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3月のライオン アニメ 第31話 内容ネタバレ&感想 新人戦決勝

12月9日放送のアニメ版3月のライオンの第31話の内容ネタバレ&感想になります。

ネタバレはあくまでも詳しくなりすぎず

流れを理解できるくらいの内容となっておりますので

詳細が知りたい方はいずれ出るDVDやBDを購入することをオススメします!

 
第31話 王国①/王国➁

内容ネタバレ

 
<Chapter.62 王国①>
新人戦決勝が行われる前日

零は川本家で明日の決勝戦頑張って!と応援されると共に

定番の勝つ丼をご馳走になっていた。

 
これから零は対局が行われる大阪に前のりすることになるが

ひなたも明日から修学旅行で京都へ二泊三日とのことだった。

 
しかしひなたはそれに乗り気じゃないためか

お腹痛いと食事も満足に食べられず

横になることに。

 
彼女の学校での現状を想えばこの旅行の二泊三日が

相当苦しいものであることは容易に想像できた。

 
あかりは京都無理していかなくてもいいんだよと声をかけるが

ひなたは苦しそうな表情をみせながらも行くと応え

行かなきゃダメな気がする、でないとこの先ずっと何年も大人になってからも

後悔する気がすると強い意志を見せていた。

 
零ははっとしながらも以前逃げなかった記憶が欲しかったんだと思うと話し

瞬時に解ると言ってくれた高橋君のことを思い出す。

 
ー倒れるまで指し続けた二海堂、そして目の前のひなちゃんも戦っているんだー

 
そして横になるひなたに絶対勝ってくるからと勝利を誓い

お腹痛くなくなったらみんなで甘味屋さんに行こうと声をかけるのだった。

 
ーみんなたったひとつの小さな居場所を勝ち取るためにー

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前のりし大阪で一夜を過ごした零は目覚ましによって起こされ

一瞬ここどこだと思いながらも

自分が大阪に戦いにきたことを思い出す。

 
新人戦は26歳以下五段以下の棋戦。

決勝は持ち時間5時間の一番勝負、戦いはたぶん夜遅くまで続くだろうと考え

近くのコンビニへ食糧や飲み物を買いに向かった零は

店内で大阪の棋士らしき二人の話を耳にする。

 
どうやら彼らは対戦相手である山崎順慶の後輩らしく

倒れた二海堂のことを気の毒だと言いながらも

体調管理も将棋の内で相手がどんな状態だろうと全力で倒すのが礼儀だとして

順慶先輩は正しく戦ったまでだと話していた。

 
そんな話を聞いた零は対局室へと向かう中

今になって絶対タイトル戦に出ると話していた二海堂があの言葉を

どれ程の気持ちで口にしていたのかを思っていた。

 
そして時間となり対局が始まる。

静かに駒の音だけが空気を震わせる中

相手の手を見た零はガチガチに固めて長期戦に持ち込む気だと判断していた。

 
指しながらもずっと”どうして”という言葉が

頭の中をぐるぐると駆け巡っていた。

 
棋譜を見て感じた。

あんた充分に指せたじゃないか。

じゃあなぜ千日手に持ち込んだのかと。

 
正しく戦ったとさっきの人たちは言っていたけれど

自分の読みの弱さを克服せずに

他人に負わせることが”正しい”というのなら

僕の答えはただ一つ、”ふざけるな”。

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<Chapter.63 王国➁>
ただじっとこちらのミスを影の様に息を潜めて待つ山崎に対し

