3月のライオン 雑誌掲載最新話

3月のライオン最新 137話 ネタバレ&感想 滑川臨也が見た美しいもの

2017年6月23日発売のヤングアニマル 13号に連載されている

3月のライオン 137話のネタバレ&感想になります。

 
第137話 雨の匂い 河の匂い ヤングアニマル 13号掲載(2017)

内容ネタバレ

 
”今日ほんの数時間前私は美しいものを見た”

”夏の夕暮れの雷のような白い火花のような光を”

 
雨の中傘を差しながら歩いていた滑川が辿り着いたのは

ある一軒の家だった。

 
実家の葬儀屋の手伝いとして呼ばれた滑川は

先に来ていた弟と合流し

ご遺族との話し合いの結果ご遺体をここから運び出すことに。

 
そして走り出してすぐ車は夏の夕暮れのゲリラ豪雨に包まれ

橋にさしかかったところで亡くなった旦那さんに付き添う奥さんが

そっかお父さんこの橋渡るの最後なのねぇと呟いていた。

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滑川兄弟の育った街は4つの河に囲まれており

子供の頃からどこへ行くにも広い河を渡って向かっていた。

 
晴れの日、雨の日、雪の朝、入道雲の夏。

広い水面は空を映し何千回渡っても決して同じ色にはならず

滑川はその光景を飽きず吸い込まれる程美しいのだと感じていた。

 
一方、その頃会場ではスミスが東洋新聞の方が滑川にコメントが欲しいと言う事で

滑川の姿を探していたがちょうど会った神宮寺会長から

すでに滑川が会場を後にしたとの情報が。

 
滑川は実家から出動要請が入ってすぐ消えたらしく

ここからそのまま現場へ直行したとのことだった。

 
スミスはそれを聞き実家が葬儀屋だと言っていた事を思いだし

今も手伝ってるって噂ホントだったんだと口に出しつつ

あの喪服スーツ、コスプレじゃなくて

ホントに実用だったんだ・・・と内心思っていた。

 
神宮寺によると滑川は長男だったが棋士になったことで

現在は弟が実家、千住斎苑を継いでいるとのことだった。

 
”雨の匂いは河の匂いと混じりあうとたくさんの命の気配を運んでくる”

雨の中、千住斎苑へと到着した滑川は弟と二人ご遺体を中へと運んでいたが

その頭の中では少し前に見た強い閃光と

崩れる様に倒れた彼(二海堂)の姿が重なって何度も

リピート再生されていた。

 
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 
葬儀関係の話があったことで

ちょっと分かりづらい表現があったかもしれませんが

正直こういう話を文章にするのは難しいですね。

 
ともあれ初の滑川さんメインの話だったわけですが

結局奮闘して倒れた二海堂に

滑川さんの感性がビビっ!と来たという感じなんですかね?

 
あれだけの対局を見せて倒れた二海堂に対し

見ていた棋士はそれぞれ思うところがあったとは思いますが

滑川さんはそれをみて美しいと思い

実家の手伝いをしながらも頭の中は彼のことで一杯だったということなのかなと。

 
それだけ滑川さんにとってあの姿は衝撃的だったのだとは思いますが

これから先、二海堂に対して粘着?執着するのは間違いないでしょうから

二海堂ガンバレ!って感じですかね(苦笑)

 
そういえば今回弟さんが初登場しましたが

兄ほどのインパクトはなかったですね。

 
まあ、それだけあの兄の衝撃が強かったとも言えますが

物静かでちょっと暗い印象でした。

葬儀屋で明るいというのもどうかと思うのでそれはそれで悪くないと思いますけどね。

 
話の中で滑川さんの若い頃が描かれてましたが

学生の頃からあんな感じなのは変わらないみたいですね・・・。

 
あれだけのインパクトを残した人ですから

それも当然なのかもしれませんが

昔から人に避けられていたんだろうなと思わずにはいられませんでした。

 
ともあれそんな彼の視点を中心として描かれた今回でしたが

次回に関しても彼が登場する話になりそうですね。

 
巻末予告で滑川七段の新たな一面が・・・!?とありましたので

彼がメインとなるかは分かりませんが登場するのは間違いないかと。

 
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