2019年9月19日発売の週刊ヤングジャンプ 2019年42号に連載されている
キングダム 614話のネタバレ&感想になります。
第614話 挟撃戦
内容ネタバレ
挟撃に成功したことで一気に勢いづく秦軍。
各将達は今が好機とばかりに李牧の首を討つため
李牧本陣へ向けて攻めよせていた。
趙軍においてカイネは李牧を守るべく奮闘するものの
予備隊はすでに飛信隊の対応に追われてしまっており
敵の勢いに押されつつあった。
そうした中、李牧の命を受けた傅抵隊が
中央突破を狙い動き出す。
敵がいきなり動いた気づいた田里弥と倉央は
守る側が突破に出たことに訝し気な表情を浮かべながらも
回り込んで背後攻めを仕掛けるつもりなのかと判断し様子を見ていた。
しかし両者の思惑は外れ傅抵隊がそのまま直進を続けたことで
その狙いが王翦の本陣であることに気づく。
そして急ぎ一隊を向かわせようと指示を飛ばそうとするが
あの数百騎では五千からなる屈強な本陣は落とせないと思い留まり
あれは捨て身の誘いであると判断していた。
別動隊を出してあの敵を皆殺しにするのは容易だが
それをすればこちらの力も割かれ
攻めの力が弱まることを狙っているのだと。
その手には乗らぬとばかりに両将は別動隊を出すことなく
そのまま総攻撃を続ける中
傅抵も自分達を追ってこないことを確認しそのまま直進を続けるが
秦軍が追ってこないことは李牧の読み通りであり
その事に舌打ちしつつも王翦本陣へと突撃を開始するのだった。
一方、李牧本陣へ向け攻勢を強める秦軍だが
相手も流石に後がないからか
ここにきて一層堅くなった趙軍に苦戦を強いられていた。
それでもここを抜ければもう李牧本陣は目前であり
一歩も退かず力でねじ伏せるとばかりに攻め寄せる秦軍。
そして王翦本陣へと突撃した傅抵だが
相手が敵総大将のいる本陣の精鋭という事もあり
その守りを突破できずにいた。
配下の者たちは傅抵隊が強いことは認めるものの
あれでは脅威とはならんと高をくくっていたが
王翦は李牧は決して無意味なことはしないとして
何かがある、いや何かが来ると警戒を強めていた。
そんな王翦の危惧は現実のものとなり
突如別の方向から敵軍が姿を見せたことで
事態は急変する。
その軍を率いて姿を見せたのは馬南慈であり
それに気づいた秦の各将は皆愕然としていた。
思わぬ形での馬南慈軍の参戦に呼応するかのように
傅抵隊は息を吹き返したことで
逆に王翦本陣への挟撃を受けることに。
飛信隊の挟撃成功により優勢と思われていた秦軍だが
李牧の挟撃には挟撃で返すとばかりの秘策が結実し
互いの総大将の喉元に刃が突き立てられようとしていたのだった。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
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感想
飛信隊が挟撃に成功したことで
一気に戦況は有利になったはずですが
李牧もそう簡単に好き勝手させないという感じですね。
それにしても今回初めて王翦の驚いた表情が見られましたが
あの王翦が気づかなかったくらいですから
それだけ想定の埒外だったんでしょうね。
まあ、でもあのままあっさり勝ってしまっては
イマイチ盛り上がりに欠けるところもあるので
これはこれで面白くなったのではないかと。
それにしても前回傅抵が李牧にある命令を下されたのは知ってましたが
まさかこんな方法を使ってくるとは流石に驚きました。
途中の敵将の考え方も読み通りだったみたいですし
改めて李牧の凄さに感嘆するしかないかなと。
まあ、そんな李牧と真っ向から戦う王翦も十二分にすごいのは間違いないですが
結果この戦いがどうなるのか読めなくなった以上
これからどうするのか楽しみです。