもっと見せ場があっても良かったんじゃないかと思ってしまいます。
というか父の敵討ちの為に自らの命をかけたわけですが
実際のところ紫呉さんが生きているのか死んでいるのか気になるところ。
今まであの<祈る者>が相手でそれを最後に消息不明と言う事で
<祈る者>がその仇だという流れになっていますが
その遺体も発見できずにいることですしなんとなくまだ生きている気がするんですけどね・・・。
まあ、あくまでそう思うだけで特に根拠らしいものはないので
単なる勘と言えばそれまでですが。
そういえばずっと朝太郎が関西弁だと勘違いしてましたが
あれは広島弁だったことに今回気づきました。
あまり聞きなれない方言だったからということもありますが
最後の最後にその事に気づくとは不覚です。
それはそれとして最後の爆発に巻き込まれた<祈る者>についてですが
ぶっちゃけ生きているのかどうなのか気になります。
一緒に飛行機内であの爆発に巻き込まれたならば
確実に死んでいると判断できるんですが
最悪ギリギリのところで生き残っている可能性もあるのかなと。
その場合、朝太郎の犠牲はなんだったのかとめちゃくちゃ納得いかないですが
その時は燈が二人分の仇をとってくれる展開になりそうなので
それはそれで見てみたいような気も・・・。
なんにしても次回予告で爆発に巻き込まれた彼らの運命はーーーとありましたので
次回でどうなったのか明らかになると思いますが
その結果も含めて日本侵攻がどうなるのか楽しみですね。
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