2023年5月31日発売の
週刊少年サンデー 27号に
掲載されている
君は008 第253話の
ネタバレ&感想になります。
第253話 愛はどこにある?
内容ネタバレ
エイトとあやめがベータ洗脳により
野原に敵対していた一方
アイスマンとルードゥスの戦いも
佳境を迎えつつあった。
激烈極まる戦いは
互いの身体に夥しい傷を残すも
それでも退く事はなかった。
そうした中、アイスマンが
ルードゥスの槍を上手く絡め取り
弾き飛ばしたことで
決着がつこうとしていた。
ルードゥスもお見事!と賞賛し
笑みを浮かべながらも
自分の負けを覚悟したのか
アイスマンのとどめの一撃を受け入れ・・・。
しかしその瞬間
弾き飛ばしたルードゥスの槍が
倒れていたレディに向かったことで
状況は一変する。
アイスマンは即座にレディを庇い
そしてルードゥスはそんな彼を
拾った槍で斬りつけていた。
ルードゥスは笑う。
君ほどの奴が折角のチャンスを
女を庇ってふいにするなんて!と。
君もその女が好きなんだね!
笑いながら攻撃を繰り出しながら
そんなアイスマンを羨ましいと告げる。
旧人類を永遠と苦しめてきた”愛”!!
無茶苦茶楽しそうなんだよな~。
ああ、人生でたった一度でいい・・・
ボクも味わってみたいと。
その言葉は本心のようで
未だ理解できないその感情に
ルードゥスは憧憬を覚えていた。
その上でアイスマンに願う。
古い友のよしみで
その理解できない感情について
ぜひご教授願えないだろうかと。
アイスマンは実はついさっき私も
自信を失った所だ・・・と零し
歯を食いしばりながら告げる。
私は側にいる女性の気持ちすら・・・
分かっていなかったんだからな!
そう、私にとって”愛”は
常に道具の一つだった!と。
~回想~
アイスマンとレディは
情報収集ミッションを受け
某国を訪れていた。
二人連れだって街を歩きながら
詳細を詰めていくアイスマンだが
レディと一緒のミッションが多いことを
訝しんでいた。
あの校長の事だ、
何か企みがあるかもしれないと。
事情を知るというか
そう仕向けているレディが
苦笑いを浮かべて相槌を返す中
露店売りの少女から声をかけられる。
どうやらその店では装飾品が
売られているようで
少女が微笑ましく思ったのか
レディは売っている商品へと目を向ける。
アイスマンから不確定要素を増やすなと
注意を受け店を後にするレディだが
その後アイスマンは彼女が目を止めた
指輪をレディに贈る。
アイスマンの態度から恋愛感情とか
そういう感情がないことは明らかだったが
思わぬプレゼントにレディは
飛び跳ねる程喜んでいた。
ある日レストランにてアイスマンは
ある女性と食事していた。
アイスマンはセイジと偽っており
彼女を利用することで
重要な情報を盗み出そうとしており
気づかれることなく順調に進んでいた。
そして彼女からその情報が入った
USBを受け取ろうとするアイスマンだが
次の瞬間女の雰囲気が一変する。
どうやら色々アイスマンに対して
不満が募っているらしく
一向に進展しない関係に感情が爆発。
いつになったら結婚してくれるのかと
問い詰める女に対し
アイスマンはすぐさまウェイトレスとして
店に潜入中のレディに
脳波通信を使い連絡を取る。
この流れはマズイとして
問題発生を知らせるアイスマンに対し
レディは全く取り乱すことなく
対処に動き始める。
丁度ウェイターが頼んでいた
ケーキをテーブルに運んできたところで
レディはアイスマンにあるものを渡す。
受け取ったアイスマンは
何を渡されたのか理解したのか
すぐさま女に気づかれないように
指弾でそのケーキの中へと送り込んでいた。
女はケーキなんかで誤魔化されないと
フォークを突き立てるがその瞬間
ケーキからはするはずのない金属音が。
今の音なに?と女がケーキを暴くと
そこには彼女への贈り物である
指輪が入っていた。
女は喜びアイスマンは
遅くなってしまったねと微笑みながら
指輪を彼女の指に嵌めるが
その指輪が以前レディに
贈ったものだと気づいたようで・・・。
そんな一幕もあってか無事彼女から
全ての情報を受け取ったアイスマンは
レディと共に帰還の途にあった。
無事ミッションを成功させたものの
レディの元気が無い事に気づいたアイスマンは
あの指輪の事を思い出し
戻ったらもっといい指輪を買おうと提案する。
自分を気遣うアイスマンに対し
レディはいらないわ・・・と告げる。
そして未だ愛知らぬアイスマンの
無自覚な攻撃に対しささやかな反撃なのか
だってあの指輪が良かったから・・・私と
笑みを浮かべて返すのだった。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
エイト達がどうなったのか
めちゃくちゃ気になるところでしたが
今回はアイスマン達のようですね。
アイスマンとルードゥス
互いの組織における最強同士
その名に相応しい実力なのは
間違いないと思います。
正直どっちが強いかは
その時々によるというか
状況次第というか
運次第という感じなのかも。
その天秤も傾き今回の戦いは
アイスマンの勝利で終わるかと思いきや
とっさに流れ玉からレディを守ったことで
一気に形勢逆転とか展開としては面白い!
これで決まった!と思ったのに
再び逆転するとか
バトルものとしては王道だと思いますし。
それになによりあの状況で
レディを庇わないアイスマンなんて
見たくないですし
止めを刺せなかったのも仕方ないかと。
もちろん諜報員としては
あそこで止めを刺すのが正解なんでしょうけど
やっぱりあそこまで好意を示されている以上
人間として男として見捨てるのは
流石にないと思いますしね。
どちらにしてもレディを庇い
大きな傷を負った以上
ルードゥスが優勢になったと見てよいかと。
再び逆転する目があるのか
まさかまさかでアイスマンが討たれるのかは
正直なんとも言えませんが
予告を見るに次回決着とのこと。
どういう結末を迎えるかは分かりませんが
巻末の予告にはレディ先生の思いに
アイスマンが何かしら言葉を返すらしいですので
どんな展開を迎えるのか楽しみです。
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