キングダム 495話のネタバレ&感想になります。
第495話 相応の覚悟
内容ネタバレ
昌文君の懇願によって再び舞い戻ることになった李斯は
早速政のもとへと参上するが
その事を聞かされていなかった文官達は寝耳に水の事で大騒ぎに。
李斯は呂不韋の元で最もその陣営を支えかつ暗躍してきた人物であり
この男のせいで多大な犠牲が出ていたことからこの男だけは許すわけにはいかないとして
文官達は納得できずにいたが李斯から統一後に制定される法は
お前達の手に負えるものではないと言われ何も言い返すことが出来ずにいた。
そうした中、政は統一後の法とは統一行為そのものの意義を形にして
全中華の民に示すものでありその法作りの前にかつての因縁が何だというのだと諭され
政に従う形で矛を収めることに。
その後、現れた昌平君と介億は動いてくれた昌文君に対し英断であると評するが
昌平君は何か重い問題を抱えているらしく・・・。
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人払いをお願いし政と二人きりとなった昌平君は用意した地図に目を落としながら
李牧が陣頭指揮を取り出した趙西部からの攻略の糸口が
全く見えないと報告していた。
それは以前計画していた黒羊をその攻略の拠点に趙西部攻略が出来なくなったことを意味し
昌平君は李牧が趙西部の広範囲で突然複数の白を築き始めた事で
より複雑な防衛網を築こうとしているのだと語る。
さらに後方でも基礎作りは始まっており
結果長期戦になるであろうことが予想されており
十年ほどかかるだろうというのが昌平君の出した試算であった。
それは十五年で六国を滅ぼすという期日には間に合わないことを意味し
昌平君はさらにそこから邯鄲攻めに数年は必要であることから
正攻法では十五年かけても趙を滅ぼせるかどうかとなり六国制覇の夢は露と消えるのだと語る。
その話を聞いた政は頭を悩ませることになりつつも
先程聞いた言葉を思い出し、”正攻法”でなければ何かしらの策があるのかと問うと
昌平君は多くの犠牲を伴う奇策中の奇策が一つだけと答え
それは西部攻略を囮として王都・邯鄲の喉元にある大都市”鄴”を攻め落すというものだった。
あまりに突飛な策に呆気にとられる政に対し
昌平君はこれ程突飛な作戦でなければあの李牧を出し抜くことはできないとして
さらに鄴を落とすことが出来ればそこから三年で邯鄲を落とすことが出来ると告げる。
そして策としては下の下であり、仮にうまく途中をすり抜け鄴まで進んだとしても
強力な王都守備軍の包囲攻撃を受けることは必至であり
その中で鄴を落とすのは至難の業であると。
恐らく攻める側の我々は”全滅”をも視野に入れる覚悟が必要であり
それでも六国制覇の為にはこの一戦に踏み出す必要があるとして
政に相応の覚悟と共に鄴攻めの下知を自分に下さるようにと願い出るのだった・・・。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
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感想
何やらいきなりとんでもないことを言いだした昌平君ですが
それだけ李牧という人物が厄介だと言う事なんでしょうね。
兵力差にもよりますが元々地の利などから攻めるよりも守る方が有利ですし
さらにそれを怪物李牧が指揮するわけですから
ぶっちゃけ負ける可能性すらも考慮しなくちゃいけないですしね。
なので昌平君の考えた策については
正直選ぶ選ばないというよりこれしかないんだろうなという印象です。
あの感じで言うと恐らくこれまで以上の大戦でしかも
かなり厳しい戦いになるだろうことは予想出来ますので
信達これからの将軍候補や桓騎ら大将軍候補らにとっても正念場となりそうです。
まあ、でもこういう大戦は武功がハンパじゃないので
上手く生き残って戦功をあげることが出来たならば
信達も将軍になれるかもしれませんし、結果として面白くなることは間違いないかと。
次回辺り政が昌平君の策をとるかどうか分かると思いますが
これしかなさそうですし、おそらく昌平君に任せることになるんじゃないかと。
元々六国制覇自体正気では叶えられないですので
これしかないなら、やるしかないのではないかと思いますし。
何にしてもすぐにでも始まるわけではなく
色々準備してからの話だと思いますので
実際に攻めるのは最低でも3、4話先かなと。
もちろん早く始まっても一向にかまわないですし
それはそれで面白そうではありますが
なんとなく趙陣営の話も入ってきそうな気がしますのでそんな感じではないかと思ってます。
どう考えても厳しい戦いになるだろうことは間違いないと思いますので
その戦いがどうなるのか、信達飛信隊はどう動くのかを楽しみにしたいと思います。
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