2021年1月28日発売の
週刊ヤングジャンプ 2021年9号に
掲載されているキングダム 668話の
ネタバレ&感想になります。
第668話 裏切り
内容ネタバレ
互いに巫舞にて
決着をつけることになった
羌瘣と羌礼。
どちらも一歩も退かず
激しい戦いを繰り広げるが
礼は語る。
私が識だったら
お前は死んでいるのだと。
羌瘣も識が天才だったと返しつつも
だが私の力もこんなものじゃないと
もっと深いところまで来いと
挑発めいた言葉を投げかけていた。
その言葉に憤り
激しい攻勢に出る礼だが
貂は羌瘣の言葉を思い出す。
礼が識を殺めたかもしれないと聞き
そんな礼を救えるのかと
問いかけた貂に対し羌瘣は語った。
分からない・・・
でも分かっているのは礼を救う鍵も
”識が持っている”ということだと。
羌瘣と激しく斬り合いながら
礼は自身の剣である
白鳳へと語りかける。
もっとだ、もっと深いところへ
行くぞ白鳳。
私達はもっと深いところに
”あの時”・・・。
そう思い”祭”での戦いを
思い出した礼の巫舞によって
羌瘣は先程までとは一転して
劣勢に立たされていた。
あの時の事を思い出しているのか
狂気的な貌を見せながら
礼は凄まじい混沌だったと語る。
あれは正に狂宴だったと。
あの時私の巫舞は
今までにない深さに・・・
だから周りの奴らを次々と・・・。
そう語る礼に羌瘣は
識もその深さに
いたのかと問いかける。
その言葉に礼は
当然だろうがと憤りつつも
識は天才、私より強くかしこく
やさしい、祭を勝ち残るのに
一番ふさわしい奴だったと語る。
しかし羌瘣から
じゃあなんでその識が
死んだのかと聞かれ口にしたのは
識が裏切ったからという言葉だった。
言葉の意味が分からず
二人で口裏を合わせて
祭に挑んだのか?と問いかける
羌瘣だが礼は逆だと否定する。
私達は正々堂々と挑んだ。
識がずっとそうしようって
言ってたからと。
祭が行われると言われた時
識は言った。
仲良くするのはここまでだ。
今から私達は敵同士。
私は絶対に死にたくない。
祭で躊躇なくお前の首を飛ばすから
そのつもりでいろ。
生き残るのは私だ。
そう言った礼の目は初めて見るもので
私はバカだから思ったんだと語る。
いよいよ祭が始まると。
さらに祭での事を聞かれ礼は
その凄惨な戦いを語る。
正に死に物狂いで戦ったが
あの祭の代表者達の実力は
皆ほとんど差がなく
開始前に分かった。
唯一人識だけが
頭一つ抜きんでていると。
だから私は必死に戦った。
ザコなんて一人もおらず
全員強くて何度も呼吸が尽き
体中に傷を負いながら。
私だけじゃなく皆がそうしていた。
そうやって死んでいったのだと。
どれだけ戦ったのかも
覚えておらず自分が
息をしているのかも分からなかった。
でも気づいたら周りで
動いている奴は居なくなってた。
そして勝ったのかと気が抜け
その場で後ろに倒れそうになったが
同じように倒れてきたものがいた。
すぐに背中で感じ取った。
もう一人生き残りがいて
それが同じように
ボロボロになった識だと。
あの時私は何か言おうとしたのに
識が考えるヒマをくれなかった。
背中から凄まじい殺気が・・・。
互いに振り向き様に
放った一撃は私の方が遅かった。
私の突きの方が識の薙よりも。
なのに識の薙は私の
首の手前でピタと止まり
私の突きが識の体を・・・!?
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
改めて礼の口から
祭の事が語られましたが
本当に言葉がない。
以前幽連も祭の事を
語ってましたが
本当に救いが無いなと。
幽連の時とは違い
誰かが手を組むという事は
なかったみたいですが
その凄惨さは変わりないですね。
まだ少女と言ってもいい者達が
一人になるまで殺し合うというのは
イカレてるとしか言い様がないですし。
それにしても識が
何故死んだのかについてですが
礼の話を聞く限り
最後は礼に譲った感じなのかなと。
あのまま剣を止めなければ
識が生き残っていたのは
まず間違いなさそうですし。
正直言ってしまえば
どちらが生き残ったにせよ
心を壊すのは目に見えていますが
それでも識は礼に
生きていて欲しかったんだろうなと。
まあ、識は天才だったみたいですし
礼の心が壊れても
羌瘣がなんとかしてくれると
思っていたのかもしれませんが。
ともあれ祭での事が
明らかになったので
あとは羌瘣がなんとかして
礼を救うだけですね。
見た感じ戦い自体は
礼の優勢ではありますが
羌瘣が幽連を倒した時には
もっと強かったと思いますので
その力を出せればと言ったところ。
なんにしても礼を救えるのは
羌瘣しかいませんし
なんとかして妹分を
闇の中から救って欲しいものです。
気になる続きについてですが
次号は休載とのことですので
続きは2/10発売の11号とのこと。