2023年12月8日発売の
ヤングアニマル 24号に連載されている
3月のライオン 205話の
ネタバレ＆感想になります。
第２０５話 タイトル不明
内容ネタバレ
相米二たちの隠し事について
色々考えながらも
ひなたがいる公園へとやって来た零。
お客さんを前に楽しそうに作業する
ひなたを称賛しながら眺めていたが
あかりが零に気付いたことで
知らされたひなたも喜び笑みを浮かべていた。
接客中のため動けない
ひなたたちの代わりなのか
モモは作り立ての新作を手に嬉しそうに
零に駆け寄るとおひとつどうぞと手渡す。
ありがとうと礼を言いつつ
早速口にする零だが
あまりの美味しさに目を丸くし
思わず「うっま！！」と零していた。
もっちり皮にしっとり甘いあんこに
粒塩入りバター！しかも2枚！
「甘い」「しょっぱい」「こってり！」
美味しさとカロリーの地獄めぐりだと。
食リポのように饒舌な感じに
新作を味わう零を見て
モモは嬉しそうにドラの皮も
ひなちゃんが焼いたのだと話す。
ひなちゃんとっくんしてた！
まいばんね いっぱい焼いてた！
おじいちゃんにならってた！
おじいちゃんが言ってた！
ひなちゃんすごくすじがいいって！
「おばあちゃんをこえてるかも！」——って！
ひなたの凄さを嬉しそうに語る
モモの話を聞きながら思う。
自分の事でいっぱいいっぱいになって
さみしがらせてしまったに違いない
と思って飛んで来たのに
彼女のカッコよさにしびれさせられて・・・
なんなんコレ もう！
胸の中キラキラだ！！と。
16時を回り屋台での販売を終えたひなたは
零に会えたことと新作を食べてくれた事に
全身から喜びを溢れさせていた。
そんな二人の青春模様に
目頭が熱くなりやられる人たちもいたが
どうやら今日の販売も大盛況だったらしく
皆笑顔を浮かべていた。
あかりから晩御飯に誘われた零は
快く受け入れると共に
台車は自分が運ぶと申し出る。
あかりはだったらと
モモと予約した本を受け取りに
本屋に行くらしく
ひなたと二人帰り道を歩き始める。
互いに顔を見たらホッとしたらしく
零は会いに来れなかった事を謝るが
ひなたは零の事情もわかっており
だと思ってた！と責める事はなかった。
ひなたは会えなかった期間に
していた事、思った事を語り始める。
じつはね・・・会いたくて
オロオロしちゃったから
何か他の事に全集中して
切り抜けなくちゃと思ってね。
ドラ焼きの皮焼きを
オニのように練習してたんだっ。
——でね 会いたいのは
やっぱ 治らなかったけど
ドラの皮はものすごくきれいに
焼けるようになった。
おじいちゃんにおどろかれた！
ネガティブな気持ちから
ポジティブな物を生み出す事が出来るって
——それはすごい自信になったんだ！と。
しかしそこまで話したひなたは
泣きそうになりながら語る。
でも・・・どうしよう・・・どうしよう！？
れいちゃんが勉強がんばればがんばる程
ひなは名パティシエに近づいていくよ！？
現役高校生パティシエが爆誕しちゃう！と
目に涙をためるひなたに零は
慌てながらももっと会いにくると声をかけるが
ひなたはちょっと情緒不安定気味に
なっているらしくとんでもないことを言い出す。
ドラ皮 上手になったのはすっごく嬉しいけど
れいちゃんの邪魔はしたくない。
いっそウチに引っ越して来てようっっっと。
急にすごい事を言い出され戸惑う零に
ひなたはさらに言葉を続ける。
それだとれいちゃんが集中しづらいかっっ
あ じゃあせめて三日月堂の2階に！
大丈夫！おじいちゃんしかいないからっっ
静かだと思うのっっ！
今にも泣きそうになりながらも
とんでもない事を言い出したひなたに零は
戸惑うことしか出来ず・・・！？
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ！
感想
零とひなちゃんの関係に
ほんわかされる回でしたが
ひなちゃん暴走気味のようです（苦笑）
まあ、会いたくても会えなくて
でもそのおかげ？なのか
ドラ皮焼きはめっちゃ出来るようになって嬉しい
という矛盾を抱えてしまった事で
どうしたらいいのかわからない。
そんな感情からどうしたらいいのかと
考えた結果思いついたのが
零が川本家もしくは三日月堂に
引っ越して来ればいいのではないかと。
流石にその提案は零はともかくとして
あかり達に支持されるわけもありませんが
ひなちゃんの気持ちを考えれば
わからなくもないという感じでしょうか。
まあ、でも互いにやるべき事
やらなくちゃいけない事がある以上
これからもそういう気持ちになるのは
避けられないでしょうね。
私的には零が三日月堂の二階に
引っ越してくること自体は
面白くなりそうなので大賛成ですが（笑）
なんにしてもひなちゃんにしても
零にしてもちゃんとした青春を
送っているようで何よりですね。
現場の人達がそんな二人の
青春っぷりに目頭を押さえてましたが
私もその場にいたらそうなるだろうなと。
これまで色々なことがあって
今の零とひなたがあるのはわかっていますが
こういう光景を見ると
その背景を知っているだけに
心が暖かくなりますね。
おそらくひなちゃんの提案は
却下されることになると思いますが
零とひなちゃんの関係がこの調子のまま
上手くいくことを願うばかりです。