2021年8月26日発売の
週刊ヤングジャンプ 2021年39号で
連載中の真・群青戦記 24話の
ネタバレ&感想になります。
第24話 騎馬と怪力と信念
内容ネタバレ
敵の大将である大井行吉らと
相対したミチロウ達。
しかし大井達は馬に乗っており
真面に戦うことも出来ず
逃げる事しか出来ずにいた。
”騎馬隊の機動力は”
”戦場において脅威であった”
”中でも甲斐の国は古くから”
”良馬の産地として知られ”
”武田騎馬衆は戦国最強と謳われた”
騎馬の機動力を前に
逃げきれずミチロウ達は
馬上の相手と戦うのは無茶だと
なんとか引きずり下ろす方法を
模索していた。
児玉も何か手はないかと
自身の持ち物を確認し
”ある物”を持っていることに気づく。
ミチロウが児玉から
”ある物”を受け取っていた頃
鎌之助と小山の戦いも始まっていた。
小山の一撃を躱す鎌之助だが
その一撃は躱した先にあった
家の壁をも粉砕。
その力に鎌之助も素直に感嘆し
陰から戦いを覗いていた鳥居も
この力ならばと笑みを浮かべていた。
そんな小山の驚異的な一撃に対し
鎌之介は大井兵を盾に躱すが
巻き込まれた男の腕はひしゃげ
悲鳴を上げ倒れていた。
それを目の当たりにした小山は
一瞬躊躇を見せつつも
再び鎌之助に向かうが
鎌之介はつまらなそうに舌打ちし・・・。
一方その頃ミチロウは
馬を駆る大井に対し
真っ向から相対していた。
それを見た大井は
いい度胸だと刀を振り下ろし
ミチロウはギリギリまで
引き付けた上で木刀で受け止め
児玉から受け取った”ある物”を
馬へと噴射。
”ある物”とは刑務官が
警備用資機材として装備していた
催涙スプレーであり
それを真面に浴びた馬は
悲鳴を上げ立ち上がっていた。
突然の事態に大井は手綱から
手を離し落馬してしまい
ミチロウは他の連中を
菊池に任せると木刀を捨て
素手で大井と相対する。
”柔道の元となった柔術は”
”合戦時の組討ちが起源だとされ”
”その名残として真剣勝負の形と称される”
”極めの形が存在する”
”極めの形は現代柔道で”
”禁止されている当身技が含まれ”
”より実践的な対刀剣を意識した”
”動きから形成される”
刀を振りかぶる大井に対し
ミチロウは落ち着いて
その動きをよく見ていた。
そして振り下ろそうとした瞬間
刀を持つ手を押さえると共に
顎に掌底の一撃を放ち・・・。
その頃鎌之助と小山の戦いも
終わりを迎えようとしていた。
残念だったな。
そう言って放たれた鎌之介の槍を
小山は躱すことが出来ず
首と胸を貫かれていた。
そして小山は最期に
鳥居に約束を守れなくてごめんと
その場に倒れ伏す。
そんな小山に対し
鎌之介は告げる。
戦国の世で生きていくには
お前は優し過ぎた。
戦場は殺るか殺られるかだと。
一方大井を打ち倒したミチロウに
一場は今のうちにとどめをと
自身の刀を渡す。
しかしミチロウは
刀を受け取ったものの
とどめを刺すことはなかった。
その上で一場に告げる。
やるならあんたがやれよ。
それがこの時代のしきたりなら
否定はしねぇ。
でもおれはここが戦国時代だろうが
絶対人殺しにはならねぇと
改めて宣言する。
そんなミチロウを
陰から見ていた佐助は・・・。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
ミチロウや鎌之介の
見せ場もあった今回ですが
これほどあっさり終わるとは・・・。
まあ、大井という滅茶苦茶
マイナーな連中が相手だったので
そうなるのも仕方ないのかも
しれませんが私的には
もうちょっと頑張って欲しかった。
特に囚人の一人である
小山についてはその力が
感嘆すべきものだっただけに
残念だなと。
冷静に考えてみれば
防具すら着けていなかったので
仕方ないのかもしれませんが
肩透かしもいいところでしたね。
ミチロウのほうも催涙スプレーという
現代の装備があったことで
それほど苦戦することもなかったですし
ちょっと盛り上がりに欠けた気がします。
まあ、今回作者が見せたかったというか
伝えたかったのはミチロウの信念
だろうと思いますので
こうなるのも仕方ないのかも。
それにしてもミチロウの信念って
現代なら当然のことですが
戦国時代においては
異端なんだろうなと。
鎌之介が語った言葉こそが
この戦国時代において
当たり前なんだと思いますし。
なんにしても大将を無力化した以上
この戦いも終わることになるかと。
それに小山が命を落としたことで
鳥居がどう動くのかも気になりますし
続きがどうなるのか楽しみです。