アルスラーン戦記 53話のネタバレ&感想になります。
第53章 最後の晩餐
内容ネタバレ
棺の中で目覚めたガーデーヴィは
目の前にラジェンドラの姿を見て
これはどういうことだ!?と困惑していた。
そこへサリーマから自分を裏切ったことを聞かされ
激高し妻でありながら夫を裏切ったのかと罵るが
返ってきたのは私は夫を裏切ったのではなく
父の仇を討ったのだという冷たい視線だった。
そんなサリーマの視線を受け怯えるガーデーヴィに対し
ラジェンドラは見下すように宴の支度をすると告げるのだった。
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ラジェンドラがガーデーヴィが捕まったとして
宴を開く旨を知らされたアルスラーンは
その宴がガーデーヴィの処刑を示していることを理解しつつ参加することに。
アルスラーンもまたこの歴史に関わった者として見届けておかねばならぬと考え
ナルサスは東方国境の安定を確かなものにするため
ガーデーヴィが破滅しラジェンドラが隠しておいた牙をむくのを
待っていたのだった。
屈強な衛兵たちに囲まれながら席に座るアルスラーン達。
そうした中、ガーデーヴィは実の兄弟だということを認めた上で
部下になることで自分を生かしてほしいと懇願するが
ラジェンドラは全くとりあうことはなかった。
そして宴が始まった瞬間ガーデーヴィは近くにあった酒瓶の破片を
恨み言と共に投げつけるがあっさりと防がれた挙句に
アズライールによって片目を潰されてしまうことに。
そして衛兵によって押さえつけられたガーデーヴィは
最後まで情けなく悲鳴を上げながらその最期を迎えるのだった。
ガーデーヴィの首は王位の簒奪を狙い
義父の命を奪った極悪人として城門の横手に晒されることに。
始末を終えたラジェンドラはアルスラーンとこれからどうするのかについて
色々話し掛けどう動くのか探ろうとするものの特に得るものはなかった。
ラジェンドラはそんなアルスラーンに対し特に得るものはなさそうだし
さっさと出ていってもらうかと考え
今回の事でまだ礼をしていない、なにか望みはないかと尋ねると
返ってきたのは精鋭の騎兵五百騎を貸してほしいとのことだった。
五百騎と聞いたラジェンドラは何か考え付いたのか
水臭いことを申されるなと三千騎貸すことを決めるが
それは三千騎の精鋭を使ってパルス軍を内側から暴れさせ
同時に外からラジェンドラ自身が兵を率いて攻撃することを目論んでいた。
そんなことを考えていたラジェンドラは
もう一人礼をしなければならないとして
サリーマとの会談に臨むことに。
ラジェンドラはサリーマに王の側室になる気はないかと持ち掛けるが
サリーマから私強い人が好き、でもあなたのことは嫌いと笑顔で言われてしまい
吹き出すように笑うと改めてサリーマにはなんの罰も科さない事を約束した上で
マヘーンドラの遺産もそのまま相続することを認め気兼ねなく暮らすようにと告げ
その場を後にするのだった。
あくる日、アルスラーンはラジェンドラから借りた精鋭三千騎と共に
パルスに向け移動を開始していた。
そして夜が更け夜営するパルス軍だったが
突如火の手が上がりラジェンドラ率いる軍が・・・!?
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
最期の最期までそのクズっぷりを露わにしてくれた
ガーデーヴィがついに処刑されましたね。
まあ、あの状況にあったら悪あがきするのも分からないでもないんですが
王族としてあれはどうなんだろうかと。
一方、ある意味国王として早くも動き出したラジェンドラですが
冒頭からすでにナルサスにバレているのを知ったら
どういう表情を見せてくれるのか楽しみです。
相手がナルサスでなかったらラジェンドラの行動も
それなりに戦果が上がったと思いますが
一から十まで全部ばれていると言っていいと思いますので
ちょっと可哀想にも思えてきます・・・。
それもあれだけの恩があるアルスラーンに牙を剥いた代償ですので
あわれには思っても同情の余地はありませんが。
ともあれガーデーヴィとのいざこざが終了した途端に
これですからアルスラーン達も気を落ち着けるのは先になりそうですね。
とりあえず次回は奇襲してきたラジェンドラ軍に対し
アルスラーンたちがどう対応するのか
そしてナルサスがどう動くのか。
おそらくパルス軍は勝つでしょうけど
ラジェンドラの命までは取らないと思いますので
その辺りどうなるのか楽しみです。
以前捕まってアルスラーンの前に連れてこられた時の様に
笑わせてくれることを期待したいですね。
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