零はそれなら見せてやるよと強気な手を指そうとした瞬間

二海堂のカッコつけんな桐山!という声が頭に響いていた。

 
その言葉に指そうとした手を止めグッと握りしめた零は

ずっと二海堂が自分のために言葉をかけてくれていたことを、

もっと自分の将棋を、自分を大切にしてくれと言っていたことを思い出す。

 
そして持っていた駒とは別の駒を手に取り指し始める。

新たに指した手を見た山崎の表情が険しくなる中

僕はいつだってこうだと二海堂やひなた、あかりのことを振り返っていた。

 
自分の事ですぐいっぱいいっぱいで自分以外の人の優しさとか

強さとかさみしさとかぜんぜん・・・

本当にいつも気づけないことをくやしく、情けなく感じていた。

 
そして対局が終わり記者たちのフラッシュが焚かれる中

病室にて対局の様子をネットで見ていた二海堂は

ハラハラさせやがってと言いながらも花岡と二人

零の勝利を喜ぶのだった。

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あくる日、お世話になった関西将棋会館で挨拶を終えた零は

丁度こちらに来ていた横溝が棋士たちと胃薬について

話しているのが耳に入る。

 
その胃薬は島田にもらった薬らしく

良く効くんだと話していた。

 
零は横溝からその胃薬をもらうと

すぐさま駅に向かって走り出す。

 
急に頭の中いっぱいにおとといの夜の彼女の

小さく丸まった背中が浮かんだ。

 
昨夜見た予定表を頭に思い浮かべながら京都駅まで新幹線だとひと駅、

間に合うか!?と思いながら彼女がいる新京極へと急ぐ。

 
到着した零は走りながら彼女の姿を探し

ふとよく知りもしない街で携帯も持っていない中学生相手に

新京極で自由行動でヒントだけって何やってんだオレと我に返るが

ひなちゃんの中学の制服を来た中学生を発見する。

 
しかし楽しそうに話す彼女たちを見た零は自分の時のことを思い出し

こんな笑い声の中には一人ぼっちの人間はいられない、

いられるはずが無いことに気付き彼女がいそうな場所を探し走り出す。

 
彼女はいつも泣きたくなると一人で河に向かっていたことを思い出し

向かった零は河の前で一人で座っている彼女の姿を発見する。

 
ひなたもまた零がそこにいるのに気付いたらしく

信じられない様子で矢次早に何でここにいるのかと問いかけられることに。

 
そんな彼女を前にようやく零は正気に戻ったのか

顔を赤らめつつ胃が痛いって言ってたからどうしてるかと思ってと

先輩からもらった良く効く胃薬をカバンから出そうとするが

次の瞬間ひなたは今まで堪えていたのが

溢れるかのように泣きながら零に抱き付いていた。

 
零はそんなひなたの頭に手を当て

頑張った、よく頑張ったねと声をかける。

 
ひなちゃんは大声で泣き出して止まらなくて

どんどん熱くなって制服も頭も汗ばんで

薄曇りの川風は肌寒くて零は彼女が風邪を引きやしないかと心配で

ただただ心配で仕方なかった。


感想

 
最後のひなたが零の胸で泣くシーンですが

原作でもそうでしたが

アニメになるとより一層くるものがありますね・・・。

 
零が来てくれて嬉しいとか旅行が辛いとか色々な気持ちが

溢れてのことだと思いますが

とりあえず零グッジョブ!!って感じですかね。

 
零自身なんで来たのかわからないままに来たわけですが

その根本には彼女を心配する気持ちだけがあったわけですから

零の行動は間違っていなかったと改めて思います。

 
河の前で一人座って蹲っているひなちゃんの目は

死んだようになっていましたので

もし零が来なければずっとあんな目をしてたかと思うと

正直胸が痛いですしね。

 
話は前後してしまいましたが

零が新人王になれたのは二海堂や

あかりさん、ひなちゃんのおかげでしょうね。

 
特に二海堂の声で零の指そうとしていた手がとまった時なんか

本当に病室からの声が聞こえたんじゃないかと思う位でした。

 
まあ、零が山崎に対して怒るのもわからないでもないんですが

そんな気持ちで指してそのせいで負けてしまったらと考えると

二海堂自身もやりきれないでしょうしね。

 
ともあれ出発前に川本家でひなちゃんに誓った通りに

新人王になったわけですから

山崎には可哀想ですが勝って良かったなと。

 
おそらく負けていたら顔を合わせづらくてひなちゃんの所へも

行かなかった気がしますし、最上の結果だったのではないかと思います。

 
話は全く変わりますが

今回の話で出てきた勝つ丼はヤバいくらい美味そうでしたね!

 
夜中だというのに何か食べたくて仕方なくなりました(苦笑)

まさに飯テロって感じです。

 
あの放送を見た人の中にも自分と同じように感じた人も多いはずっていうか

近いうちにかつ丼を食べようと決意した自分がいます(苦笑)

 
本当は今すぐにでも食べたいところですが

流石に夜中に脂っこいものは厳しいですし・・・。

 
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