テラフォーマーズ #43(216話)のネタバレ&感想になります。
#43 NOT WORD, BUT WALL 地と壁
内容ネタバレ
イワンの映ってねえぞ、そのカメラという声に
我をとり戻した<祈る者>はすぐさま己を縛る蔓を切り
イワンへと襲い掛かっていた。
イワンは幻覚から覚めるのが思いのほか早い上に
狙いも正確だと評したものの
その攻撃は想定されたものだったらしく
次の瞬間には再び蔓で捕えていた。
その上でどうやらイワンが持ってきた機材はカメラではなかったらしく
カメラのように見えたその機材は機械音と共にその姿を変えたかと思いきや
大きな音と共に捕えた<祈る者>の胸に風穴を開けるのだった。
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イワンがターゲットである<祈る者>を排除し
制圧された3つの島のことを考えていた一方、
米軍の司令官は部下から制圧された島についての報告を受けていた。
司令官は改めてテラフォーマーを甘く見るなと注意した上で
次に動きがあるとすれば南極→南鳥島か南鳥島→種子島か本土だろうと考えており
この際非難はいくらでも浴びるとして
人質がいない南鳥島だけ条件を下げるようにと指示するのだった。
しかしそんな司令官の指示を嘲笑うかのように
突然島にあるモノが姿を現す。
突然現れたそれはかかった時間が明らかにその規模、
その類いのものを建てる場合のそれではなかった。
決して油断していたわけでは無く
人間の軍人はテラフォーマーの”戦闘力”は十二分に警戒していた。
その上で敢えて言うならほんの一瞬目を離した隙に
それはコンペも式典もなく”建築”されていた。
鹿児島、種子島、南鳥島の三島に突如として姿を見せた
巨大な建築物。
そういえばテラフォーマーとはいつも戦っていた。
彼らは全員が100メートルを2秒台で走り
片手で飛行機を持ち上げその巨体で飛ぶ。
戦ったことのある者達はその恐ろしさを十分に知っている。
司令官はその力を”戦力”ではなく”労働力”として使えば
こうなるわけだと呟いていた。
そして改めて”火星で進化したゴキブリ”
テラフォーマーの恐ろしさ、脅威を知るのだった・・・。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
イワンがそれなりに強いことはわかっていましたが
思いのほかあっさり始末してましたね。
これまで何人もの戦士を撃退してきた
テラフォーマーでも重要な立場にあると思われる<祈る者>が
こうも簡単にやられてしまうとは正直思いもしませんでした。
戦いにも相性というものがありますし
先手をとられてしまった<祈る者>が負けるのは理解できるんですが
正直本当にあれで死んだのかと・・・。
まあ、本当にこれで排除したのであれば
おそらく彼の役目がもう終わったからだと思いますので
やるべきことはやったから退場という感じなのかも。
それはそれとしていきなり島に巨大な建築物が出来ていましたが
あれって一体何が目的なんでしょうね?
鹿児島は♀な感じのもので種子島が巨大な顔を表したもの、
南鳥島がピラミッドみたいな形とそれぞれ違うわけですが
それぞれコミュニティが違うんですかね?
短期間のうちにそれを造ったという事実こそ驚愕しますが
その目的がわからないだけに不気味です・・・。
何らかのモニュメントなのかどうかもわからない状況ではありますが
テラフォーマーが意味もなくあれを造ったとは思えませんし・・・。
なんかわからないことだらけではありますが
話が進んでいくうちにその理由もわかってくるでしょうし
今はテラフォーマーの労働力パネェ!と
でも思っておけばいいのかもしれませんね(苦笑)
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