2018年9月26日発売のモーニング 2019年43号に連載されている
宇宙兄弟 344話のネタバレ&感想になります。
第344話 5ミリの仕事
内容ネタバレ
ISSにて月にいる六太達と通信していたエディは
改めて最後の最後に慣れ親しんだISSで
宇宙での最後の仕事が出来るということに
運命を感じていると語っていた。
六太達も早く月がホームだと言えるくらいにはなりたいとして
要するに俺らがエディみたいになれればいいんだけどねと言い出すが
エディは笑って俺みたいになる必要はないだろ、そのまま行けと返し
二人にある言葉を贈る。
「いい仕事を目指すには」
「広さを見渡し狭きを見抜くことだ」と。
エディたちAチームの地球帰還が4日後に決まった。
ベティの体調と天候予測を見てNASAが決定した。
無重力環境では筋力の衰えが早く
ベティが着地の衝撃に耐えるためには
安静にして傷を癒す時間が必要だが同時に
「着地の衝撃に耐えられる筋力が残っている内に帰らせたい」
というジレンマがあった。
手術を無事に成功させ今では普通に話せるようになったベティと
お互いの近況を話していたところ
ヒューストンでISSの気圧が下がっているとのアラームが鳴り響き
ISSでも異常を知らせるアラートが!?
突然の異常事態にも関わらずエディは全く取り乱すことなく
冷静に通信を終えるとISSクルーと共に
ヒューストンから話を聞くことに。
話を聞いたエディはこれと同じ事態が昔あったことを思い出すと
まずは”大きく”ハッチを閉めてアメリカ側とロシア側を分けて様子を見るために
PMA1のハッチを閉めようと提案する。
両側の気圧を比べて減圧が止まらない法に穴があることを確認するものであり
結果穴があったのはアメリカ側だった。
そこから先は穴がある箇所を特定するため
各モジュールのハッチを閉めて確認を繰り返すことになり
穴が開いているのはオリオンであることが判明する。
穴の箇所が特定されたことでエディはすぐさまクルーに指示を出しつつ
実験用のキットからピンポン玉を用意させ
自らオリオンへと向かうのだった。
原因となった穴を探すというのはかなり繊細な仕事であったが
エディは用意させたピンポン玉を船内に放すことで
穴に向かって吸い寄せられることを利用し特定に成功する。
その穴は5ミリというあまりにも小さな穴であり
穴を塞ぐことでオリオン内の減圧を止めることに成功したものの
ヒューストンから過去のミッション記録から外側の補習が重要との声があがるが
エディはすでにそれを見越していたらしく
アンディが船外活動をすべく準備を整えていた。
嬉しいね、仕事があるってのはと話すアンディに
エディもまたしかも俺たちの命の帰還船でだからなと同意し
この上なく重要な5ミリの仕事だと告げるのだった。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
いきなりISSでトラブル発生するとは驚きましたが
エディの活躍によってなんとかなりそうですね。
よくもまあ、ここまでトラブルが頻発するなと思いますが
今回は帰還船であるオリオンに異常があったみたいですし
今のうちに判明して良かったのかも。
下手したら帰還する際に異常が検出されていたかもしれませんし
最悪命を落とすこともあり得たわけですから
ある意味ツイているのではないかと。
それにしても手術後のベティについてですが
もう普通に話せるレベルまで回復したみたいですね。
宇宙環境においてあれだけの手術を受けたのに
もうある程度普通に生活できていることに
宇宙飛行士の強さを見た気がします。
そんな彼女たちが地球に帰還するのが4日後だと明らかになりましたが
作中の説明にもありましたが無重量環境下においては
筋力の衰えがかなり深刻なんだなと改めて思いました。
これまで月の基地でも毎日身体を動かしているのを見てきましたが
それだけやらないと筋力がどんどん衰えてしまうんでしょうね。
こればっかりは実際に宇宙にいく彼らしか
その深刻さを理解できないかもしれませんが
自分達が想像する以上に衰えが早いんだろうなと。
4日後に帰還が決まったのもベティの傷を癒す時間と
着地の衝撃に耐えられる筋力とのバランスをとった結果でしょうし
なんとか無事に帰還してほしいものです。
ちなみに次回についてですが
予告には45号に掲載とのことですので
続きは10/10になるかと。
追記:10/10発売の45号に掲載されていない上に
巻末予告にもなかったので
恐らく10/24発売の47号になるかと。