第20章 カシャーン城塞の主
内容ネタバレ
若きの日のヒルメスは王である父オスロエス国王の息子として
明るく育っており、さらに鹿を一矢で倒すほどの腕前から周りからも
そして王からも次期後継者として期待されていた。
そんな王の傍には王弟アンドラゴラスの姿も・・・。
眼前の男がヒルメスであることに驚くアンドラゴラスに対し
ヒルメスは自身の火傷を露わにすると16年前に貴様が犯した大罪の証を見ろと告げ
自分こそがパルスの正統な王だと言いその場を去って行った。
ヒルメスが去った後アンドラゴラスは何故か狂ったように高笑いしだし・・・!?
スポンサーリンク
五百騎ほどの兵に追われることになったものの
ナルサス曰く王都奪還には兵の増強が不可欠であるとのことから
ダリューンが近くのガシャーン城の城主ホディールに助力を求めにすでに向かっているらしく
兵を連れて戻ってくるのを待っていた。
追い縋るルシタニアに対しギーヴとファランギースが弓で応戦していると
戦場に角笛の音が鳴り響き、ルシタニア兵に向かって矢の雨が。
崖の上にはダリューンと彼が連れてきた兵の姿があり
自分たちの不利を悟ったルシタニア兵はすぐさま撤退をするのであった。
その後ガシャーン城に到着したアルスラーンを迎えた城主ホディール。
ホディールは良く口が回る人物らしくアトロパテネの敗北を知ってから
国王やアルスラーンの安否を心配していたなどとずっと話していた。
アルスラーンはその話を聞いているのかいないのかそれよりも
城内に奴隷が多いことが気になるようで・・・。
そしてアルスラーンの無事を祝うためなのかホディールが用意した
大量の御馳走と酒に舌鼓を打つ一行だったが
その最中ホディールはアルスラーンに自分には娘がいることから
傍に仕えさせていただけるならばと話し始め・・・。
その場はなんとかしのぐことに成功したアルスラーンだが
ホディールは笑顔の裏になにか企んでいるようで・・・!?
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
感想の前にこの漫画の3巻目が2/9に発売されますが
すでに累計250万部突破しているとは驚きました!
これはあくまで今現在の話ですから3巻が発売されたら
300万部以上も十分有り得るのではないかと。
それに4月からはアニメも始まりますし
今年2015年一気に大ブレイクしそうな予感がめっちゃします!
これからもこの調子で連載を続けて欲しいものです。
ということで感想に入りますが今回新たにホディールが登場しましたが
ぶっちゃけかなり胡散臭いですね・・・。
なんていうか表情や言っていること自体は殊勝な感じですが
その裏で一体何を考えているのかわからないという印象。
アルスラーンに自分の娘を宛がおうとしたことなど
アルスラーンを利用して自分の地位を上げることしか頭にない気がします。
まあ、そんな感じの言ってみれば俗物なわけですが
現在のアルスラーンたちにとっては大事な味方なんですよね~。
いずれ敵になるような気がしますし要注意人物なのは間違いないでしょうね。
次回の展開についてですがホディール自身はともかくとして
ひとまず一休み出来たアルスラーンたちが次に何をしようとするのか次第でしょうか。
通常ならば他の味方になりそうな方達に会いにいって味方を増強するのが当たり前ですが
それをルシタニアが見過ごすとは考えられませんし、
良くも悪くも事態が動くような気がします。
ちなみに発売したばかりの3巻の情報についてはこちら!⇒アルスラーン戦記 3巻