2019年6月27日発売の週刊ヤングジャンプ 2019年30号に連載されている
キングダム 605話のネタバレ&感想になります。
第605話 王翦の読み
内容ネタバレ
王翦からの指令を受け”探る”ために
一千騎を突撃させた第四軍。
その副官である糸凌は女性でありながらも
その大柄な体に相応しい武力の持ち主であり
立ちはだかる敵を次々と斬り捨てつつ進軍。
後陣にてその様子を見ていたカイネの配下の者たちは
その驚異的な武力を目の当たりにし驚愕していたが
カイネは全く動じることなく問題ないと語る。
想定以上の”武”に合わせ損ねただけであり
共伯様の軍には・・・つまりは李牧様の兵にはすぐに通用しなくなると。
そんなカイネの言葉通り
糸凌の様子を見ていた兵士たち。
その行く手を遮るかのように盾兵が配備されたことに
糸凌は笑わせると口元に笑みを浮かべ
構わず攻撃を仕掛けるものの先程とは違い
あっさりと防がれてしまっていた。
その様子に何か思うところがあったのか
何度か攻撃を仕掛けみたものの同じようにはじき返されたのを見て
糸凌は改めてこの兵はただの兵ではなく
とんでもない仕込まれ方をしていることを理解する。
糸凌の勢いが止まったとの報告を受けた
第四軍の将・倉央は進まぬなら一度呼び戻せと指示を飛ばすが
その指示が届く前に李牧軍の分断攻撃が始まっていた。
それを見て取った倉央はすぐさま五十騎援軍に差し向けるものの
それに即応するかのように同じく敵部隊五十騎が立ち塞がり!?
こちらの思うようにいかない戦局を前に
田里弥はひたすら考えを巡らせていた。
大小戦術を出して全て通じず
裏目に出続けているのは何故か?
向こうの兵も戦術理解を徹底されているようだが
これほどの差が出るのは何故なのかと思いながらも
それとは別に違和感のようなものも感じていた。
入っていった倉央たちの動きが止まったとの報告を受けつつ
戦場の様子を窺っていた王翦は何かに気づいたようで・・・。
一方、田里弥はこの戦局を前に一先ず倉央達を外へ出すようにと指示し
このままではイタズラに兵を失うとして
全軍に乱戦を解いて一度退がるように指示を飛ばすが
そんな中、戦場に軍勢の足音が響き渡る。
敵味方の主だった将もその音を耳にしており
事態を把握しようと動き出す中
その大軍を率いて動いたのは秦軍の大将である王翦だった。
王翦自らが一万を率いて前に出て来たことで
それに対応すべく敵軍から雷伯が
同じく一万の兵と共に動き出す。
戦場がその動きを注視する中
王翦軍は何故か布陣することなく
そのまま前進し始め・・・!?
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
早くも王翦が動き出しましたが
李牧のあの驚愕する表情を見るに
取った手は正しいみたいですね。
相手方の動きに即応することで
相手よりも優位に立つ李牧軍ですが
相手側がただ愚直に前進を続けたとしたら?
というのが王翦の狙いになのかなと。
まあ、共に驚異的な知力の持ち主ですので
そう簡単なことではないとは思いますが
これによって事態が動くのは間違いないかと。
前回、そして今回となんだかんだで
李牧軍の兵士にしてやられていますので
その鬱憤を晴らすためにも頑張ってほしいものです。
秦右翼、中央軍と動きを見せたわけですが
今のところ大きな動きがないのが秦左翼。
蒙恬は副官をやられてこのまま黙っているタイプではないので
そろそろ何かしら動きがあってもいいんじゃないかなと思いますが・・・。